• SF
  • 詩・童話・その他

明日、世界が終わる頃に『世界樹の下で』

バックホーンの『世界樹の下で』の話。

○○様、私は以前より貴方のことを好いて居りました。突然こんな手紙を受け取られ、さぞ困惑されていることと思います。その上また、いきなりこんなことをお伝えして、困惑を深めているのでしょう。ですが先刻、貴方が早晩にも此度の…にお立ちになると耳にしました。その前に、どうしてもこの思いをお伝えしたく筆をとりました。貴方に、直接お伝えしたい思いがまだ沢山有るのです。明日の夜は、幾年振りかの星降りの夜とのことです。私は丘の上の、あの木の下でお待ちして居ります。もはや、いらして下さらないだろうことは、充分存じて居ります。それでも、いつまでもお待ちして居ります。
明日、世界が終わる頃に『世界樹の下で』。

話は変わりますが自主企画開催しました。
以下の問いに解を求む。
https://kakuyomu.jp/user_events/16816700426537585246

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する