カクヨム

『シエ』のエピソード「SCP-048-JP-IR」の下書きプレビュー

シエ

SCP-048-JP-IR

作者
覇翔 ルギト
このエピソードの文字数
2,621文字
このエピソードの最終更新日時
2022年4月21日 14:58



 アイテム番号:SCP-048-JP-IR


 オブジェクトクラス:Euclid


 特別収容プロトコル:SCP-048-JP-IRは現在収容されていません。SCP-048-JP-IRをネット配信サイトアプリ『(編集済み)』にて配信を確認次第、作戦A『配信視聴者』を実行してください。『配信視聴者』は、特殊部隊『α-CIE』をSCP-048-JP-IRの配信に派遣し、SCP-048-JP-IRが配信を十分に満足するまでの約二時間三十分間の配信を視聴及び監視をしてください。時折SCP-048-JP-IRは長時間配信をしますが、定期的に人員を交代させることで継続的な視聴及び監視を続けてください。SCP-048-JP-IRが一時的錯乱状態に陥った場合、速やかに作戦B『日常画像投稿』を実行してください。SCP-048-JP-IRのアカウントのみが見れるようにした特殊SNSアカウントで記憶処理効果のある画像を投稿し、SCP-048-JP-IRに見るようにコメント機能で催促してください。


 説明:SCP-048-JP-IRは特殊人型実体です。青みがかった銀目銀髪であり、瞳には特殊な模様が描かれています。常にヘッドホンをしていますが、これは取り外し可能です。背中には科学的に立証された方法で羽のようなものが六枚浮かんでいます。非確認ではあるが飛行が可能と思われます。人工生命体であり、誕生日は4月24日、年齢は(編集済み)です。基本的にウクレレを使って演奏して歌を歌います。ウクレレはこれ以降SCP-048-JP-IR-1とします。


 SCP-048-JP-IR-1で演奏した曲を聴いた人はSCP-048-JP-IR-1の異常性に暴露します。(以降、SCP-048-JP-IR-1-1とします) SCP-048-JP-IR-1-1はその曲を聞く度に脳裏にSCP-048-JP-IRが浮かぶようになります。SCP-048-JP-IR-1-1は記憶処理、もしくは数ヶ月間配信を見ずにいると暴露が解けることがわかっています。


 アプリ内機能の『スター』を千回押すごとにSCP-048-JP-IRは特殊な行動を行ないます。そのうち五千個目が送られるたびに特殊な行動をとり、左目を閉じるという行動を取ったり、『グー』『チョキ』『パー』で構成される『じゃんけん』をすることが確認されています。

 じゃんけんの計測結果は『チョキ』と『パー』を比較的に出すことがわかっており、『グー』『チョキ』『パー』の順番で出しやすいという事がわかっています。


 SCP-048-JP-IRは他人の目玉を舐めることに性的興奮を覚えている事がわかっており、舐めた相手の髪の毛を一本回収し保存する趣味がある事もわかっています。


 SCP-048-JP-IRはネット配信サイトアプリ『(編集済み)』で配信しているのを財団が発見しました。SCP-048-JP-IRの異常性は不規則にSCP-048-JP-IRにのみ発動する反ミーム作用であり、数秒前にしていたことを完全に忘れてしまいます。SCP-048-JP-IR自身にもその異常性を制御できていません。


 SCP-048-JP-IRは基本的な姿とは別に、他にも二種類の姿を持っていることが確認され、SCP-048-JP-IR-2とSCP-048-JP-IR-3とされました。


 補遺1:財団は幾度となくSCP-048-JP-IRの収容を試みましたが、すべて失敗に終わりました。理由として、SCP-048-JP-IRの存在がインターネット世界の中という事もあり、物理的干渉は不可能であることが挙げられます。あらゆる手段を用意て配信元を調査しましたが、発見することが出来ませんでした。現実改変の能力を持っている可能性も示唆され、O5に探索の規模の拡大を研究長の(編集済み)博士が申請しました。


 追記:申請は資金的要素とSCP-048-JP-IRの危険度を鑑みて却下されました。



 補遺2:SCP-048-JP-IRに対してあらゆるアプローチをする実験をDクラス職員に配信を視聴させ行いました。実験内容と結果は以下に記録します。


 実験1:実験日:(編集済み):SCP-048-JP-IRに配信中にコメント機能にて褒めたり感謝を伝える。

 結果:SCP-048-JP-IRは恥ずかしがったり感謝を返したりしました。異常性は確認されませんでした。

 実験2:実験日:(編集済み):SCP-048-JP-IRに暴言や罵倒を送信する。

 結果:アカウントはブロックされ、SCP-048-JP-IRは精神的に落ち込んだ様子を見せた。異常性は確認されませんでした。

 実験3:実験日:(編集済み):SCP-048-JP-IRの住所を尋ねる。

 結果:回答ははぐらかされ、詳しく聞くことはできなかった。異常性は確認されませんでした。

 実験4:実験日:(編集済み):SCP-048-JP-IRが媒介にしているだろうデバイスにサイバー攻撃を仕掛ける。

 結果:サイバー攻撃は失敗。SNSでその事実をほのめかす投稿がされました。サイバー攻撃の阻害方法に非人間的速度で対応している様子が確認されました。

 実験5:実験日:(編集済み):SCP-048-JP-IRに記憶処理の効果がある画像をダイレクトメッセージで送信する。

 結果:(編集済み)

 実験6:実験日:(編集済み):(編集済み)

 結果;(編集済み)


 追記:実験5の結果において、SCP-048-JP-IRの反ミーム作用は(編集済み)も(編集済み)でした。


 補遺3:以上の実験結果より、特別収容プロトコルが修正され作戦Bが追加されました。実験はいつの間にか申請された実験の凍結申請が承認され、実験は凍結しました。申請した人物は研究長の(編集済み)博士でしたが、本人にはその記憶は無いとのことでした。


 追記:研究室に所有者不明の録音機が発見されました。録音機に録音された声の主である研究長である(編集済み)博士は録音した覚えはないとの事でした。以下に録音内容を記します。


 録音:

(編集済み)博士:「これを誰かが聞いている頃には私達は全て忘れているだろう。実験も凍結しているはずだ。だから、最後にこの言葉を残そうと思う。


 忘れた事を忘れるな。」





 補遺4:私達は一体何を忘れたのだろうか。録音機に残る私は何を伝えようとしたのだろうか。今日もSCP-048-JP-IRの配信に行こうと思う。ーーー(編集済み)博士


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小説情報

小説タイトル
シエ
作者
覇翔 ルギト
公開済みエピソードの総文字数
0文字