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とりあえずフォローの功罪

みなさん、フォローしてますか?

わたしはしています。
今日も軽率に、ポチっと。

そもそも人はどんな時フォローするのでしょうか?
例えば一編の大長編を読み通し、登場人物の運命に胸躍らせ、時にはともに涙し、迎えた結末に、あぁ、と安堵の(とか、至福の、とか、昂奮の、とか、なんかそういう)溜め息を吐きながら、しみじみと、もうこの話、一枚一枚ガリ版で刷って、丁寧に製本して、自分の本棚に並べたい……と思いながらするフォロー。

そういうのもある。
わたしのフォローにももちろんそういうの、ある。
ただ、フォローにはもうひとつのかたちがあります。

そう、とりあえずフォロー、です。

タイトル!キャッチコピー!バーン!!で即クリックしたわたしはあらすじを読んで、あ、もうこれ好きなやつだわ、ぜったいおもしろい、と思いつつ第一話に進んで、あ、うん、やっぱそう、これ好き、ヤバイ、と思いながらも、でもなんかそういうアレでもないからちょっとまたあとで、いや、いつか読む、きっと、でもまだいまはその時じゃない、と心の中で言い訳しながら作品のフォローボタンをポチっと押して左上の「カクヨム」アイコンをクリックする。

とりあえずフォローです。

……くれぐれも申し上げると、その作品がつまらなかったとかそういうわけではけしてない。
むしろ逆。
好き。
好きなの。
でもいまはまだその時じゃないの。

個人的な感覚なんですが、創作に向き合う時っていうのは、読むほうも、体力というか、体調、心理面も含めたコンディションが要求されて、それが万全でない時に「ヨム」のははばかられる。

一番しっくりくる言葉は、もったいない、かもしれない。
このお話、いまのコンディションで消費しちゃうのは、もったいない。

そう思ってポチりポチってポチったりしていまわたしは作品フォローが269件あります。

……まって、ほんと言い訳がましいけど、ほんとにポチるときは読むつもりでいるの。
でもついつい肩の力を抜いてゆる~く読めるエッセイとかのほうを気づけば拝読していて、いつのまにかフォロー数ばかりが積み上がり、おまえのいつかっていつなんだよ、という事態に発展する。

追加で言い訳を始めますけど、ぎゃくに、ぎゃくにね?
いま読み切ってレビューとか書かせてもらってる作品がどうでもいいのかっていうとそんなことはぜんぜんなくて。
そういう作品はわたしのコンディションとタイミングがカチッと噛み合ったときにガッと読ませてもらったか、コンディションが悪くとも、そこから発生するもったいないオバケを斬り伏せて読ませられるようなパワーがあった作品ってことで、やっぱりすごいおもしろいと思った作品なわけです。

ということで、まあ、そういう使い方してるやつもいるんだ、ということで、フォローだけあって♡も☆もつかなくて謎、みたいに不審に思われたことのある方も、なんか、そういう生き物もいるんだ、と生暖かく見守っていただけたら、という、そういう話でした。

何卒、何卒よろしくおねがいします。

追伸:
その流れでいうと、わたしは、とりあえずユーザーフォロー、はあんまりしないかもしれません。
ユーザーフォローはいくつか作品を読ませていただいて、あ、この人のヴァイブスにはわたしのハートもビートだな、と思ったときにさせていただく感じで、作者さんごと好きー、って感じです。
そういうわけで、重ね重ね、まあ、そういう使い方をしてるやつもいるんだ、っていうような話でした。

こちらからは以上です。

2件のコメント

  • はじめまして! 朗読してほしい方集合! に参加いただきありがとうございます!
    失礼ですが、お名前はどのように読めば良いでしょうか? エムワイゼットさん、で良いでしょうか……?
  • はじめまして!
    滑り込みで、すみません。
    名前は特に読み方を指定しない感じでいきたいので、おまかせしますというか、もちろん、エムワイゼットでもだいじょうぶです。
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