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『倒したモンスターをカード化!』第十章完結。


 無事に第十章が完結しました。
 読んでいただき、ありがとうございました。

 ここでは、第十章の裏話をしようと思います。

 ※第十章のネタバレを含みます。未読の方は注意してください。

 ◆

1.
 まずこの第十章は、正直書いていて一番大変な章だったかもしれません。

 設定地獄であり、なるべく矛盾を生まないように書くのが大変でした。(あったらすみません)

 それとこれまで広げた大きな風呂敷の回収も行っていましたが、また別の風呂敷が広がりましたね。

 全属性の魔王が、その筆頭でしょう。他の属性の魔王関連もちらほらと……。

 あとは神授スキルの真の効果だったり、神候補の条件、最終的には創造神ルートディアスまで登場しましたね。
  
 これまで謎だった隠し効果の発生理由も、金目と銀目の登場で発覚しました。

 そして何より、主人公であるジンの過去が明らかになりましたね。

 またこの作品にヒロインが実在していたことに、驚いた方もいたかもしれません。

 え? ヒロインはレフじゃないのかって? あ、あれは自称ヒロインですから。(笑)

 ◆

2.
 それと『たぶんこうなるだろうな……』とは思っていましたが、過去編と説明回がこの章のおよそ半分以上を占めているので、カクヨムでの今作のフォロワー数が激減しました。(笑)

(しかしトータルではプラスだったので、ほっとしています)

 まあ、私も作品に必要だと思い書いてはいましたが、私自身も書いていてしんどかったので仕方がありませんね。(^-^;

 正直この作品がここまで長く続くと分かっていたら、初期から過去編をしっかり作っておき、所々に少しずつ散りばめていたのですが、それはもうどうしようもありません。

 逆にここで一度に回収しなければ、次の機会が訪れるのはいつか分からなかったため、書くことに踏み切りました。

 同時に私としては当初文字数がもっと少なくなると思っていたのですが、結果として予想外に多くなってしまいました。

 これは、今後の反省に活かしたいところです。

 ◆

3.
 そして長く続いたアンデッド大陸編が終わったことに、正直かなりホッとしています。

 まさか私も書き始めた頃は、アンデッド大陸編が六章分も続くとは思ってもいませんでした。

 複数のダンジョンを攻略するとか、勇者勢力とか、赤い煙が予想以上に強すぎたとか、城のダンジョン関連のあれこれとか、設定を詰め込み過ぎた結果ですね。

 ですが結果はどうあれ、破綻せずに書き切れたことについては、自分自身を褒めたいと思います。よくぞエタらなかったと、自分でも不思議でなりません。

 後半に進むにつれて設定が爆増していき、情報量がどんどん増えていきましたからね……。

 正直後半は本編を書くより、設定の調整の方が時間がかかっていました……。

 いったい、誰でしょうか。神候補の条件や緩和条件、称号のあれこれ、更には真の効果や金目と銀目などの存在理由を複雑にしたのは!! あ、私か……。

 ◆

4.
 あと過去編の地球については、ある意味別作品を書いているような気分になりました。

 地球独自の新規設定を、かなり作りましたからね。世紀末のような世界だったり、覚醒者関連、ダンジョンで手にはいるチップから、崩壊前の世界の情報が手に入ることなどですね。

 正直使い捨てるには少しもったいないと感じ、スピンオフでも書こうとも一瞬考えましたが、それは止めました。

 ちなみにスピンオフは、文香の生き別れた双子の弟が主人公の予定だった感じです。

 エクストラスキルは、モンスターの魔石からスキルが手に入る感じの、よくありそうな話でした。

 止めた理由は、このスピンオフも情報量が膨大になりそうなのと、なによりも結局ラスボスは全属性の魔王なので、ジンと目標が被ると思ったからですね。

 あとはこっそり少しずつ作っている新作があり、進めるならそっちを書きたかったからです。

 しかしいつかは世紀末のようなポストアポカリプス的な作品も、書いてみたいですね。

 ◆

5.
 次の第十一章についてですが、実はある程度方向性は決まっています。

 そもそもアンデッド大陸編は当初もっと短くなると思っていたので、ぼんやりと脳内にイメージはありました。

 ただアンデッド大陸編の後半で色々と設定が増えたので、かなり修正する必要があります。

 そして第十一章の伏線は、実のとこと第一章から既にあったのですよね。

 まさかそこに辿り着くまでに、およそ150万文字必要とはまったく思っていませんでしたが。(笑)

 アンデッド大陸編は正直設定の嵐で後半は書いていてきつかったので、第十一章はのんびり行きたいところですね。

(もちろんアンデッド大陸編も、きついと同時に書いていて楽しくはありました)

 それでは長くなりましたが、これで裏話は以上になります。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 そういうわけで、引き続き『モンカド』をよろしくお願いいたします。
 <m(__)m>

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