言語矯正プログラム No.101 Report
この世の中の言葉の分類に対して、現代の言語の使用状況を鑑みた形で提供される新たな視点の開発が始まった。
「希望族言語」と「絶望族言語」
この二つを軸にした言語分類が進み、社会的に要求されているのは前者であることが判明している。特にSNS等の言語が飛び交う場では「絶望族言語」を主要言語とした投稿を、倫理・社会的に否定する意見が見られる。また、「絶望族言語」の使用は、生命維持活動の障壁となることや、生産性の著しい低下を招くとされ、昨今では使用を禁止するような働きも確認されている。
そこで私は「絶望族言語」の使用に対する考察を目的に、言語矯正実験空間における〔言語矯正プログラム〕を開発した。実験空間内での一時的な「絶望族言語」の暗号化による根絶と「希望族言語」への変換・矯正及び再教育を目標としている。
客観的な意見を取り入れるため、「絶望族言語」による言葉群をこのプログラムによって検閲し、「希望族言語」へと変換した形で公開する。「希望族言語」が絶対なのか、「絶望族言語」の必要性はないのか。この実験の結果から示唆される言語の価値を鑑みて考察してほしい。
↓実験空間へのアクセスはこちらから
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918548423※実験空間では「絶望族言語」が自動で暗号化されるため、「絶望族言語」を用いた元の本文を閲覧するためには実験空間外で検閲を解除する必要がある。検閲解除については参加者に各自で行ってもらいたい。