タイトル作品をアップしました。ある創作ワークショップの課題として書いたものです。大学生になってすぐに西洋絵画と出遭い、最初に好きになった数人の画家の一人が本作の主人公のユトリロ。白いキャンバスを更に白で描き分ける手法に魅了され、3年になってバックパッカーとしてヨーロッパを2ヶ月放浪した際も、ユトリロの白は実際に網膜にどう映るのか体感するのもその大きな目的の一つで、モンマルトルの丘を歩き回りました。40年の時を経て今も愛する画家の生涯のいくつかの場面と心情を自分なりの解釈で文字に起こすことができて幸せです。
これまでのウルトラものとはガラッ(笑)と変わった文芸寄りのものですが、当面はこちら系の作品を書いていければと思っています。