シャーロットが全て

ヒロインであるシャーロットがよく出てくる序盤から中盤は彼女の歓心を買うという目的があり、主人公が自分を変える努力をすることで周囲の評価や二人の距離感が変わっていくのがとても楽しいです。

中盤以降はシャーロットの出番が少なくなるに従って物語の引きも弱くなってきて、平和といってもそもそもどこでどういう紛争が起きているのか、どう解決しようとしているか、そういった情勢が読者に見えないこともあり、ちょっと失速気味な印象です。

結局のところ本作の魅力はシャーロットに依存する部分が多く、どうやって周囲を押し切りシャーロットと結ばれるかに関心が向くので、それ以外が余計に感じてしまうのかも知れません。

最近のお話でようやくシャーロットが戻ってきたので本筋のストーリーが進むといいなと思っています。

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