皆さんこんにちは、うまチャンです。
昨日、『アルビニズムの君が可愛くて』が無事完結となりました!
全12話という短い作品でしたが、個人的には今までで1番難しい内容でした。
ヒロインの中山 愛莉朱(なかやま ありす)が抱える先天性の難病、白皮症はアルビノとも呼ばれ、実際に存在する疾患です。
現在の医学では、治療法はありません。
では、今作品は何故このようなものを取り上げたのかと言うと、皆さんにもっと『障がい・難病』というものを知ってもらいたい、そして障がいを抱える方々に幸せになってもらいたいと思ったからです。
私自身も、幼少期に白血病という難病に襲われ、生死をさまよっていた経験があります。
でも、自分だけではなく、同じ病棟にいた子供たち、しかも赤ちゃんや保育園に通っているようなもっと幼い子たち
が、自分以上の辛い治療を受け続けていました。
治療が嫌で病棟の廊下に響く泣き声、治療で自分の子供が豹変してしまい、どうして良いか分からずに泣き出してしまう親など……。
あの光景、そして自分に襲い掛かってくる病の感覚は、10年以上だった今でも忘れることが出来ません。
だからこそ、『障がい』を題材とした小説作品を書きたかったのです。
兄妹ラブコメはさすがに個人の趣味ですが、幸せなシーンをいっぱい作るとなれば、得意なラブコメしかないと思いました。
その結果、『アルビニズムの君が可愛くて』という作品が誕生したわけです。
多様化の時代と呼ばれるようになった現在、そのような方々も受け入れられるようになり、仕事も普通に出来るようになったのは非常に素晴らしいことだと思います。
しかし、残念なことにまだまだ非難する人達も多いのも事実です。
ただ、それは自分が経験してないのが一番の原因で、分からないからこそ発言してしまうのがほとんどだと考えます。
経験があって、やっと自覚する人間という生き物特有の壁があるからこそ、なかなか受け入れられない状況にあると思います。
難しい問題です。
長くなってしまいましたが、この作品で少しでも『障がい』を知って欲しいなと思います。
それと同時に、このような方々でもちゃんと幸せに過ごしていること、障がいを抱えて生活している人もこの作品を読んで、元気を与えられたらなと思います!
それでは、また次回の近況ノートでお会いしましょう。
下のリンクから作品にアクセスできます。
まだ読んでない、完結まで読んでない方は是非、最終話まで読んでいただければと思います!
https://kakuyomu.jp/works/16817330649738909467