一分で分かる1部まとめ & 登場人物紹介

          一分でわかる1部

 

 1章

アマト「君が奴隷だったからといって別に何の感慨も抱かなかったし何のケアもしなかったけど気にはなってたし生きててよかった」

フィリア「素敵(好き)」


 2章

ノルン「私だ」

アマト「お前だったのか」


アマト「私だ」

ペラム「お前だったのか」


アマト「私だ」

かませ犬「お前だったのか」


 3章

フィリア「好き(好き)」

アマト「好きになったから遠ざけますね」

フィリア「皆応援してくれるから諦めない!(好き)」

アマト「参りました」




   登場人物まとめ


 アマト・フリューゲル


 海岸に打ち捨てられているところから登場する主人公。デカい。貴族。

基本的に態度は温厚で周囲の人間や部下への気遣いから慕う人間は多い。

しかしそれは貴族によくある体よく駒のように扱うための冷酷さを隠す仮面でもある。

 一方で大切なものリストに入った相手には厳しくなり、自分から遠ざけようとするなど非常に面倒くさい性格。それを更に突破すると親馬鹿の様に溺愛する。



 フィリア


 1部全体を通してスポットライトが当たり続けたメインヒロイン。

命の恩人であるアマトと行動するうちに一緒に生きていたい。と思ううちにその夢をかなえたシンデレラ。

 奴隷時代などの過去もあるが彼女の心根は異様なほどまっすぐに育っているため相手を謀るようなことはせず、お互いに気付いていないが権謀術数の貴族社会で生きているアマトは彼女に一種の憧れを持っている。



 ノルン・カルディコット


 ゴシック調の衣服を着た寡黙なメインヒロイン。

1部の本筋にはあまり関わらない顔見せに近い扱いでほぼ活躍はない。2部からは多分出番も増える。脱ぐと凄いらしい(本人談)が、大嘘(アマト談)。

 冷静なようで激情家、敵と戦う際にも静かだが殺意を剥き出しにしている。

戦闘では杖から魔法というウィザードスタイル、非常に強力だがこの世界での魔導学はとある理由でオワコン扱いとなっている。



 リム・フリューゲル


 東方の島国の勘違いファンなメインヒロイン。

アマトに溺愛されている人間その1、だが1部ではアマトがフィリアに気を取られ過ぎてあまり構ってもらえていない。

 一方でフィリアのサポートにも周り、フィリアに護衛への道を示した張本人。

普段はニコニコとしているがアマト直属の部下としての実力は他の追随を許さない。



 ロイ


 アマト不在の子爵領をまとめ上げていたナンバー2。

しかし、戦略家ではなく戦術家の彼は対局を動かす器が育っておらず、敵軍との戦いであわや全滅の目に遭う寸前だった。

 ただし本人にはこの作品で唯一ギャグ補正が利いているので絶対に死なない。



 グリフィス


 冷静でいかにも有能な騎士。アマトへの忠誠心は自他ともに認めるナンバー1

裏を返せば指示待ちの性質が強く、人の上に立つことは決してできない。そのためアマトの部下としては自立心のあるロイの後塵を拝している。



 ダグ、リンゼ


 多くの偶然に支えられ、アマトに拾われることとなった孤児兄妹。

ダグは兄としてリンゼを守るため警戒心が強く、リンゼはそんなダグの負担を心配するあまり行動が消極的になった。

 しかしまだ幼く、一切の悪意を感じさせない無垢な姿が日々の戦乱で心が荒みがちな兵士から非常に評判が良く、屋敷の全員にも愛され情操教育は順風満帆。



 ランディア、リンディス


 本作の兄妹その2。アマトの部下でも数少ない自由行動が許可された騎士三名の内の二人(あと一人はリム)今回は特に活躍はなし。



 アルベルト


 アマトが旅の途中偶然出くわした御老体。グリフィスの祖父であり今でも時折アマトに協力する有能なじいさん。今回はアマトの帰還とタイミングを合わせた国王との謁見のセッティングに協力する。



   一発キャラ


ソール 性別:男 年齢:43


 普通の街コーロニアでこれまた普通の宿を営む中年男性。ガタイは良いがそれに釣り合わないハスキーボイスと生来の女々しい性格のギャップのせいかリピーターどころか従業員すら獲得できないダメ主人。

アマトに多額の融資を受けているため頭が上がらず、自身の宿を隠れ家代わりに使われることもある。



 ルアンナ 性別:女 年齢:26


 ザンドラで家業の高級宿を営む女性。アマト、ノルンとは旧知の仲。陽気な性格でゲラ女と呼ばれることが多いが商売の話になると融通が利かないガメツさで、アマトを剣闘祭に参加させる一因となる。つまりはダグとリンゼの間接的な恩人。



 ペラム・リーコット 性別:男 年齢:43


 この男と蝦蟇、結婚相手を二者から決められるとするならば世の親は迷わず後者を取る。

 仮にも貴族位にある人間だが黒に限りなく近いグレーな手段で私腹を肥やしている。自己中心的な合理主義者でもあり、ダグ、リンゼ兄妹を奴隷同然の扱いにしながら家元の商会を牛耳ろうとするなど徹底して周囲を自分の道具としか見ていない。

だがそれを周囲の人間が快く思うはずもなく、求心力皆無の中年太り。



 セオドア・ロウスター 性別:男 年齢:24


 フラーズ王国騎士団の一つ、ロウスター騎士団団長を務める若手。

フラーズでは貴族の指名で騎士団が地方に派遣されることがあり、ペラム子爵の付き人となるがダグ、リンゼへのあまりの外道ぶりに憤慨する熱血漢。

……などではなくダグとリンゼを自身で助けることで騎士団への援助を狙っていた。結果的にその思惑はアマトの介入で頓挫することになる。

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