第4話

翌日。メイリはサーラを表の仕事部屋に誘い、色々な花布を並べて見せた。

優しい青の花布。淡いピンクの花布。揺らぎのある緑に、ほのかな光を帯びた、向こうが透けて見えるほど薄い銀花布。それぞれ何の花布でできているかを教え、隣のハイランは、微笑みながら棚から出し入れを手伝う。最初は紫陽花の銀花布。

「ドレスに使ったのはこれです。色の移ろいが目に楽しいでしょう?」

次の銀花布は薔薇の花から作られていた。ほんのりと薔薇の香があたりに漂う。

「これ、貴族さんは下着にも使うのよね。凄く贅沢だと思うんだわ。大体は夜会のドレスにする人が多いけれどね」

サーラが触らせてもらうと、うっとりするほどなめらかで、ひんやりと冷たい。元は濃いピンクの薔薇だというその花布は、優しい淡いピンクに色が落ち着いており、レースや刺繍をふんだんに施して肌着にすれば、きっとかわいいだろうなあ、とサーラは思った。

「ニオイスミレも人気がありますね」

ハイランが、花布にしては濃い藍色の布を下す。今度はスミレの香りが漂った。色が抜けている部分は黄色が入っていた名残だと教えられる。

「もっと濃い色のドレスが着たい方はどうされるんです?」

「こだわりが無ければ糸を染めて織った布を使うわね。花布を染めてもいいんだけど、普通、元の花びら以上の濃さには染まらないから、色むらが出て扱いにくいと嫌がる仕立て屋は多いわね。例えばこのニオイスミレ。黄色はどうしても色が抜けてしまうから、後から色を入れて整えるの」

自然に咲く花は、どうしても均一には染まらない。自然に咲いている時点で見た目に判らなくても、染色をした時に色が入りづらい部分というのが出てくるのだという。また、染めると香りが変わってしまうので、香りを楽しみたい場合は染めることが難しいのだそうだ。

初めて知ることの連続に、サーラは目をキラキラさせて聞き入っていた。


「そういえば、刺繍もお好きでしたか?」


ひとしきり色々な説明にわくわくしながら布を眺めたり、触らせて貰い。一息ついたところでサーラは、本棚の一角に釘付けになった。目線の先には、ずっしりと分厚い刺繍の図案集が何冊も並んでいる。話しかけるハイランに、サーラは頷く。

「好きです。…姉たちの方が上手なので、練習したのは編み物や織物ですけど。商品を出したりはしてないんです。自分の服や小物に縫い取りをするくらい…」

と、胸元や袖口の刺繍を見せると、ハイランは目を丸くした。

「……へぇ。こりゃ凄い」

「あら、ハイランが言うなら相当なのかしら?」

「き、今日着ているのは一張羅なので…!」

興味津々のメイリに、サーラは真っ赤になり、腕を後ろに回す。


ノイムエントからラヌークは、都会に出るという感覚である。今回サーラは、祖父が懇意にしている商家へ納品に行くという仕事だったので、半年前に仕立てた外出着を着ていた。服自体に手を加えることは憚られたが、見えないところにお洒落を入れようと、袖口や裏にたくさん刺繍を施していた。

サーラは村で登録されている仕事が編み物・織物であるため、作った刺繍の作品を正規のルートで売り出すことはできない。また、姉二人が熟達した縫い手であるため、商品価値も高くは無い。

刺繍はサーラにとって趣味の一環でしかなかった。ただ、好きだったのであちらこちらに何かしらは縫い取って遊んでいた。


そんなサーラの後ろに回り込んで腕を取り、わたわたしているサーラを可愛いと思いつつ。

メイリは「あら…本当に綺麗」と絶賛した。恥ずかしそうに小さくなるサーラを大人二人はほほえましく眺める。

「これで『ポワナ』なの?『ポニエ』でも充分通りそうだけど。お姉さんたちは余程に上手なのかしら」

ポワナは「編み物がうまい」、ポニエは「縫物がうまい」である。メイリ達はまだサーラの編み物を見ていないが、どうみても年齢不相応な刺繍の腕。冗談抜きで、少し練習すればハイランの腕は追い抜きそうなその出来栄えに、メイリが不思議そうな顔で尋ねると、サーラは頷いた。

「はい。今は上の姉がプリムヌイエで、一番上の姉は先代のプリムヌイエでした」


プリム(認める)ヌイエ(刺繍・縫い取り)という古い言葉をつなげると「認められた縫い手」という意味を指す。

普通の村ならなんということもないが、ノイムエントにいる職人で「プリム」をつけて職業を名乗ることができるのは、ノイムエントで1年に一度行われる品評会で最優秀の称号を得た上で、銘入りの作品を売る許可を得た者だけになる。

なお、出品できるのは12歳からとなっており、サーラは今年の品評会で出品する予定である。


「…お姉さんたち、おいくつなの?」

「一番上の姉は今年で22、すぐ上の姉は今年で17です。」

「リカルドさんちは、みんな凄いのねぇ」

「お姉さんたちが二人ともですか?」

サーラは頷いた。

「はい、一番上の姉がお嫁に行った年の品評会で、上の姉がプリムヌイエになりました」

「ああ、そいういうことですか」

『プリム』を名乗れるのは限定一年間。名乗り続けたい場合は毎年品評会で最優秀を取らなければならない。

サーラの一番上の姉、マリアは12歳から嫁に出た17歳まで、プリムヌイエの称号を保持していた。その後、入れ替わりでサーラの上の姉アリスがプリムヌイエを持っている。マリアは嫁ぎ先での仕事が忙しく、出品できるような時間が取れないので現在は出品をしていない。入れ違いにアリスが出品をつづけている。アリスは結婚後も引き続きプリムヌイエ保持のため出品は続ける、ということをサーラは聞いていた。


「…なので、私はレース編みを出そうと考えています」

「そうなの。…勿体ないわねえ」


これほどの腕を、姉たちが出品するからという理由で、趣味の枠で眠らせておくのか。

メイリは少し、考え込む仕草をした。そんなメイリをハイランは横目でちらりと見る。サーラは、気づいていなかった。

話は行きつ戻りつ、ゆるりと続く。


「上の姉…マリア姉さまが結婚するときは、みんなでドレスにびっしり刺繍をしました。私も少しだけ刺繍させてもらいましたが、レースで縁取りをしたり、飾り付けをメインでさせてもらったんです。…ドレスは、銀花布じゃあなかったですけど、そんなの劣らないっていうくらい綺麗だった、と思ってます」

「銀花布はおいそれと買える金額じゃないわ。大事なのは気持ちじゃない。お姉さんは幸せ者だわね」

メイリさんが優しくサーラの頭を撫でる。ハイランも微笑んだ。

サーラは嬉しくなり、今回マネキンを凝視していた理由を、…言うつもりは無かった部分まで、口を滑らせた。

「ありがとうございます。だから、アリス姉さまのドレスだって、銀花布に拘らなくたって、きれいにできるのにって思うのですけれど…それではだめなんだって。それで、悔しくて…」

はっとしたようにサーラが口を押える。

「…ふぅん?」

メイリは面白そうな顔で、サーラを覗き込んだ。俯くサーラに、ハイランが柔らかく続きを促してみる。

「……銀花布じゃないとまずい事情がおありなんですか?」

言いたく無かったら無理には聞きませんが、と優しく声を掛けるハイランに、サーラはおずおずと言葉を紡ぐ。

「ええと。アリス姉さまは、今度アティサリの長の家にお嫁に行くことになったんです」

「アティサリ…貴金属でも銀を主に扱う街でしたかね。刺繍に長けたお姉さんとの婚姻なら、装飾品の質が上がりそうだ」

ハイランが顎に指を当て、呟くと、サーラは頷いた。

「はい。それ自体は凄く喜ばしいことですし、家同士とはいえ姉も、兄になる人も好きあって結婚するみたいなので、家族はみんな祝福しました。ただ、向こうのお家は貴族様なので、お支度もちゃんとしなきゃいけないみたいで。父も母も一生懸命準備してたんです。でも…」

そこまで聞いたハイランは肩をすくめ

「さしあたり、向こうの家のお姉さんか妹さんあたりが、『花嫁衣裳程度銀花布も用意できないなんて、田舎者ねえ』と言ったとか」

「なんでわかったんですか!!」

二度目の大声を上げるサーラに、ハイランは苦笑する。

「…僕、一応貴族家の人間なので、予想はつきますよっていう」

「面倒ね貴族って」

相槌をうつメイリ。サーラは、昨日疑問に思いつつも言葉にする暇が無かった質問を、やっと言葉にする。

「そう!昨日も思ってたんですけど、なんで仕立て屋さんに貴族の人がいるんですか?」

「なんでって。僕ここの従業員ですけど」

この世界の階級制度は比較的強い。武家以上は大体貴族家に属する為、大抵の貴族家の人間は定職に就いているが、本職ではない仕事に就く、というのはまず聞かない。特にハイランの実家アレウス家は、近衛騎士団長を世襲で勤めるような高位貴族である。ハイラン自身も「去年までは騎士団にいました」と言っていたのだ。


「なんで職業が二つもあるんですか?リテって、職人でもあり、武人でもありって意味ですよね?」

「僕は元々、リ=アルグ・アレウスという名前だったんですよ。メイリと一緒に働くと決めたとき、テの職名も貰ったんです」

知らぬ間にそっと席を立っていたメイリが、改めてお茶を入れてきた。温かなお茶を一口飲むと、リンゴの香りが漂う。

興奮していたサーラが、少し気持ちが静まるのを見計らうかのように

「…まぁ。普通は武家に生まれたら、騎士か兵士にはなってますし、途中で変える人というのは僕も会ったことが無い」

「一応、去年までは騎士団にいたわよね」

混乱して頭を押さえるサーラに、ハイランさんは苦笑した。


「僕は特殊ケースなんですけどね。…あー。サーラさんは、『赤ちゃんは何処からくるか』って、ご存知ですか?」

ハイランは、サーラの年齢を考え、少し遠まわしに尋ねてみる。

「ええと。…愛し合って結婚した男の人と女の人が、仲良くしてるとできるよ、と教わってます」

少し考えてからサーラが答えると、ハイランは頷いた。

「なるほど。風妖精はちょっと違うんですよ。地・火・水の妖精たちは、その通りに子供を成すそうなんですが」

「…違うんですか?」

「違うんだなあ」

きょとんとしたサーラに、ハイランは簡単に説明した。

なお、サーラは性教育を一応受けている。異性のハイランに「知っています」と言い切ることは気が引けたのだ。


「風妖精は、子供を成す力を持っていません。子供を願う夫婦は、王宮に生えている、虹色鬼灯の庭に行って、願掛けをします」

「…ホオズキ、ですか」

「ええ。授かれるかは運らしいですが。新月の夜、丁度良く育った鬼灯の実に、願いを込めて自分たちの名前を書いた札を下げます。次の満月の日、願いが届けば、ぱちんと実が割れて、風妖精の赤ちゃんが落ちてくるそうですよ」

「へええ…」

「赤ちゃんを授かった夫婦は、妖精王様にお願いして、名前を付けてもらいます。ただ」

ハイランはお茶を一口飲んで続ける。

「鬼灯から生まれる赤ん坊は、3文字以上の名前はつかないそうです」

「…じゃあ」

目を丸くするサーラに、メイリは呟く。

「そう、貴族にはなれない子供、なのよね」

「貴族家の方々は、どうやって家を継がせるんですか…?」

「貴族家以上、言い換えると4文字以上の名前が付く子供は、生まれる場所が違うんです。僕らは、世界樹から生まれる」


ラヌークは、王宮の向こうに世界樹がある。世界樹の根元は、袋のようなこぶがいくつもいくつもあり、その一つ一つが養分のたっぷり詰まった水で満たされている。4文字名以上の風妖精は、ある日その中に、ぽこんと生まれるそうだ。

「しばらくはその水の中で過ごすんですが、成長とともに水かさが減ってきます。袋を破れるくらいに減ってきたら、破って外に出ます。濡れてるから寒いですし、そのころにはおなかが空いてくるようにもなるのでね」


ハイランは大体3歳くらいの大きさで外に出たそうだ。

出てきた風妖精は、世界樹の護衛の為に巡回している騎士たちが保護して、能力を調べ、しかるべきところに連れて行く。

「僕は、名前が4字だったので武人と判断され、計測した能力値が高かったのでアレウス家に引き取られることになりました。そんな生い立ちなので兄弟姉妹の概念は薄いんですけど、風妖精以外の普通のご家庭でいうところのきょうだい、は僕の上に3人、下に3人います。兄姉兄僕、妹3人で、きれいに男女で分かれました」

もう一口ハイランはお茶を飲む。

「…アレウス、は武門です。兄も姉も妹たちも、一定以上の武芸の能力を持っている故、うちに来ました。妹たちなんて、見た目は可憐で、フォークを持つのがやっとのような細腕なんですけどね…女の人は怖いです。…脱線しましたね」

メイリが、女の人は怖い、の下りを喋ったあたりで、むにっとハイランの腕をつねる。ハイランは苦笑して話を戻した。

「僕が持って生まれた技能スキルは…。平たい言葉にすると『器用貧乏』でした」

「…え?」

騎士と器用貧乏という単語が結びつかず、サーラはぽかん、とした顔でハイランを見つめる。ハイランは微笑んだまま目を伏せる。

「もう少しわかりやすく言いますと。…武器もいろいろあります。大剣、片手剣、両手剣、短剣、刺突剣。弓にナックル…はあまり騎士団では見かけませんが。でも、それぞれ扱い方も使う筋肉も違いますので、普通は系統が絞られます。…ここまでいいですか?」

こっくり、とサーラが頷く。

「大抵の人は一つの剣だけを磨いていきます。多い人でも片手剣とレイピア、レイピアと短剣、みたいな短所を補うような扱い方をすると思います。…僕は、どんな武器でも使えるんです。使えてしまう、といったほうがいいか」

首をかしげるサーラに、メイリが補足した。

「要するに、ハイランは大剣を軽々と振り回せるのに素手で殴るのも強い、両手剣で二刀流が出来ちゃったり、弓で3本同時に射ることが出来たり、と、普通じゃ無茶だと思うようなことが、少しの練習でできてしまうのよ」

「それ、凄いことじゃないんですか?」

尊敬のまなざしで見上げるサーラに、ハイランは苦笑を深くする。

「悲しいかな、その道を磨きぬいた人には勝てませんので…。で、話を戻しますと。父はこの器用さと、生まれつきの身体能力の高さで僕を引き取ったんですけど。僕の器用さのスキルは、武器の扱いだけじゃなかったんです」

「…たとえば、家事もできちゃうとか」

サーラが思いつきを口にすると、あっさりとハイランは頷いた。

「そうです。お茶を入れたり、掃除をしたり。書類仕事も、絵を描いたり、計算をしたり。一通りのことは水準よりかなり高いレベルにできることが、メイリと出会ってから改めて調べたことで判りました」

くい、とお茶を飲みほしたハイランに、メイリがもう一杯注ぐ。


「大分脱線しましたが。僕がメイリのところで働くようになったのは、…まぁ、まだ理由があるんですが、一つはこの器用さのおかげです。職人として十分やっていける、と妖精王様に認められて、テを名乗ることを許されました。ただ、アレウスに籍は置いたままなので、リテ=アルグ・アレウスと名乗っています。2職持ちは、過去に例がないわけではないそうですが、現在は僕だけみたいです」


思ったより複雑な話だったことに、サーラが咀嚼をしていると、メイリが時計を見上げて立ち上がった。

「そろそろ出発しないと日が暮れるまでにノイムエントに着かないわ」

「…そうですね。では準備してきます」

ハイランが答えて、外に出て行く。

楽しかった時間が、終わってしまう。勿論、介抱してもらって元気なのだから、帰るのは当たり前の事だ。なのに、なぜかずっとここにいるような気がしていたサーラは、自分でも不思議なほどに気持ちが落ち込むのを感じていた。


そんなサーラをちらりと伺い、メイリは何処からかマントのようなものを持ってくる。

「まだ日が沈めば寒いから、着ていらっしゃい。ハイランに預けてくれればいいから」

「え?ハイランさん?」

聞き返すと、外出着に着替えたハイランが戻ってきている。

「送って行きますよ。引き止めてしまいましたし。ケット、乗ったことあります?」

騎乗猫ケット?話は聞いたことあるけど、見るのは初めてです」


外に出ると、二人乗りの鞍をつけた騎乗猫ケットがおとなしく箱座りしていた。毛並みは銀色で、瞳は澄んだ青。こちらを見て、声を立てずに鳴いた。

「その子はセラ。可愛がってあげてね」

メイリに紹介され、サーラが呼ぶと、なーぅ、と返事をする。

騎乗猫ケットとは、野生の風羽猫を訓練して、騎乗できるように仕込んだものを指す。

「セラはぼくが騎士に叙任された時からの付き合いなので、割合おとなしいと思いますよ。…セラ、慣れないひとを乗せるから、無茶はしないでね」


セラが今度は、にゃー、と返事をして、箱座りの前足を、ぺたりと前に出した。少し背高が下がって、乗りやすくなる。ハイランはサーラを抱き上げ、鞍の前側に乗せた。

「慣れないうちは前側のほうがいいので、失礼しますね」

そして自分はひらりと後ろの鞍にまたがる。ハイランが姿勢を落ち着かせたところで、セラが立ち上がった。背中がハイランの目線くらいの高さで、人間の世界なら大きめの馬ぐらいの体躯になる。

「わわ!?」

「大丈夫です。前の手すりをしっかり握っててね。ちょっとすみません」

サーラが驚いて声を上げると、ハイランは、サーラに手すりをしっかり握るよう教えて捕まらせる。そのまま後ろから手を回してサーラの腰をベルトで鞍にしっかり固定した。

メイリがハイランにマントを手渡す。ハイランは自分ごと、サーラをベルトの上からしっかりと包み、マントが飛ばないよう更に固定した。

「では行ってきます」

ハイランが騎士風の挨拶をすると、メイリは笑った。

「はい、気をつけて。…またね、サーラちゃん」


…また?


聞き返す間もなく、セラは跳んだ。

サーラの甲高い悲鳴が、尾を引いて宙に消える。

メイリは見えなくなるまで手を振り、店に戻った。

「…よく考えたら、一人ってはじめてね」

と、小さく呟いて。

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妖精の仕立て屋 @manaka

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