未だに、悲しい戦争が続いています。
……どうすれば犠牲者を出さずに済むか? そもそも『戦争』を根絶する方法は無いものか? ……そんなことを考えていたら『戦争』を題材にしている本作『鬼の兵団シリーズ』を執筆する事に気後れが生じ始めてしまいました。
……ところで、私が小説を数作発表しているのは、何を隠そう、この『鬼の兵団シリーズ』を世に出したいが為……です。 ……当然、全ての作品に、それなりに思い入れはありますが、最終的には『鬼の兵団シリーズ』を読者の皆様に読んで戴きたいが為の布石……と言っても過言ではありません。
……その作品を執筆するのに躊躇いを感じ始めてしまいました。 特に、軍関係の専門用語を書いている自分が『戦争に加担している』ような気持ちになってしまったのです。
折しも『鬼の兵団シリーズ』が第2シーズンに入り、本作の『見せ場』であるはずの『戦争シーン』(……とは言え、ご高覧頂いている方は『戦争用語を使っているだけの、なんちゃって戦争』とご理解して戴けていると思いますが……😅)とはかけ離れていたので、前シーズンを楽しんで下さっていた読者の皆様は、退屈に感じられたと思います。
(……続きます)