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【自省録】辛口コメントとはなにか

ご無沙汰しております。

みなさま、休日をいかがお過ごしでしょうか。

弊大学には祝日という概念がございません。そのため、朝六時にたたき起こされ、寝ぼけ眼を擦りながら身支度をし、レジャーを楽しもうとしている身なりのご家族に紛れ虚しく登校する――という、哀れで、勤勉な大学生をしております、はい。

最近ノートの更新スピードの速さが著しく、連日通知を送りまくってしまい、申し訳ございません。こんなに近況ノートを使っている作者様は、いるのでしょうか。もはや私、ブロガーでは。

それはさておき。今回は雑談です。タイトルにもあるように、辛口コメントについて。

いきさつから。
二個か三個か前のノートをご覧いただければわかるかもしれませんが、今、私読みます系の企画をしており、その中で多くの方が辛口を求めていらっしゃるのです。

そこでふと、辛口コメントとは何かを、改めて考えてみましたので、それを共有したく思います。

もしうまくまとめられそうだったら、久しぶりにめいちゃん唯一の創作論「10万字で世界を救えますか?」に載せてもいいかもしれません。あれを著した時はまだ大学1年生で、今よりも言語化に苦労していましたから、ブラシアップ版ということで。

ええと、話を戻しますと、辛口コメントとの「辛口」とは、悪口ではありません。ここをはき違えている方がごくたまにいらっしゃいますが、作者様の人格を否定してはなりません。

じゃあ、悪口ってどこからかよって言う話なのですが、これは人それぞれなのでここまでは大丈夫と言う線引きが難しいです。

道徳を語ることは難しいので、ちょっとこれはよそに置いておきます。

加えて、ただ「面白くない」と言うのも、辛口コメントとしてはよろしくないと考えています。

面白くないなら、どこが? 何が足りていない? その足りないものを補うためには、お前にはどんなアイディアがある?

そのすべてを言えてこそ、面白くないが、辛口コメントとして生きるのではないでしょうか。要するに「辛口コメントが欲しい」は「アドバイスをくれ」の裏返しだと思うので、そのニーズに応えられなければ、私をご指名して頂いた意味がないじゃないですか。


「面白くないなら、どこが? 何が足りていない? その足りないものを補うためには、お前にはどんなアイディアがある?」

これをできるようにするためには、「なぜ?」の深堀を5回程してみると良いかもしれません。

(私は現在就活の悪魔に取りつかれており、この5回の深堀は自己分析で散々やらされてきたので、その癖が身についているのかもしれません。もしくは、哲学を齧っている身として、日ごろから時間は存在するかなど、意味の分からないことを考えているからかもしれません)

ただ、この深堀をするだけで、誰でも心のもやもやを言語化できると思います。おすすめです。

まあ、そのせいで正論で殴る人になりかねないのですが……。
言葉がきついかなあ、といつも悩んでおります。
私自身、正論で殴ってくる人がいると、あまり良い気分にはなれないので……。

あーヤバイ。言いたいことが分からなくなってきました。

最後にひとつだけ。
今回の企画に参加して頂いた方、もしくは今まで私から感想(コメント)を貰った方の中で、よろしければ、感想に対する感想をいただいたいです。感想の感想と言うのも変な話ですが、先にも述べましたが、一応、言葉きつくない?とか、ちゃんと役に立てそう?とか気にしておりますので、何卒。


そろそろ次の授業の支度をせねばなりませんので、ここらでおやすみなさい。

PS:初期の近況ノートやエッセイの語り口と比べると、少しばかり喋り方が慎重になったと思います。やはり、精神病を患うと言葉に慎重になるというのは本当かもしれません。

6件のコメント

  • お……!共感深いです。拙作は人間の営みあらゆる全てに関われるように描いているため、就活生に向けても使っております。社会集団の中で生きる術を詰め込んでおります。

    まず、私の感覚は一般的なものとは比べづらいものですので、その点、留意してくださると嬉しいです。

    あなた様がくださったフィードバックは、次回作に反映する改善点として、明確に大きな要素となるものが多くありました。

    その点、辛口については、皆さんが辛口と用いるため私もそれに習いましたが、概ね「アドバイスをくれ」というものには同意です。しかし、甘口辛口という比喩にとらわれて、甘口で述べるべき、維持した方がいい描き方、辛口で述べるべき、改善できる描き方について言及がないのは、もったいないと常々考えております。

    "まあ、そのせいで正論で殴る人になりかねないのですが……。言葉がきついかなあ、といつも悩んでおります。私自身、正論で殴ってくる人がいると、あまり良い気分にはなれないので……"

    ここについては、拙作の、商会に関わる描写によって読者へ届けようとしております。

    語用論的な意味だと、下手くそな作品に対して「下手くそ」と言うことを正論と感じているように思えます。

    少なくとも、創作の場ではあまり有益なフィードバックではありません。なぜなら、どのような基準、評価軸から下手なのか具体的に分からないためです。言われた側は何をどう改善すれば良いのか判断できません。

    また、社会生活をしている人間として、その資格を疑いたくなってしまいます。下手と言うのではなく、「ここをこうすればもっと良くなる」「普段の生活で人の会話を観察してみよう、そうすれば今よりはうまく人間を描ける」という嫌味、皮肉を覚えると、相手への気遣いにもなってお得です。

    正論を述べることや辛口であること、正直であることもよりも、何をすればより良い作品になるのかを軸に批評すればきっと、さらに有意義な創作ができると感じております。
  • 正論を言ったうえで、アドバスがあればきっと喜ばれると思いますよ~。

    正論だけを語っちゃうと、正しすぎる故、冷たいんです。
    温度がないっていえばわかりやすいかなぁ~(個人の感想で~す)。

    就活頑張ってね♪ 

    無理は、自覚があるからいいけれど、無茶はダメだよ~。自覚ないからね。 
    次、頑張れるようにゆっくり休憩取ってね。
    ふぁいと~💪
  • アタオカしき様

    こちらにもコメントありがとうございます。
    アドバイス(というにはおこがましいですが)が役に立つようでしたら何よりです。
    なるほど、「〉どのような基準、評価軸から下手なのか具体的に分からないためです。言われた側は何をどう改善すれば良いのか判断できません。」ですか。確かに、創作の場では自分の物差しでしか他人の作品を測ることは出来ないため、どう改善すればいいか判断がつかないかもしれません。だからこそ具体的な何かを提示するべきなのですが、それもニュアンスのすれ違いが起こってしまうとなると、難しいものですね。

    〉社会生活をしている人間として、その資格を疑いたくなってしまいます。
    はぇ~。なるほど、それは盲点でした。学生の閉ざされたコミュニティに属しているため、あまり社会に出ているという意識がないのが原因でしょうか。嫌味、皮肉を覚えると、相手への気遣いになるというのは、直球で物事を語れなく、少しもどかしいですね。しかし、必要なことだとも感じました。

    大変勉強になるご意見でした。ありがとうございます。
  • 月城葵様
    いつもコメントありがとうございます。
    温度が無い、ですか。確かに正論だけ口にしたら温かみが感じられなさそうですね。チャッピーのような、機械(というかAI)の方がよっぽど人に寄り添ってくれるように思えます。
    貴重なフィードバックをありがとうございます。
  • コメントの返信として、こちらに残します。

    描写を使いたいということで、もちろん大丈夫ですよー!これからも執筆頑張ってください👌
  • UMA20様
    ありがとうございます。助かります。
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