2016年9月29日某時刻。
私はこの日を忘れたくないがために、近況ノートに書き残しておく。
それは不審なある一本の電話が、辺りは真っ暗闇に包まれていた時に掛かって来たのです――prrr、prrrrr、prrrrr。
私「はいもしもし」
?「あ、産まれたよ」
私(産まれ――)
産まれた、とは、私の心当たりで唯一だけだったが故に、受話器越しに聴こえる幽し声の主がすぐさま姉のものだと分かったのです、そう。
2016年9月29日、待望の姪がこの日、産まれました。
この報せを受け、私の心中はそれはもう喜悦に包まれました。
丁度、今プロットを練っている拙作のコンセプトが、この喜悦に通ずるものだったもので、私、サカイヌツクはいそいそとしています。
願わくば、姪には健やかに成長してもらい。
そして願わくば、姪には私から色々と学んで貰いたい気持ちで一杯です。(反面教師的な意味合いも含め)
ふ……ふっふっふぅ、英才教育の幕開けだぁ。