毎日遊んでいたMMOゲームがサービス終了を迎えたら——。
そんな世界をテーマに、「モコモコシティ」を書き始めました。
ゲームのアイテムや装備がなくなってしまうのも寂しいけれど、それ以上に、仲間と過ごした空間(ゲームの世界)がなくなることや、みんなに会えなくなることが、何より切ないのではないでしょうか。
この世界のゲームをプレイする中で、仲間たちの見え隠れする現実の悩みに気づく瞬間がありました。
たとえば、仕事で疲れている仲間の愚痴を聞いたり、学校の友達付き合いで悩むフレンドを励ましたり。いつの間にか、そんなリアルな悩みを解決してあげたいと思う、不思議な気持ちになっていました。
モコモコシティでも、タクヤやシマロン、まーみんやクルミたちがそんな絆を育んでいる姿を描きたくて、第1話と第2話を書き上げました。
サービス終了とともに消えてしまったアバターたちは、何を思ったのでしょうか。
仲間との思い出や、ゆったり流れる時間の中での冒険を、どう感じていたのかな。
そんなことを思いながら書いています。
第2話まで書いてみて、シマロンやピヨのドタバタ、ミラーノのナルシストっぷりに癒されながら、私自身もモコモコシティの世界にいる気分で書いています。
読者のみなさんにも、この優しい世界を楽しんでもらえたら嬉しいです。
