というわけで、「世界で一番嫌いな君に口付けを」完結しました。想定通りきっちり10万字。いいですね。
星をくれたりブクマくれたりハートくれたりコメントくれた皆様、ありがとうございました。コメント、全部読んでます。
やー、長編オリジナル難しいですねー。長編の段階で難しいのに、オリジナルですよ。キャラ考えなくちゃいけない。それで上げたり下げたり伏線貼ったり回収したり。つら。
「文章を書く」と「ストーリーを作る」って全然別の作業ですよね、ということを思い知りました。当たり前やんね。
もっと地獄に出来た気はする。
ここからネタバレです。
読んで頂ければ分かるとおり、複数人交際エンドです。一時的なポリアモリー、になるのかな?どうだろう。
ぶっちゃけラスト手前のシーンが書きたかっただけです。三人が順繰りにキスするところ。
好きな子とキスして、好きな子が別の子とキスする姿を見せつけられて、最後に嫌いな女とキスをするシーン。
性癖って大事ですね。
実質NTRたり、「僕の(私の)方が先に好きだったのに」をかましたり、大嫌いな女にキスを迫られたり、超絶嫌なのに恋のために自主的に応じたり、泣いちゃったり。
すべて私の癖です。
展開を考えるとき、それ以外に道標は無いですよ。いやあるのか?どうなんだろう。
パンツを脱ぐ、って誰の言葉かと思って調べたら、庵野監督なんですね。まあそういう感じです。
脱いでいきたいです、パンツ。出来るだけ技巧を尽くして。
結局、自分が見たいものしか作れないじゃないですか。だからまあ、鏡ですよね。私の書いたものこそ、私の好きなものである、という。
それが分かっているから、つい格好つけたくなるんです。「こっちのほうが世間的に面白い」とか「こっちのほうが小説が上手そうに見える」とか。
そういうのは性癖の次で良いんだろうな、と思いました。
何の話だ。
とにかく10万字を掛けて、水谷は常識とか良識とかの壁を打ち破りました。ちゃんと告白したし、失恋したし、夏休みの宿題より大切なものを手に入れました。
お疲れ様!良い夏を。