ナニかが見えるようになったら美少女に勧誘されました。
第1話
- 作者
- なゆお
- このエピソードの文字数
- 2,558文字
- このエピソードの最終更新日時
- 2025年3月20日 12:24
「今日も楽しかったね〜」
「そうだね」
「付き合ってから、どのくらい経ったんだろ?」
「確か、5ヶ月とかじゃない?」
「そうなの!?私そんなに経ってると思わなかった!」
「楽しいと時間が過ぎるのが早いって言うからね」
「うん!一緒にいると、楽しい!」
「はは、僕もだよ」
「太一…」
「遊佐…」
「…あれ?太一?いない?どうした――――」
グシャッ!グシャ……!
俺達は今、境地に立たされていた。
「どうする、透?」
「どうするったって、」
「俺はもう、無理そうだ…」
「僕も…」
「せめて、お前だけでも助かってくれ…」
「いや、僕がここに残るよ…」
「なら、2人で戦うか…」
「そうだね。僕たち2人なら…!」
「この限定製品版キララ応援グッズ一式買えるはず!」
「あぁ!」
「すみません。買わないなら、いいですか?」
「「アッ、ハイ」」
「まいどありー!」
「…」
「…」
「いや、なんで止めなかったんだよ!全部買われちまったじゃねぇか!」
「いや、そもそもお金がなかったじゃん!」
「俺は正論が嫌いだァ!」
「理不尽!?」
俺の名前は篠原 凪。
普通の高校生だ。
そして今言い争っているコイツは倉本 透。
唯一の男友達でもある。
今日は期間限定、キララ(という推しのアイドル)の応援グッズの発売日なのだが…。
この通り、金が足りなくて惨敗という訳である。
何が悪いのか?
元々金が無いのと、金額を調べていないのと、その前に色々買ってしまったからだ。
「はぁ…、こうなるなら、もうちょっとちゃんと調べたりした方が良かったなぁ…」
「凪君…。冒険なんかしてるからそうなるんだよ」
「うるせぇー、その前になんか買おうって言ったのはお前だろう?」
そして、街角を曲がる。
すると、
「なんだ、あれ?」
「えっ?」
目の前に、超巨大な怪物が、
「透!逃げるぞ!」
「えっ!?ちょ、何にも見えないよ!」
「は??」
あんなデカくて怖いやつを?
「俺にしか…、見えない…?」
振り返ると怪物は、
人を、食べていた。
「ひっ!」
「どうしたの?凪君、なんか変だよ?」
「いや、いいんだ。それより、少し遠回りしようぜ」
「えぇっ?なんでぇ、」
「いいから―――」
ズドン!
「なんだ!」
「地震…?」
いや、違う。
怪物が倒れている。
その上に、誰かいる。
「女の子…?」
「えっ?」
その子は俺と目が合うと、驚いたような顔をする。
いや、こちらが驚いているのだが。
「えい!」
「はぁ!?」
その女の子は何メートルかはある怪物の体から落ちる。
そして、綺麗に着地する。
「ねぇ、あなたうちの所来ない?」
「はっ?」
「えぇ!?凪君がぁ!?凪君、これは絶対詐欺だよ!」
「お前…、見えるのか…?」
「えっ?」
「そう。私は今見えるようにしてるの」
「どういうことだよ!」
「私に着いてくるなら、教えてあげる」
「…悪い、透」
「そんな、凪君!詐欺だよ!戻ってきて!」
「いや、もうそういうベクトルの話じゃ無さそうだからな」
「それじゃあ、行きましょうか」
「凪くーーん!!!」
じゃあな、透。またいつか。
「で?ここはどこなんだよ」
「私達の組織の拠点」
「一から、いいや、ゼロから話してくれ。そうしないと、まったく俺は分からない」
「えぇ、そうするつもりよ、何か気になる点があればその都度教えてちょうだい。私は一気に話すタイプだから」
「そうか、俺の嫌いなタイプだな」
「…。まぁ、いいわ。まず、あの怪物についてね」
「えっと、いきなりで悪いがなんで周りの奴から見えないんだ?」
「まぁ、簡単に言えば幽霊みたいなものよ。あいつの名前は無くて、名称みたいなのがあるだけ」
「名称…?」
「種族って言った方が正しいわね。名は神獣。神の獣と書いて神獣」
「は?神?」
「そう。神に近い存在よ」
「じゃあ、なんで人間を襲うんだ?」
「さぁ、分からない。一定の人を食べれば元に戻れるとか最初は言われてたんだけど、あいつらはただ殺すだけだからね」
「元に戻る?」
「あぁ、言ってなかったわね。神獣…。アイツは元々は人間だったの」
「えっ…?」
「なにかから神獣との接触があって、そして、凄まじい感情の高まりがあったら、神獣へと変貌するわ」
「そんな…」
「まぁ、そんな神獣にもオリジナルと言われる、元々神獣として生まれた存在がいるの」
「…?」
「オリジナルには、『神の品』と言われる粉末のような物が撒かれていて、それを吸ったり、取り込んだりした者がコピーとして生まれるわ」
「つまり、オリジナルを全部殺せば…」
「そう、コピーはもう生まれないって事」
「どうやって見分けるんだ?」
「強さよ」
「…」
そんな大雑把な…。
「てか、お前が倒した時、お前も見えなかった風だったが、あれはなんだ?」
「うーん。神秘?」
「おい」
「うそうそ。なんかの新開発で、周りから見えなくなるらしい」
「大雑把すぎる」
「ちなみに、トリガーは武器を召喚したらよ」
「武器!?」
「そう。これよ」
「スマホ…?」
「見た目はね。これが変形するの。しかも、見た目通り連絡も出来る優れもの」
「へー」
俺が触れようとした瞬間、引っ込められた。
「ここから先は入団者以外禁止でーす」
「そ、そんなぁ」
「入りたい?」
「っ…、入ります!」
「そう、これ貴方の物だから」
「用意周到だなぁ…」
「いいの。それよりも、好きな形を尊像してみて、きっとそれに応えてくれるから」
「それなら…男の憧れの、約束された勝利の
「ちなみにアニメの武器を真似したら、著作権とかで捕まりかねないわ」
「すみません」
ならば、かっこいい剣を…。
ぶわっ!
「!?」
「あら、凄いわね」
「黒い…剣…!」
「その調子で銃も出して見ましょうか」
「おぉ!」
ぶわっ!
「二丁拳銃だ!」
「…!へぇ、あなた中々筋がいいじゃない」
「槍も出せる!弓も!」
「ははは、興奮してる所悪いけど、その武器は自由に変えたり出来ないのよ」
「えっ?」
「それも最初から…。あなた凄い才能を持ってるかもしれないわ」
「もしかして、この隊初めてとか、」
「武器を自由に変えれるのはあなたで5人目だわ!」
「( '-' )<カーナシミノー」
「でも、初めからは…」
「パァァァ…!」
「あなたで3人目だわ!」
「ウソダドンドコドーン!orz」
「でもいい事じゃない」
「そうだな…」
「まぁ、あなたを歓迎するわ!この地獄のような世界で神獣を撒き散らした者に、鉄槌を!ようこそ!『神への裁き』に!」
「だっせぇ…!」
「うるさい!」
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小説情報
- 小説タイトル
- ナニかが見えるようになったら美少女に勧誘されました。
- 作者
- なゆお
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