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青ネギがすきです。

いつも読んでくださりありがとうございます!
皆様のPVに励まされながら日々頑張っております!

本日の最終話アップで『鬼追い村探索記録』が完結いたしました!
次回の五反田卒業回に上野と神田を参入させるためのお話だったので、あんまり怖くもなければ動きもなかったような……!!
でも書きたい展開は全部できたッ! よしっ!!
……なんだか『倉庫C』を書いたときと同じ言い訳をしている気が……。

いろいろ気になる引きにしてしまいましたが、明日からのお話に持ち越しです!
よろしくお願いいたします!

という訳で明日から五反田の卒業回である『≒現実包囲網』が始まります!
読みは「にありーいこーる げんじつほういもう」……。なんだかごつごつしてますね。
この長らく続いた資料ラッシュをお片付けいたします。
ちゃんとお片付け出来てるかドキドキですがお楽しみいただけたら嬉しいです!
五反田がんばります!!

明日からの『≒現実包囲網』は全15話を最終日のみ2話更新の14回でお届けいたします!



近況です!

えー、ちょっと前に「ブロマンスの公式自主企画」がやってる間は更新を続けたいとか宣ってしまいましたが、多分ストック作りが間に合わないという事に気が付きました……。気づくのが遅いですね……すみません……。
急ぐあまり、なあなあの頭で無理矢理プロットを作るのは良くないので、欲張らずにゆっくり書こうと思います。

『≒現実包囲網』が終わった後お話1つ分はお出しできそうなので、そちらはそのまま更新していく予定でいます! 

という訳で、ちょっと早めにお休み期間に突入することになるかもです……申し訳ありませんがよろしくお願いします……!

ではまた次のお話が完結したら現れます!
明日からもよろしくお願いいたします!

2件のコメント

  • 牛捨樹さん、こんにちは!

    怪文書のお届けを失礼します! 予告通り長いです!


    神田くんを除く現・三年生の卒業回をひとつの長編作品としてとらえるのなら、今回の『鬼追い村探索記録』編は最終章直前のお話という扱いになるでしょう。五反田くん卒業回へ向けての準備や説明が多いとおっしゃっていましたが、何が起きるのか毎日ワクワクさせられっぱなしでした。

    第395話『廃れた心霊スポット』での上野くんと神田くんとの会話は、運命共同体みたいなふたりにやられました。また「新しい廃墟」や「廃れた廃村」には大いに笑わせてもらいました。「 “新しい”流行を作る “廃墟” 」には、廃墟をただ朽ち果てるままにしないSDGsの精神を感じます……!

    応援コメントの返信に「リラックスしてるときの会話が好き」とありましたが、こういう何気ない会話文は私も大好きです。私が『うえのろ』を好きになった理由のひとつは、上野くんの神田くんの会話が読んでいて楽しいからです。

    決して話の流れを邪魔したり逸らしたりするわけでもなく、それでいてキャラクターの性格やキャラクター同士の関係性が見えてくる。このふたりの会話なら永遠と聞いていられそう、とついつい思わせてくれる作品が大好きです。

    (個人的にオススメなのが、米澤穂信さんの作品です。特に『本と鍵の季節』と続編にあたる『栞と嘘の季節』は、ブロマンス&ミステリーということもあり、好きな作品のひとつです。クラスメイトではなく同じ委員会に所属しているだけ、という距離感が、一緒に過ごした時間の長さよりも濃度で深まった関係性を感じられるんです。また物の見方というのでしょうか。思いもよらなかった角度や、普段見落としがちな部分を掬い取るような繊細な考え方に、ハッと気づかされます)

    新しいアプローチで攻められつつ、へこたれない明るさで返す上野くんと、忠告は忘れずとも諦めて許してしまう神田くんには、何度も窮地を乗り越えてきた安心と信頼感のようなものを覚えました。また、先輩の鋭いツッコミを軽く流す上野くんに成長を感じますし、「俺とお前が無事で帰れるかって部分が特にな……」という神田くんのセリフには、上野くんを見捨てて帰ることはしないという優しさが見えます……!

    追加資料が人間の起こした事件ながら裏に怪異の影が潜んでいそうで、まさに「幽霊なのか人間なのか?」が気になりました。

    穢い空気を纏わせながらも人だけでなく雑魚幽霊すら見つからない廃村には、独特の雰囲気があり、一味違った不気味さを感じました。目ざとく電気メーターを確認する神田くんに頭脳アクションの片鱗が見られ、絶対に懲りない上野くんには、枯れ尾花の経験値の高さからくる強さのようなものを感じました。引き戸に空いた穴に、人の住んでいる空き家(?)の中がとても気になっています……!

    「うがちさん」の気配を感じ、一層高まった不穏さの中で始まった第397話『現地調査』では、ついに「鬼」という言葉が出てきて、ぐっと引き込まれました。そこから一転、修行の成果ともいえる知識から「鬼」が「恐怖」の対象ではなく「敬愛」だったという事実が判明し、不穏さよりも切なさを予想させる展開に、奥深さを感じました。
    「鬼」という言葉の持つイメージや、鬼の仕業としか思えないような事件の資料に騙されました。何度か書いていますが、いい意味で「予想を裏切る展開」に驚かされるのは大好きです!

    神社にある「うがちさん」の痕跡に穢い空気の正体が判明したことに気を取られていたせいで、神田くんの「おそらくここには、まだ神様がいる」というセリフに大きく驚かされました。資料に隠された伏線には全く気付いていませんでした。また神田くんの鋭い感覚を示す描写は、思わずこちらも苦しくなってしまうほどでした。

    “でもそれよりも今はただひたすらに、殺してほしかった。”

    この言葉の意味に気づいた時、このお話の結末が見え、心が締め付けられるようでした。

    事情は違いますが、これも一種の「神様殺し」なのでしょう。応援コメントに「救いに重きを置いた書き方に悲しみよりも安堵を強く感じました」と書いたのは、自分の中で「神様殺し」という言葉を思い浮かべていたからでした。

    「神様殺し」というと、どうしても悪くなってしまった神様を倒す「正義対悪」という構図を思い浮かべがちです。そのほうが分かりやすいですし、勧善懲悪にはやはり快感を覚えるものです。管理する人と信仰する人を失っただけの神様を「殺す」と考えると心苦しいものを感じてしまいますが、つらい状態から「解放する」と考えると安堵を覚えました。

    神様というのは人の信仰の上に成り立つものだと私は思います。その信仰のもとになるのは、自然への畏怖だったり、祟りへの恐れだったり、敬愛であったりと様々です。
    今回の神様は、不幸な事件により管理する人を失い、御幣を折られたことで力を失った。追い打ちをかけるように侵略を受けた。
    「鬼」の正体が「死者の魂」という背景を考えると、この神様は村の安全を守る存在だったのでしょう。その神様が何もできず、村が荒れ、廃れていく様子を眺めているだけというのはつらいと思いました。上野くんが言うように、外から表面的な部分を見て「鬼追い村」という怖いイメージを持たれてしまったことにも、やるせなさを覚えますね。

    そうした状態でも悪へ転化することのなかった神様から、平和だったころの村が温かい人たちに囲まれていたのだと想像できました。綾香さんには怒られてしまうかもしれませんが、そんな神様の幕引きを手伝うのが心優しい神田くんでよかったと思います。たくさんの鳥からご神体を守ろうとしたところが、個人的にグッときました……!

    ところで質問なのですが、『うえのろ』に「神様の姿は見てはいけない」という暗黙のルール的なものは存在するのでしょうか……?
    ただでさえ長い怪文書を読ませておいて、質問まですみません! もしルールがあるならリライトを手直しする必要があったもので……!

    ラストの鳥でホラーな雰囲気が再燃し、深まる謎への期待が高まります!
    『≒現実包囲網』編も楽しみにしています!
  • キヤさん、こんばちは!
    いつも濃厚な感想をありがとうございます……!
    ご負担にならない程度に受け取っていただきたいのですが、本当に毎度毎度とても楽しみにしております……!!
    私のモチベーションと自信を支えてくださり本当にありがとうございます……!

    今回の『鬼追い村探索記録』は卒業回ラッシュの中に神田と上野を組み込んで「いよいよ主人公の周辺にも異変が起き始めた」感を出したくて入れ込みました。
    キヤさんの仰る通り、最終章直前に位置するこのお話は、準備や説明が多いところなんかが『倉庫C』に似ているなあと感じます。
    いまいち勢いがないイメージがあったので、毎日ワクワクしてくださった事がとても嬉しいです……!
    ありがとうございます!

    冒頭の上野と神田の会話は個人的に気に入っている部分なので喜んでいただけて嬉しいです!
    冗談を交えながらでも、『何かあったら一緒に死ぬであろう事を考慮に入れている二人』が書きたかった……! 
    当たり前のようにカラッと言い切るし相手も否定しない所が外せない"うふふ"ポイントです。ありがとうございます(早口 
    廃墟ネタも笑っていただけてよかった……!
    コメディな会話って後からなかなか不安になるんですよね……スベッてなくて良かった……!


    自作を好きになった理由を聞かせて貰えるなんて……私はとんでもない幸せ者です……!!

    キャラクター同士の会話から派生して話の流れを考えたり変更したりするくらいには、私もキャラクター同士の会話が大好物です!
    得に上野と神田はまだ高校生なので気の抜けた会話がさせやすくて、気をつけないとずっと喋らせてしまいます。
    そんな会話好きな私にとって「会話が読んでいて楽しい」なんて、最大の褒め言葉です……!! 
    思わず感涙ものです……いや、マジで……!

    おススメの本もしっかりメモしました!
    米澤穂信さんは『インシテミル』しか読んでいなかったので『本と鍵の季節』から読んでみます!
    確か、『氷菓』好きの母上が持っていたはず……! 借りてみます!


    キヤさんからいただいた感想を読んでいると、神田と上野を好いてくださっているのが伝わってきてとてもとても嬉しいです……! 
    二人の変化と成長を細かく拾ってくださり本当に嬉しい……! 
    書いてきて良かった……!!

    主人公二人だけでなく他キャラに至るまでの変化と成長を見守り、尚且つ感想までくださったご恩は、お話をきちんと完結まで導く事でお返しします……!!
    いつも本当にありがとうございます!

    序盤の調査に関しては、上野が普段どうやってハズレ案件を調査しているのかというシーンと、神田がもうほぼ祓い屋になっているシーンを入れるのが目標でした。
    祓い屋に公式の免許はありませんが、普通の資格に例えるなら『あとは一年実地研修だけ』な状態をお見せしたいなあという気持ちがうっすらありました。神田が解説できるおかげでお話も進めやすく、一挙両得です!

    "鬼"のミスリードが成功していた事に、今私の脳内はお祭り状態です! やったーー!!
    夜中にひぃひぃ言いながら『鬼 祀る 神社』を検索しまくった甲斐がありました……!
    よかった……!!
    キヤさんを良い意味で裏切れたので、今夜はデザートにアイスを食べます(ショーシャンクポーズ

    神田やセンセイが生業とする『神殺し』は、神社を畳めなかった場合の神様を祓う事だけでなく、人間の身勝手によって狂ってしまったり、おかしな信仰によって歪められてしまった神様を強制的におしまいにするイメージで設定しました。
    そんなだったので最初は『神仕舞い』だとか『神隠し』だとかそんな名前を考えていましたが、なんだかそのネーミングに人間の傲慢さを感じてしまい、ボツにしました。
    自分たちでやらかした事なんだから罪悪感ぐらい背負え、と思いまして『神殺し』に決めました。カッコイイし! ということで。

    (こんな場所で超・余談ですが、綾香さんは修行の末に『神を人の世に呼ぶのは人間の為であり、人間の信仰を力とするこの世での神と人の関係は共生に近い』という考えに至ったので、神様が悪さするようにをなると「そんな神はこの世にいらんから帰れ」と言って叩き切ります。あの鬼には流石にもう少し優しい対応をするとは思いますが……少なくとも神田ほどに感情を動かしてくれたりはしません……)

    鬼追い村は『じゃらくさま』の井水村とは正反対の村というコンセプトで作りました。
    村人みんなが鬼様を大切にして穏やかに暮らしていたのに、外部から入り込んだ異物にひっかき回されて朽ちてしまった。
    鬼様はもう帰ってしまいましたが、鬼追い村は次のお話にも登場いたします。またあの村に思いを馳せてくださると幸いです。


    資料の謎や空き家の謎は次回へ引き継ぎになってしまいますが、きちんとお片付け……できていると良いな……!
    今夜からもまたよろしくお願いしますっ!


    質問ありがとうございます!
    神様についての裏設定……!
    私がもっと早くお出しすればよかったですね……すみません……!

    霊感持ちであろうとそうでなかろうと、神様を見てはいけないという設定はありません!

    神田が上野に目を瞑っていてくれと言ったのは、倒れ込んだ鬼の姿があまりに悲惨だった為です。
    すっかり感情を持っていかれた神田は人を守る為に祀られ、きちんと仕事をしていた神様の尊厳をできる限り大切にしたかったのでした。
    『じゃらくさま』で千晴が神の顔を見てはいけなかったのは、後ろに居る神様に明確な意図があったからです。
    (最期に自分の本当の名前を呼んでくれた人間を連れて行こうとしています。振り返ると同意とみなされ連れていかれます)

    神様を見たら全員死ぬ、とかではありませんので大丈夫です!


    『うえのろ』にある神様についての設定は以下の通りです。

    ・悪霊は寒い、神様は暑い
    (不可視の力を感じた際の変化の差です。悪霊に襲われると鳥肌が立ちますが、神様の力を感じると汗が吹き出します。祓い屋二人が祓をすると空間が温かく感じるのは神の力を借りている為です。上野がこっくりさんを呼び出すと寒気を感じます)


    ・神様や神社の不祥事は他言無用
    (『減らず口殺し』や『じゃらくさま』の案件が他人に話せない・今回の上野が神社内を写真に撮れない理由です。どんな理由があろうと、神社や神様に『神殺し』が必要になるような事態は神社や神様の恥であるという事で、他言できません。他言しようとすると『減らず口殺し』で高田が遭遇したようなバチが当たります。余談ですが千晴が無理矢理『じゃらくさま』の事を他言しようとしたら、背中が猛烈に痛み、啜り泣きの幻聴に襲われます)


    ・力の強さは信仰心で決まり、心の広さは神様による
    (『神に遭う路地』の神様は今も祠を綺麗にお掃除されている程大切にされているので、当たるバチも大きく、杏奈や同級生たちは殺されてしまいました。それより前に目に異変が起きるなどの警告があったのは神様の心が広かったからです。神様の心の広さは個性でしかないので、いくら信仰されていても罰当たりは即アウト(死)の神様もぼちぼちいます。あまり信仰されていない神様は当てられるバチも控えめなようです)

    このくらいでしょうか……。
    気が回らなかった故に後出しになってしまい申し訳ないです……!
    書き直しが発生しませんように……!!


    長くなってしまい申し訳ありません!
    たくさん感想をいただくと話したい事もたくさんになってしまい……!

    キヤさんの感想、本当に毎回メンタルが潤います〜!! 嬉しい……!(泣

    本当にいつもありがとうございます!
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