昨年4~12月にかけて作った小説の企画書です。ちょっぴりエッチな学園ファンタジー!
そのうちカクヨムかノクターンにでも書こうと思います……! 読みたい、という方はコメントやいいねください!(あと商業化してくださる出版社様もいらっしゃったら、お声がけお待ちしています)
2023年12月14日
軽井広
無能と幽閉された魔術師は、キスで生意気女子たちの魔法を奪って無双する(魔法をエッチで奪って無双&わからせ学園もの)
🌟 タイトル(候補)
・「無能」と蔑まれた少年 、生意気美少女たちを隷属させて最強へ
🌟コンセプト
① 無能と蔑まれた魔術師の少年が、強力な魔法を多数手に入れて成り上がっていく
② その過程で、自分を見下す同級生、先輩、教師、あるいは学院を襲う強敵たちを屈服させ、支配していく爽快感(わからせ・ざまぁ)
③ 複数のヒロインをわからせて、所有物にしていく。キスで魔法を奪うちょっとしたエロ……というハーレム要素。
🌟キャッチコピー
生意気美少女たちを「わからせ」たら、最強の魔王になった
🌟想定読者
男性読者(10代~)
🌟おおまかな話(全体像)
侯爵の長男エドは、莫大な魔力量を持つため将来を期待されていた。ところが、蓋を開けてみると、エドは何の固有魔法も使えず、ただ古ぼけた剣を召喚できるだけ。
無能とみなされたエドは幽閉され、公爵令嬢イリスとの婚約も破棄。侯爵の跡取りの地位も奪われ、両親・弟妹や使用人から虐待される日々を送る。
エドを心配し愛してくれたのは義姉のコーデリアのみだった。彼女もまた「爆弾魔法」という役に立たない魔法しか使えず、冷遇されていた。
そんなある日、エドは自分がキスで女性を隷属させ、その魔法を支配 する剣を取り出せる「隷属魔法」が自分にあることに気づく。エドは義姉のコーデリアに頼み、彼女とキスをした。
爆弾魔法が使えるようになったエドは、爆弾魔法を上手く利用することで家族たちに復讐し、家を乗っ取る。
やがてエドは全寮制の魔法学校に入学するが、爆弾魔法が低評価なせいで実技試験の結果として最低ランクのFクラスに分類され、教師や優等生たちから見下される。
だが、エドはキスで魔法を手に入れることで強くなり、成り上がっていくことを決意する。エドは元婚約者の公爵令嬢・イリス、Aクラスの美少女魔術師ソフィアたちを屈服させ、そして、彼女たちからキスで固有魔法を奪い、隷属させることとした。
やがてエドは王子をも倒してその愛人たちをも自分の所有物としてしまう。エドは王国を乗っ取り、近隣諸国も征服して「魔王」として称されて恐れられた。そして、世界を自分の理想通りに作り変えていく 。
🌟世界観
魔法の存在する大陸。貴族や上流階級の人間は、「魔法が使える」ことを特権階級の証として、平民との身分差を制度として維持している。その中の王国にある魔法学校が舞台。
貴族はそれぞれ血筋に応じて、「固有魔法」という強力な魔法を一種類使うことができる。
王立魔法学校は、三年制で、15歳~18歳の貴族や上流階級の少年少女が通う。全寮制。各学年は成績順に上からA~Fクラスに学級がクラス分けされている。
王国の外ではより強力な国家・「帝国」 や「共和国」(のちのち主人公の征服対象に)が覇権を競っており、魔法学校での教育は戦争における「戦力」の増強の意味も持っている。
🌟キャラクター
・エド……魔術師の少年。王立魔法学校の1年生( Fクラス所属)。15歳。侯爵家の長男で膨大な魔力を持つが、固有魔法が使えない(古ぼけた剣が取り出せる役立たずの魔法だけしか使えない)せいで実家では冷遇され虐待を受けていた。
だが、固有魔法として「隷属魔法」 があることが発覚。女魔術師にキスすることで相手を隷属させ(赤い模様が刻まれる)、その魔法の力を剣(108の穴があり、そこに奪った固有魔法が埋まる)に封じるというものだった。エドはその剣を使うことで、隷属させた女性たちの魔法を使うことができる。そして、エドの支配下に置かれた女性は、エドの意に反しては固有魔法を使えなくなる。 ただし、奪った魔法は半分以下の性能しか出せず、特に並行して使用するスキルの数が増えるほど、魔法の性能は落ちていくデメリットがあった。
隷属魔法を使い、膨大な魔力、そして義姉から得た爆弾魔法を組み合わせることで実家を見返すことに成功する。
幽閉されていたあいだずっと魔法理論を学んでいたため(強い固有魔法を持っている人間は魔法理論を必要としないのであまり勉強しない)、魔法を誰よりも上手く活用できると自信を持っている。 毒舌・キザな性格。侯爵家の屋敷で監禁されていた反動で、好き放題に振る舞う。婚約者のイリスを奪われ、姉のコーデリアが見下され、自分が虐げられたのは「力がなかった」せいだと考えている。そして、自由に生きるために「力こそ正義」という信念 を持ち、力を手に入れるためなら手段を選ばない。
誰にも負けず、自由でいるための究極の力を追い求める。自分と姉のコーデリアを評価しない世界を憎み、コーデリアが幸せでいられる世界を作るために「魔王」となることを決意する。
優しく甘い面もあり、隷属させた少女たちに振り回されることも。
自分を甘やかしてくれる義姉のコーデリアのことは大好きなシスコン。興味があるのは魔法とコーデリアだけで、それ以外はとことん手を抜き、部屋も散らかり放題でぐうたらな一面も。
・コーデリア……エドの義姉。弟大好きなブラコン。 本人はエドと同い年 で、魔法学校の1年生の15歳。実家の兄弟姉妹がみなエドのことを馬鹿にするなか、養女のコーデリアだけはエドの味方をした。弟のエドを誰よりも可愛がり、彼の力を信じている。エドと結婚することを本気で考えていて、口癖は「お姉ちゃんと結婚しよ?」。
名門魔術師の遺児であり、その血筋を期待されて、エドの愛人となる予定で侯爵家に迎え入れられた。しかし、固有魔法は「爆弾魔法」で使い勝手が悪い上、コーデリアの魔力量が乏しいためほぼ使えず、見下されている。
・イリス……魔法学校の1年生( Fクラス所属)。15歳。公爵令嬢の天才魔術師。入試成績は3位だったが、風邪でクラス分け試験を受けられず、Fクラスに入れられてしまった。育ちが良いので同級生にも「ですます」口調だが、自分の実力を信じるあまり、周りを見下していて、当初はエドたちクラスメイトを軽蔑する発言をする。
エドの元婚約者で幼い頃はエドにべったりだったが、エドが無能だとわかると不本意ながら婚約を破棄させられた。その後は政治上の理由で王子リチャードの婚約者にさせられるが、内心では不満を持っている。「エドと自分に力がないせいで 、望まない未来を押し付けられた」と考えており、そのため力至上主義の考えを持つ。
エドには今でも愛情を持っており、力を手に入れればふたたびエドを自力で取り戻して婚約者に戻ろうと考えている。反面、エドに力がなかったせいで、自分を守れなかったことを恨んでおり、そんなエドと序盤で衝突する。
結果、エドとの決闘に敗れて隷属魔法で屈服させられる。以後は何度もエドに勝とうと思い、チャレンジし続けるが、心の中ではエドのことを認めている(ツンデレ)。几帳面で真面目な性格でもある。決闘に負けた結果、エドのメイドとなってからは、甲斐甲斐しく彼の世話を焼く。一方、ソフィアやコーデリアから迫られるエドを見て、もやもやとして嫉妬している。
固有魔法は「リフレクション」 。魔法攻撃を二倍にして反射する。
・ソフィア……魔法学校の1年生( Aクラス所属)。15歳。小悪魔なギャルという雰囲気の美少女だが、平民出身でとても頭が良く、魔術にも秀でている。父の借金のせいで、王子リチャードの愛人になっていたが、それを逆手に取って成り上がろうとしていた。もっともリチャードにはキス以上のことはさせていない。
エドに魔術でも頭脳戦でも圧倒された後は、「エドくん大好き!」と言って、王子から乗り換え、積極的にアプローチをかける。
固有魔法は「隠蔽魔法」。気配を消して奇襲する。エドは隷属魔法でソフィアを使い、最後の王子リチャード戦でも役立てる。
・ケイト……魔法学校の1年生( Dクラス所属)。15歳。リチャードの愛人候補。ソフィアとともに、王子の側に侍り、彼女の寵愛を得ようとし、王子の権力を傘に着て好き放題する。ソフィアがエドに乗り換えた後も、ケイトは王子の側についているが、内心では王子の愚行に辟易としている面もある。王子との決闘前にエドに襲われて、強引にキスされ、奪われ、彼に隷属することになる。
固有魔法は「回復魔法」。
・マーガレット ……エドの従妹にして義妹。14歳。コーデリアとは正反対で、義兄のエドのことを嫌っている。
エドが侯爵家の後継者と目されていた頃はエドにすり寄って、その妻になろうと目論んでいた。だが、エドが無能として跡取りの地位を奪われた後、手のひらを返し、エドを迫害し始める。さらに侯爵の養女となり自分が侯爵家の当主となろうとした。だが、エド&コーデリアによって打ちのめされ、キスで固有魔法を奪われる羽目になる。その後はエドに絶対服従を誓わされ、便利な道具としてこき使われる。
固有魔法は「聖剣魔法」。威力の高い便利な近接攻撃手段。エドは爆弾魔法の弱点である「近接戦闘に弱い」という弱点をこの魔法を奪うことでカバーする。
・リチャード……魔法学校の1年生( Aクラス所属)。15歳。王子。王族以外の人間は使い捨ての道具としか思っていない選民思想の持ち主。女好きでイリス、ソフィア、ケイト、コーデリア……と見境なく手を出そうとする。
固有魔法は「複製」であり、契約した相手の魔法をコピーして自由に使える。愛人や取り巻きの少女たちの魔法を利用しているが、エドの隷属魔法で無効化され次々と奪われていく。
・フィリア……魔法学校の1年生( Aクラス所属)。15歳。リチャードの双子の妹で、彼に溺愛されている。本人は謙虚で優しい性格だが、彼女も兄のリチャードが大好きでありのためなら汚い手段を使うことも厭わない。
固有魔法は「炎霊魔法」であり、圧倒的な火力ですべてを焼き払う。
リチャードのことを心配して、先回りしてエドを消そうとするが、返り討ちにあう。エドにキスされ隷属させられそうになるが、心までは堕ちず王族の高い魔法抵抗力でエドの力に抵抗する。
だが、エドにたびたび調教され、また「リチャードに好き勝手させるのは彼のためにもならない」とエドにさとされ、エドvsリチャードの決闘の土壇場でリチャードとの契約を解除し、エドに屈服する。
🌟プロット
・第一章
エドは侯爵の長男として生まれた、魔力を膨大に持っていたため才能あふれる魔術師になると期待され、王子リチャードの側近となる。エドは優等生の貴族子弟として真面目に、周囲の目を気にしながら期待に応えるべく努力した。
だが、魔力量こそ豊富でもエドはまったく固有魔法が使えない((古ぼけた剣が取り出せる役立たずの魔法だけしか使えない))ことが13歳のときに判明する。それ以来、実家の両親や従妹のマーガレットからは見放され、王子の側近の身分も失う。
しかも、王子からは「まともに魔法の使えない落ちこぼれ」と蔑まれ、「俺の顔に泥を塗った人間」と罵倒される。婚約者のイリスも王子に奪われ、しかも、王子の言葉のせいで、公爵家の座敷牢にエドは幽閉されてしまう。 姉のコーデリアはエドに救いの手を差し伸べようとするが、それも王子リチャードの手で妨害される。
誰からも期待されず、何もできないエドは、周囲を見返したいと強く願う。世界で唯一愛する姉コーデリアが、その固有魔法「爆弾魔法」が役立たずだとして見下されているのも我慢できなかった。
そんなある日、魔導書の記述から自分がキスで女性を隷属させ、その魔法を支配し使えるようになると知る。
エドは勇気を出して、コーデリアに彼女の魔法を使わせてほしいと頼んだ。ブラコンのコーデリアは喜んで「エドくんならいいよ?」と言って、弟とのキスを受け入れる。
コーデリアの「爆弾魔法」を手に入れても、エドが幽閉されている現実は変わらない。だが、エドは、ありあまる時間を使い爆弾魔法の練習を毎日していた。 隷属魔法の制約で、コーデリアの爆弾魔法をエドが使うと、半分の威力になってしまうが、それを訓練でカバーしようとしたのだ。
それはやがて少しずつ威力を増す。半年後、エドは座敷牢の格子を爆弾魔法で破壊し、侯爵家の人間と戦うことを決意する。
そして、自分を虐待していた義妹マーガレットと決闘を行う。マーガレットは爆弾魔法が一回しか使えないと油断していて、一度目の爆弾魔法をかわした後、エドにトドメを刺そうとする。だが、「半分以下」の性能の爆弾魔法は結果として魔力消費量が落ちるので二回使うことができ、エドに近づいたマーガレットは爆弾魔法の直撃を受けて敗北した。そして、彼女を隷属させて、その固有魔法を支配する。 両親も隠居 させ、侯爵家を乗っ取ることに成功した。
エドは自分の力の強さに驚いた。魔法が使えなくても魔力は膨大だったエドは、他の女性から固有魔法を支配することで、女性自身よりも固有魔法を効果的に扱えたのだ。
エドはこの力で自分を馬鹿にした王子たちを見返すことを決める。そして、もはや何にも遠慮せず、自由に好き勝手やっていくのだと決意した。
・第二章
エドは爆弾魔法の強さを証明するとともに、コーデリアとともに、より強くなるために魔法学校に入学することにした。学校には王子リチャードも入学するので、最終的には彼をぶちのめすことが目標だ。
成績順のクラス分け試験で、リチャードはエドの魔法の強化版ともいえる「複製魔法」を使うことができたので上位のAクラスとなった。また、リチャードがその「炎霊魔法」を利用する妹王女フィリアもAクラス。
だが、エドは制約の多い隷属魔法が低評価であり(コーデリアも爆弾魔法が低評価なせいで)、魔法学校でも最低ランクのFクラスに分類されてしまう。そんなエドだが、自分こそが最強であるという確信があった。
そこでエドはそのことを証明しようとする。それにちょうどいい対象がいた。エドの元婚約者で美少女公爵令嬢・イリスは本来の実力ならAクラスに入るべきだったのだが、風邪で不運にもクラス分け試験を受けられず、Fクラスとなり、ふてくされていたのだ。彼女は王子リチャードの婚約者 という地位もあり、周囲よりも優れた存在であるという自負から傲慢だった。
イリスは男子からものすごくモテたが、逆にイリスは「自分よりも強い男の人が好きなんです。でも、みんなわたしより弱いでしょう?」と公言して男たちを見下していた。そんなイリスは、エドが自分の強さを証明し、屈服させる相手としてはうってつけだった。
エドに対して、過去の経緯からイリスは敵意むき出しだった。「わたしを守れず王子に差し出したんですよね」とイリスは言う。そんなイリスにエドは「当時は力がなかったから。でも、今は違う」と宣言する。イリスは怒り「なら、証明してみせてください」と言い、エドとの決闘で激突する。負けたらなんでも言うことを聞く、という条件で。
イリス自身も周囲も、エドの負けを信じて疑わなかった。唯一、エドの勝利を信じていたのは、ブラコン姉のコーデリアだけ。
実際、爆弾魔法は威力こそあるが一度の戦闘で二回しか使えない。多数の魔術を使いこなすイリスに対し、エドは圧倒的に不利のはずだ。だが、結果はエドの勝利だった。エドは爆弾魔法をここぞというときに使うため、義妹から奪った固有魔法「聖剣」で通常の戦闘はこなしたのだ。二種類の固有魔法を使えるとは知らなかったイリスは惨敗する。
第三章
エドは、負けたイリスを自由にできるということで、寮の部屋に連れ込んだ。「これからエッチなことをされちゃうんですね……!」と顔を真っ赤にしながら、妄想を口走るが、エドの目的は違った。
イリスの固有魔法を支配することで、エドは自分を強化することを目論んでいた。「負けたら何でもする」という条件のおかげで、イリスにキスすることもできる。
牢を出た日から、エドは好き勝手やると決めていた。怯えるイリスに、エドは強引にキスをして、固有魔法を奪い取る。
イリスは「最低ですっ!」と顔を赤くして言うが、まんざらでもなさそうだった。「わたしは……自分よりも強い男の人が好きですから」とイリスはつぶやく。 「強くなったんですね」と。
エドは次のターゲットを、リチャードの側近ソフィアに定めた。ソフィアは平民出身ながら、誰よりも優秀で賢いと評判でリチャードに気に入られていた。リチャードは女好きであり、ソフィアを愛人にもしていたのだ。ソフィアを手に入れることは、リチャードへの復讐にもつながる。
そんなソフィアもリチャードの命令を受けて、エドを破滅させるつもりのようだった。決闘という形ではなく、ソフィアは寮のエドの部屋に忍び込む。寝込みのエドを襲い、捕らえて爆弾魔法の秘密を吐かせようとしたのだ。ところが、エドは実は起きていた。事前にエドはすべての情報を手に入れていて、ソフィアは罠にかかったのだった。それでもソフィアは「イリス様のようにはいかないんだから!」と自信満々に勝負を挑んでくるが、エドはイリスから奪った固有魔法「リフレクション」を使った。攻撃魔法以外にもリフレクションを利用する方法があるということはイリスも知らない、エドだけが魔導書の知識で理解していることだった。 自分にも隠蔽魔法をかけて、ソフィアをも撃破する。そして、ソフィアは強引にエドにキスされ、固有魔法を奪われる。
翌日、ソフィアは王子よりも、「エドくんが好き!」とデレデレな態度 になる。ソフィアの実家は王子に借金があり、権力で言いなりになっていただけなのだという。だが、イリスはそんなエドとソフィアを見て、面白くなく、ヤキモチを焼く。
第四章
王子リチャードは焦っていた。かつて自分の顔に泥を塗った、侯爵家の落ちこぼれは目障りだ。なんとかして学園から追い出したい。なのに、ソフィアまで奪われてしまった。
しかも、王子は「複製」の技術で女子から魔法をコピーしていたが、どうやらエドにその女子を隷属させられると、その複製の効果も切れてしまうらしい。
そこで王子はエドを罠にかけ、冤罪で学院を退学させようとした。ついでにエドの最愛の姉・コーデリアも強引に愛人にしようとする。
牢屋に閉じ込められて途方に暮れるエドだが、イリスとソフィアが助けに来る。そして、二人の少女は、王子との戦いに協力すると申し出た。
さらに姉のコーデリアが王子に愛人になれと手籠めにされかけた とエドは聞いて、激怒する。そして、王子との決闘を申し込んだ。イリスたちは、エドのシスコンぶりに嫉妬したが、エドに協力してコーデリアとともに彼に固有魔法を提供する。
王子との決闘はイカサマが仕組まれたもので、エドは魔法の威力が通常の十分の一まで落とされる状態になる。王子は威力のない固有魔法は脅威ではないと判断していた。追い詰められるように見えるエド。ところが、エドは新たな固有魔法「回復魔法」で蓄積ダメージを無に帰す。
それはリチャードの愛人ケイトのものだった。こっそりエドはケイトを寝取っていたのだ。
多様な固有魔法でエドはリチャードを翻弄する。そして、エドはイリスの「リフレクション」を自分の魔法に使う。リフレクションは対象の魔法の威力を二倍にするので、結果として爆弾魔法の威力も増幅するのだ。それを複数回繰り返し、コーデリアの爆弾魔法より協力な爆弾魔法を、エドは複数回使えるようになる。
それでもリチャードは妹フィリアの「炎霊魔法」の力で五分五分まで抵抗する。だが、エドは事前にフィリアに隷属魔法を使っていた。リチャードを心配するフィリアは、エドを消そうとして返り討ちにあったのだ。フィリアは隷属魔法に抵抗していたが、「万一リチャードが負けたら、兄妹ともにひどいことをする」と脅されていた。そして、フィリアがリチャードを裏切れば、フィリアのことは助けるとも告げていたのだ。
リチャードが負けるかもしれないと怯えたフィリアは、リチャードを裏切ってしまう。
何の力もなくなったリチャードは錯乱し、絶叫する。そして、エドが使う「炎霊魔法」に怯え、命乞いする。
リチャードはこれまでの悪事も暴かれ、エドの下僕となることを強いられた。ひざまずくリチャードの目の前で、エドはフィリアとふたたびキスをする。エドはフィリアに「エド様だけがわたしのご主人さまです!」と宣言させ、彼女が自分の支配下にあることを見せつけるのだった。
<続きを書く場合>
以下、さらにわからせた女性とキスして固有魔法の種類が増えていき、自分を見下す先輩女子、女教師、伝説の女賢者……とわからせ対象をどんどん強くさせていく。同時に彼女たちを隷属させることで魔法の種類を増やし、国や他国なども支配・征服し(他国の皇女なども隷属させ)魔王へと成り上がっていく……とスケールを大きくしていく展開を想定しています。