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創作秘話って程のもんじゃないけど

どうもです、アイスが冷凍庫内でじわじわと勢力を広げています。
カミヤ マコトです。

そんな訳で、
『死穢(しえ)を導くリザスター』
https://kakuyomu.jp/works/16818622176470589023
をバリバリ連載中です。

こちら、角川学園ミステリー&ホラーコンテストのホラー部門にエントリー中です。
応援、ご愛顧感謝なのです。
そしてまだ六話目ですので、未読の方もすぐに追い付けると思います。暑い週末のおともに、是非是非どうぞ。

  *

それから裏話とか製作秘話みたいなのをちょこっと。
今回は、どのようにこの作品を作り始めたのか、みたいなのをざっくりと。

今回の作品は、元々別の公募に応募しようと思ってネタを練っていたのですが、この学園ミスホラコン開催が発表されたのと、その公募が今年開催されるのかその時点で不明だったので、結局こちらに回した訳ですが。

ネタを練る段階でまず重要視したのが、「学校舞台で、キャラ立ってて、ばちくそ怖いやつ」という内容でした。
その公募では別に無理に学校でなくとも良かったのですが、その公募のカラーが「若者向けのキャラ立ってるホラー」だったので、考えた結果、学校舞台にしようとなりました。

それで次は「立ってるキャラ」を考える訳ですが。
新しく作っても良かったのですが、いやここはインパクト勝負だろ、と考え、自作でお馴染みのカラハ君に登場して貰う事にした訳です。
カラハみたいなのが教師として学校に来たら面白そう、という感じですね。

それで潜入捜査する訳ですが、カラハは強いからカラハ目線だとあまり怖くならない。ついでに、女子側の目線も欲しい。相棒として女性を潜入させてもいいけど、やっぱり強いキャラだと怖さが出ない。
そこで、カラハ達とは別に一般人のヒロインを出そうと考えた訳です。
どうせなら引っ込み思案な子にして、などとやっていたら作品の原型が出来た次第でした。

そして自分はいつも作品を書く際に、作品やキャラのイメージソングやテーマ曲を勝手に決めているのですが。
今回の曲は
小林太郎「聲-Koe-」
です。
この曲を効いた時に、一気にぶわーっと色んなイメージが広がって、頭の中でキャラの表情や設定、舞台が具体的に脳内に溢れて、更に動画やイメージ画のようなものが展開されていきました。
youtubeにこの曲の公式PVがありますので、気になった方は是非聞いてみて下さい。

さて、自分的にはここまで来れば半分以上は出来上がったようなもんです。
タイトルと同時にヒロインの名前も決まり、あとは細々……ほんとこまごまと、色んな詳細部分を詰めていく作業です。
色んな資料を読み込んで、具体的なイメージを重ねて、舞台やキャラを頭の中で作り上げていきます。
ストーリーはやっとこの段階で作り始めます。
でも物語の細かい部分は決めません。あくまで大まかな流れと状況だけを作り、実際にはそこへキャラを放り込んでキャラに自由に動いてもらいます。
あれですね、TTRPGのシナリオ作るみたいな、そんな感覚です。

ざっと、こんな感じでしょうか。
結構適当に書いたし、それ以前にまああんまり創作の参考にはならないと思います。
こんな風に作るのか~、みたいなぐらいの軽い気持ちで読み飛ばして下さい。

あと、実際に書く段階では、何より大事なのが
「キャラの行動を、無理に物語に沿わせようとしない」
「文章は手癖で書かない。表現や主語述語、てにをはなどをきちんと考えながら書く」
の二点ですかね。
自分は論理的な思考が苦手で、経験則と感覚だけで文章を書いているような人間なので、うっかりしないようにと後者は特に気を付けています。

……と、ちょっと長くなりましたが、今回はこれぐらいですかね。
出来れば週6、駄目でも週5ぐらいで連載続けていこうと思っております。
全部で46話~50話ぐらいの予定ですかね。
読者選考は無いけれど貰えると執筆の励みになるので、★やハート、コメントなどで応援して頂けると嬉しいです。
あと、誤字脱字があればそっと教えて頂けるとありがたいです。

……実は心霊系を取り入れた作品は何気に初かも。
という事で、また近い内に、です。
それではまた、んでは、ではでは!

4件のコメント

  • イメージテーマの曲。
    凄く分かります!
    私も作品を書く時、それをイメージする曲を聴くことが多いです。
    イントロで流すパターンと、エンディングで流れるパターンとか。

    頭の中でイメージが湧いてくる。
    それを如何に読者に伝えるか……が意外と難しいんですがね(^_^;)
  • ■> sorarion914さん

    わーい仲間がいた!!
    「絵やイラストから物語が広がって」というのは結構聞くんですが、曲からってのは意外と少なくて……。
    ああ、でも確かに読者に伝えるのは難しいかもです。でもいいですよね、音から広がる物語。
  • 今回のお話、創作論として公開したら、けっこう読まれそうな気がしますね。

    >「キャラの行動を、無理に物語に沿わせようとしない」
    「文章は手癖で書かない。表現や主語述語、てにをはなどをきちんと考えながら書く」

    こことか特に、大切なことなのに、できていない作家様が多い気がしますね。
    まあ、私が言えた義理ではありませんが😅笑

    そういった方たちの助けになりそうです!私も気をつけなければ!
  • ■> 兎のしっぽ🐇さん

    ありがとうございます! コメント返信遅くなってすみません。
    キャラに関しては、自分のようなタイプだとこれがベストなのですが、逆に完全に「ストーリーの為に必要なキャラを配置する」タイプの人だと当てはまらないのかも知れません。その辺は書き手のタイプによって違うのかも……と思ったりします。
    手癖で書かないのは一番大事かもです。意外と語彙の使い方とか間違っている場合ってありますし、ワンセンテンスが長い文を書いていると、いつの間にか捻れていたりするので……。
    絵と一緒で、時々基本に立ち返ってデッサンやバランスを確認してやらないと、手癖がどんどん悪化して奇形変化を起こしてゆくんですよね。

    いや、でもわざわざ創作論で書く程の事では……と、ただのワナビな自分なぞが偉そうに書くのはちょっと、と尻込みしてしまうので……。
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