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KAC2052

 のお茶を濁しました。

 お茶を濁すと言った通り、苦肉の策でございます。
 あこがれで明るく面白いものがかけなかったので、シュールに逃げた筆者でございます。

 そもそもあこがれというものをよく考えてみますと、ある欲望とその実現の困難さの間に生じる対立の感情であります。
 こういう物を長く持っていると危険ですので、大抵の場合は行動なり諦念なりで決着をつけてしまうものですが、物語としてはそれだと面白くないのです。
 そのため登場人物には本来懊悩していただくわけですが、この懊悩というのを面白く書こうとすると、私にはとってはそれなりの尺が必要になってくるのです。
 つまり、短編であこがれを書くのは私には難しかったという愚痴になります。

 解決策としてあこがれが生まれる瞬間だけを書こうかなとも思ったのですが、いくつか試しても子供も騙せないようなものしか書けなかったので、終状態だけ書かせていただきました。
 大衆に寄り添える作者の方にはあこがれます。
 こんな感情を持ち続けるのはよろしくないですね、もっと研究を重ねましょう。

 ちなみに私はホヤの刺し身はあんまり好きじゃないです。
 食べられないほどではないですが。

 今年のKACはいまいちノらない気分ですが、これも修練と思って参加する予定です。
 次回はKAC20253になると思います。

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