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タイトルについての話(?)

こんにちは、こんばんは、弓袴女々です。
お久しぶりです。めっきり寒くなってきましたね。
あと日暮れが早い。まだまだ日の入りは早くなりますが、
今の季節はどことなく侘しさを覚えたりする時分だったります。

さて、題名についてです。
作品のタイトルとは興味深いもので、
「第8回ハヤカワSFコンテスト」で優秀賞を獲得された
『電子の泥舟に金貨を積んで』が紆余曲折を経て(?)、
『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』
に改題するだのしないだのという話題を目にしました。

実際にどうなるかは知らないのですけれど、
元々の題名は非常に文芸らしいもので、
後者はいかにも最近流行りのいわゆる「ラノベ調」のもののように思います。
ネットで後者の案は散々叩かれていたらしいものの、
現実を見るとカクヨムのような投稿サイトや最近のライトノベルでは
こういった説明調のタイトルは非常に多いように感じます。


それにつけて改めて自分の作品を見てみたのですが、
説明調のタイトルは一つもありません。
お世辞にも私の作品は閲覧数が多いとは言えませんし、フォロワーも少ないです。
「最近のネット小説じゃタイトルがあらすじの代わりになってるんだよ」
という意見も目にして、少しこれについて考えました。

私は基本的に「書きたいものを書く」というスタンスを崩したくありませんし、
「評価を得るため、承認欲求を満たすために書く」ということは出来ません。
「そこまで器用に書けない」と言った方が良いでしょう。

が、書いて投稿している以上、多くの人に読んで欲しい、
あわよくばカクヨムリワードでお金がもらえるくらいになりたい、
と思ったりもします。
一応、まぁ、何と言うか私も人並みに承認欲求がある、というわけです。


そこで今日、もし現在連載している
『アンドロイドは並行世界の夢を見るか?』
を説明調のタイトルにしたらどうなるんだろう、と考えてみました。
結果……

『敵との交戦の結果、自決したと思ったら奇妙な中世世界に飛ばされたんだが?』

という風な感じで思いつきました。
……正直、ピンときません。「面白い題名なのか、これ?」と頭をひねります。
一気にネット小説のような雰囲気は出たような気がしますが、
これが求められているものかと言われるとさっぱりです。
たぶんこういったところにもセンスというものが出るのでしょう。
「いやいや、めっちゃ面白そう! 題名変えた方が良いよ!」
と思われた方は一報ください。改題を検討します。割と真面目に。


さて、なんだかどっちらけの書き込みになりましたが、
個人的には『人を惹きつけるタイトルとは難しい』という結論に至りました。
小説は内容を読んでもらってなんぼのモンだと思っていますが、
タイトルの時点でそれは始まっているのですよね。

実際ハヤカワ文庫さんのような所でも悩むのだから、
皆さま悩むのも当然かもしれません。
私は結構適当にタイトルをつけてきましたが、
もう少しは考えてタイトルをつけてもいいのかもしれません。


えーっと、とりあえず以上です。
ふとタイトルについて思うことがあったので、
「たまには近況ノートで書いてみるか」という気持ちで書きました。
あまりにも内容のない文章で我ながら笑っています。

最後になりましたが、
『アンドロイドは並行世界の夢を見るか?』にハートや星をくださった方、
そして少しでも興味を持って読んでくださった方に感謝を申し上げます。
本当に力にさせていただいております。
話はもう少し先、一応区切りがつくところまで書き進めてありますが、
それ以上に進めるかどうか悩んでいる最中です。
まぁ、何はともあれもうちょっとお付き合いください。


それではこの辺で。
時節柄、風邪などひきやすいですし、コロナもまだ猛威を振るっております。
皆さま、くれぐれもご自愛ください。
ではでは。

5件のコメント

  • いつも楽しみにしております。
    『アンドロイドは並行世界の夢を見るか?』は、割とハードなSFでありながら柔らかい要素もしっかりつながっているところに魅力を感じています。文芸風のタイトルでよいのでは(少なくともその案なら今のままの方が。しかし、時間ものかと思いかけてましたが、、、改めてタイトル見ると結構考えちゃいますね、、、)
  • 僭越ながらネット小説スタイル?で、タイトルを考えました。

    『自決したはずなのに、女性だけの中世世界で目が覚めた』『スペースコロニーの連絡チューブを神と信じる君に、何を伝えればいいんだろう』

    タイトル案2つ、というより、一個目がタイトルで、二個目が紹介文ですかね、、やっぱり変えなくてもいい気がしてきました、、失礼しました。
  • >tamono様

    コメント&タイトル案ありがとうございます。
    やっぱりタイトルというものはなかなかに難しいものだと今日一日思っていました。ああでもない、こうでもない等々考えていると何が一番良いのかわからなくなってくるものですね。
    あと、カクヨムでは紹介文も大切にしないといけませんね。
    タイトル案は正直何が良いのかわかりませんが、2コメント目の紹介文はとても素敵なものに感じました。パッと見た時に多くの興味をもってもらえそうです。

    今まで紹介文はタイトル以上に考えずに書いていたので、私も改めて良いものがないかと考えてみようと思います。
    それでは、色々とありがとうございました!
  • いつも楽しく読ませてもらってます。
    私は最近流行している説明調のタイトルだと逆に読む気がなくなってしまいます。
    もちろん10代の若い方たちや軽く読みたい方にとってはひと目で内容が理解できるからとっつきやすい、ということは分かるのですがタイトルであまりに説明しすぎているともう内容を読まなくてもいいのではと思ってしまうのです。
    逆に内容を読んでからタイトルの意味が分かるような作品の方が好みです。

    あくまで個人の偏った意見ですが参考になれば幸いです。
  • >@Karasu8様

    コメントありがとうございます。

    私もどうしても説明調のタイトルは少し敬遠しがちです。
    中には良質な作品もあるとは思うのですが……何と言えば良いのか、どうも「それじゃあ読んでみよう!」という風にはなりがたいです。
    あまりタイトルで説明されていると内容を読まなくていいような感覚になってしまうのははわかる気がします。
    これは若い世代、10代の若者のネット発の文化(?)だと思っていましたから、ハヤカワ文庫さんの改題の件は本当に驚きました。

    貴重なご意見ありがとうございました!
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