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自分の作風

まだ小説を書き始めたばかりの素人なので、作風とか創作方法とか、偉そうなことは何も言えないのですが、自分が小説を書く時の「特徴」があるようなので、ちょっと記します。

以前やほかのところでも書いたことがあるのですが、私の小説は、書く前にほとんどプロットがありません。登場人物と、「ジャンル(青春もの、ラブストーリー、スリラー、…)」ぐらいしか決めません。

なぜそれで書けるかというと、登場人物が勝手にしゃべりだし、動き出すので、それを書き留める、ということをするからなのです。ある登場人物が別の人に話しかけると、話しかけられた人が返答する、どのように返答するかは、話しかけられた人の状況や心情を考えれば、おのずと決まってきます。行動も同じで、駅のホームに人がいたら、数分後に電車が来るので、ドアが開いたら乗るでしょう、みたいな感じで話が進みます。

なので、上で触れた「ジャンル」と言っても、私の場合、ほとんどが「日常生活の描写」の話になってしまいます。なので、特に何も「事件」らしい事件が起きないような、ある意味「退屈な」話になるので、サスペンスやどんでん返しを期待する方にはお勧めしない作品になります。

それでも、本当に日常的な会話や、その時の表情や心情、情景などを楽しむ、というのが、私自身の創作の楽しみ、という気がしています。

逆に、一般的には、むしろ「しっかりしたプロットを作って、精密にストーリーを構成する」ように創作する方が普通と思います。かつて「リング」シリーズで一世を風靡した鈴木光司さんは、「読者をあっと言わせるどんでん返し」を考えるのが好きで、構成・ストーリーを練りに練って執筆されたそうです。確かに私がリング三部作を読んだときも、終盤「あっっ」と声が漏れたのを覚えています。

でも、実は、私の作品も、それに近いものが含まれているように思います。何かというと、「行き当たりばったり」創作(^-^);;なので、「意外な展開」がちょこちょこ出てくるのです。練りに練った「あっ」と、行き当たりばったりの「えっ」を同列に語る気は全然ありませんが、書いている私は、そういうちょっとした「日常の意外性」を楽しんだりしています。

これからも、アズサ、アヤミ、ヨウスケのお話をよろしくお願いいたします。

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