『魔術探偵は嘘吐きだ! 完結版 第二稿』のエピソード「第2話 裏」の下書きプレビュー
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いやはや、見事なものです。こちら側で働くただの一般人の詐欺師が居るなどと聞いた時は驚きましたが、あの胡散臭い男――『やあ、私はヤマモトと呼ばれている者だ!』などと挨拶してきたのです、とても怪しい――は嘘を吐いていなかったのでしょう。
いや当たり前ですね、彼自身は何の変哲もないオカルトなのですから。詐欺師の親友などというから、グルなのかと思ったが明らかにオカルトを使ってましたし。
だが、そろそろ詐欺師探偵も邪魔ですね。目的を果たすまでの間、あの小五月蝿い連中から距離が取れれば良かったので利用してましたが、嗅ぎまわられては厄介です。
前回の儀式が失敗した理由もハッキリとしました。こうなるとやはり、マリー・スリップジグの研究データが欲しい所ですのに……。どこを探しても見つからない!
新月の日まで三週間ほど。不安要因は出来るだけ取り除きたいところですね……。
そういえば、変な噂を聞きました。予知能力を持った少女でしたか。もしかすると、厄介なことになるかも知れませんね。手を打っておきましょう。
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