「いつもお読みいただきありがとうございます!『ボクっ娘剣士と奴隷少女の甘々百合生活』第三章第五十四話を公開しました」
「ゆるゆるな百合ファンタジーをお楽しみいただけたら幸いです」
エールタインとティベルダは同時に振り向き、互いの目を合わす。
「ところでティベルダ、なんでボクたちがこんなことしているの?」
「なんかあ、近況ノートが400回目だからって聞きました」
「誰から聞いたの!?」
「脳に……直接……語り掛けられて」
エールタインはティベルダを思わず抱きしめた。
「大丈夫? なんか怖い目にあったのかな」
「大丈夫ですよ。ほら、この通り」
ティベルダはエールタインの胸に顔を押し付けて、首を左右に振った。
エールタインは呆れ顔になり、ティベルダの頬を両手で挟んで言う。
「確かに、大丈夫そうだねえ」
「はい!」
「どうやら心配したボクの負けみたいだ――と、ゆるーい百合というものをお見せしつつ、ボクたちの住む町レアルプドルフを護るお話をお送りしています。近々最終章に入る予定だそうで、完結までお付き合い願えたら嬉しいです!」
「です!」
エールタインがティベルダの手を握ると、ティベルダは主人の横に並んだ。
「今後とも末永くご贔屓のほど、よろしくお願いします!」
「ます!」