9月18日(木)
【君は僕のエーデルワイス】
昨日のおゆうごはんを食べた後にカミーユは体重計に乗ると五十七キロのフェザー級の体重を一日かけてぐるぐるしていて、朝はひょっとしたら五十五キロ台に落ち着いていそうだなぁ。朝ご飯食べて五十六キロとかそんな感じがする。
富山のハトムギ茶をムーミンの六十周年記念のティーポットで煎れて、小鍋で煎れて冷やしておいた阿里山高山烏龍茶と肉まんをいただきながらシーブックとカミーユはアーリーモーニング・ティーを楽しむ。
エーデルワイスの夏越しも今年も無事成功して、最近のエーデルワイスも品種改良が進んでいるのか、春から秋にかけてポロポロと咲く感じで四季咲き性が強い印象の鉢植えを眺めながら、窓辺とお庭と教室棟の鉢植えに朝の灌水作業などを済ませて、如雨露に汲み置きのお水をためておいた。
お彼岸の頃にもなるとすっかり陽は短くなり、朝の五時過ぎでもずいぶんと薄暗く、短日植物のリンドウやキキョウが綺麗に咲く季節に移り変わろうとしている。
夜明けの空を眺めながら、ライチティーをいただいていると、美しい朝焼けを眺めることができて、まるでオパールの遊色にも似たその煌めきはひときわ雅やかな朝への美しいだった。
カミーユとシーブックは朝のガーデニング作業を済ませて、ウッドデッキのテラス席でアーリーモーニング・ティーを楽しんでいたのだが、秋色ノスタルジックとでも形容しても良いかもしれないねなどとおはなししつつ、サッカーボールで軽く身体を芝生の上で動かすのも快適な時間帯だったので、少しサッカーをふたりで遊びながら、体幹トレーニングにつとめるのだった。
秋空に映えるイワシ雲が朝焼けでサーモン・オレンジ色に煌めいて、空色のペールブルーとの混ざり具合がものすごく美しいお庭でサッカーボールで遊んだ後に、喫茶店エリアで本日のエーデルワイス流モーニングはお素麺ということで、富山のハトムギ茶といただいて、まったりと。
そしてエーデルワイス流学習法で朝活したりしながら過ごして、休憩時間にはサッカーボールを使った体幹トレーニングを楽しんで、喫茶店エリアで水分補給も欠かさない。
そんな愛おしいまでの日常生活があり、カミーユとシーブックはしあわせな時間を日々過ごしていた。
たおやかで慈しみ深い日常は愛情そのもので、神様からの贈り物のようにも感じる。
カミーユのおばあちゃんとメイド姫がお昼はパンで、おゆうごはんはミートソース焼きかなにかを調理しようかしらねなどと他愛もない会話を楽しんでいる。
シーブックとカミーユはエーデルワイスの先生とカロル先生にお勉強をみてもらいながら、学生の本分らしい側面も日々感じながら精いっぱい生きて、人生を彩り豊かに過ごしてゆく。
エーデルワイスの先生は君は僕のエーデルワイスというレーリヒトの詩を読み聞かせてくれた。
ポロポロと春から秋まで咲き続けるエーデルワイスは端的にその詩のようで、シーブックとカミーユの関係性にも通じるものがあり、美しいエーデルワイスの詩はふたりの人生を優しく見守ってくれる山岳信仰にも似ていた。
明日は献茶祭だからねと豊臣秀吉の命日の今日の例大祭と明日の献茶祭にいただくお茶は何が良いかなとエーデルワイスの先生とカロル先生はカミーユとシーブックにそんな今日の出来事を教えてくれて、豊臣秀吉の例大祭と献茶祭があるのですねとみんなでワイワイと会話は自然と弾んで、「今日はそんな日なんだ」と心に響くおはなしだった。
キン肉マンの中の人は今日はお誕生日だねと、エーデルワイスの先生は付け加えて、カミーユのおじいちゃんのご学友が栽培して送ってくれた巨峰を神谷さんが褒めてくれたねと、そんなおはなしもする。
今日がキン肉マンのお誕生日なんだと知ったカミーユとシーブックは月日の移ろいを感じながらも、巨峰やシャインマスカットの季節だねとおはなししながら、今日という良き日を楽しく過ごしていた。
***
月火水木キン肉マン
金土日は遊びたい
ヤッホー
***
早朝マラソン朝陽を浴びてミルク片手に一気飲み
日頃鍛えた精神力で今日も一日頑張んべー
牛丼ひとつで八十円
だったら良いなと思った何曜日だっけ?
不思議と今日は朝からそんな感じの一日を過ごしていたカミーユとシーブックはクスクス笑いながら会話を楽しむのだった。
そしてゲッワイエンタフへとつながり、喫茶店エリアは何だかそれに近い印象がどうしても感じるねと、エーデルワイスの先生が何かいつもこうニカッと笑う感じとかもと……ふたりはとても楽しいお茶会を楽しみながら、慈しみのフィーカを味わうのだった。
それはあの喫茶店を連想させる感じが絶妙にあり、とても楽しい時間だった。
牛丼ひとつで八十円だったらいいなと思った金曜日だねと答え合わせをして、お素麺とハトムギ茶といただいて、ライチティーとジャスミン茶を煎れる……ジャスミン茶は残り六袋で四十八包と茶葉のジャスミン茶が十二月の賞味期限で何袋かあり、多分、十二月までもつんじゃないかなとは思うけど、どうじゃろね。ジャスミン花茶が残り二、三袋あったはず。
多分ジャスミン茶は買い足すのは十二月にライチティーと半々で十五袋で、その次は二月にやはりライチティーと半々で十五袋で、十二月までもつ計算でやりくりはしていた。
ライチティーとジャスミン茶はオーラルケアにとても良くて健康的で美味しい。
そんな会話を交わしながら、喫茶店エリアの補給物資を色々再確認したモーニングの時間帯だった。
【例大祭と献茶祭の前に】
窓辺と教室棟の鉢植えにお昼休みの灌水作業などを済ませて、大絶賛シエスタ日和のシエスタ休憩の時間帯になり、喫茶店エリアでジャスミン茶をカミーユとシーブックはいただいていた。
例大祭と献茶祭……古式ゆかしい伝統的文化に触れながら……。
やがてカミーユのおばあちゃんとメイド姫が市庁舎前マルクト広場の買い出しから帰宅して、イレブンジス・ティーはふわふわのスフレパンケーキとフルーツとサラダとトマトとライチティーといただいて、しばし午睡のまどろみ感がほんのりと心地よいシエスタ休憩の時間帯にお座敷部屋でゴロゴロタイムを楽しんだカミーユとシーブックなのだった。
風光明媚なスペインの村にあるホワイトユール地区のモンマルトル通りの喫茶店の名残が残る教室で、エーデルワイスの先生とカロル先生は食器をふきながら、そっとささやくのだった。
今年はとても穏やかで愛情豊かな例大祭と献茶祭になりそうですね……と。
さて……おゆうごはんはミートソース焼きかなにかを調理しようかしらねなどとカミーユのおばあちゃんから聞いていたので、カミーユとシーブックはおゆうごはんのミートソース焼きに合いそうなフード・ペアリングは何があるかなとしばらく考えていた。
「グリューワインティーにオレンジ・キャンディスとか良さそうかもしれないな……」
そんなレシピにたどり着いて、小鍋でグリューワインティーにオレンジ・キャンディスを一匙加えて煎れて、余熱が取れて少し冷ましてから冷蔵庫で冷やしておこうねとなり、おゆうごはんのお茶はこれでばっちぐーなのだとクスッと笑いあったしあわせそのものなふたりの午睡の時間帯だった。
それはカミーユとシーブックにとってみれば、毎日が穏やかで愛情豊かないつもの楽しい光景で、長く慣れ親しんだ気心しれたマブダチならではの心景色であり、人間性でもあり、ふたりの人生の生活様式そのものだった。
カミーユのおばあちゃんは今日は町内会だから、もしかしたら魚住くんのお寿司を持ち帰ってこれるかもしれないから、何か今晩気のきいたお茶はないかしらねとカミーユとシーブックに話して、烏龍茶やジャスミン茶や紅茶ならあるから、今晩用のお茶はお茶箱にも他にも色々あるし、ちょっと真面目に考えておくね。
富山のハトムギ茶は最後の一包があるから、多分一番夜に良さそうなのはハトムギ茶……かなぁ?
なんておはなしを交わしつつ、穏やかな午睡の時間帯は小粋なまでに洗練されており、少し不思議に感じたが、おそらくはそういうめぐり合わせなのだろう。
ホワイトユール地区のホワイトビーチの潮騒が美しいメロディーを奏でているように。
おゆうごはんはミートソース焼きにグリューワインティーにオレンジ・キャンディスを一匙加えていただいて、いつものお薬を服薬して歯磨きして神きゅんのうがい薬でうがいして、陽は美しく暮れなずみニュアンスカラーよりの蜂蜜色に染まる景色を眺めながら、カミーユとシーブックの相部屋にて一日を終えて眠りに就くのだった。おやすみなさい良い夢をとお休み前の挨拶を交わしながら眠り支度をして、二段ベッドで今日も一日楽しかったねなどと語らいつつも、カミーユとシーブックは夢まどろむのだった。
今宵の役員会のおみやげに魚住君のお寿司はもらえるのかななんておはなしをワクワクと楽しみながら……。
【魚住君のお寿司】
今日はカミーユの体重は朝五十五キロ、昼五十六キロ、夕食後五十七キロのフェザー級の体重の範囲内を相変わらずぐるぐるといつもより一キロ位少ない感じの一日だった。
シーブックとカミーユは軽く一眠りして、ぱちくりと目を覚まして、ふたりしてシパシパと目をまばたきさせた。
カミーユのおばあちゃんがモンマルトル通りの役員会から帰ってきて、おみやげの魚住君のお寿司を持ってきてくれたので、クリスマス・ランタンの灯りを点して阿里山高山烏龍茶といただいて、やはり魚住君のお寿司は絶品だと舌鼓をうつカミーユとシーブックなのだった。
秋津風に夢見るようなコオロギの歌声が甘く切ないバラードのように聞こえて、夢見るセレナーデのようでもあり、秋の虫の音楽会は今盛りなりと云わんばかり……。
阿里山高山烏龍茶と金萱烏龍茶とバイハオ烏龍茶のお茶葉を確認して……献茶祭の宵はかくも美しく過ぎゆき、ホワイトユール地区のホワイトビーチから聞こえる波音みたいな歌声が……寄せては返す潮騒のメロディーのようにしっとりと歌い上げるかのように感じた。
夜風にあたり、風に吹かれて……美しい波の音に耳を澄まして、献茶祭の日へと移ろいゆくそんな侘びさびは静謐なる禅の世界にも似て、時折ぱらつくレイニー・メロディーがしっとりと心地よくも心にしみいるかのような心落ち着く情景だった。
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9月19日(金)
【金萱烏龍茶とバイハオ烏龍茶と献茶祭】
*編集後記*
【入稿用データ作成の備忘録】
*一段組五十頁のPDF*
約三五〇〇〇文字/三六〇〇〇文字
残り文字数は約千文字
シーブックとカミーユ編の第十一話の君は僕のエーデルワイスの最大許容量文字数が
四四二〇文字(支部の第二十三話)~最大でも四九五三文字(ハーメルンの第十一話)で合計三六〇〇〇文字かな。
とりあえずハーメルンで三五〇〇〇文字近く書いてPDF出力したら、一段組で四十八頁、二段組で四十二頁程度のPDFが作れました。
表紙四頁別に用意して一段組で足すなら三五〇〇〇文字、二段組ならあと六頁分書き足す感じで十二話も入りそうですね。
ハーメルンが二千文字から一話分投稿できるので、二〇〇一文字のお話(第六話の家庭菜園の花山椒の佃煮だったかな……)が二頁で偶数で入ったような記憶があります。
なので第十二話を五千文字位書いて、あとは細かい加筆修正用に千文字位残すと、おそらく二段組四十八頁位で表紙四頁足して五十二頁のワンコイン本の入稿用データもハーメルンなら無料で簡単に作れますね。
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