前野良沢の小説は、本日をもって完結しました。
新しい小説は、今のところ設定と人物くらいしか上げていませんが、ある程度出来上がり次第、出していくつもりです。
はっきり言って戦もなければ政治劇もない、単なる一市井の民の姿、それも、権力も何も持っていない、一民間人の人生だったので、ダイナミズムのある話ではありませんでした。
ですが、こういう人がいなければ、歴史を紡ぐことはできません。
良沢にしても、玄白しても、どこかのえらいさんでもなければ、国を左右するほどの英雄でもありません。でもそういう人たちがいるから、時に大きな仕事をやってのけ、不朽の名声が手に入るわけで。
とくにこういう理系の場合は、一民間人が発見したり、広めたりすることで歴史に名を刻む人が多いです。
決してジェットコースターのような話ではありませんが、楽しんでいただけたら幸いです。