繰り返されるのは『平穏な毎日』だけで良かったのに

物語の舞台は一度滅んだ世界。神々の黄昏の後、再生された世界。
今一度、滅びの淵にある世界。
『オワリ、ハジマリ』と鴉が歌う、不穏な世界……


…って、そんな小難しいことはいいんですよ。


ここには、私の厨二が詰まっている。

黒づくめの衣装の少年(大剣付)。
横笛を奏でる美少女(天然な性格だけど、美少女です)。
ちょっと捻くれた物言いの、根は優しい友人たち。
大樹に抱かれ眠る、呪われた村。
笑い声と絶叫とハプニングの絶えない旅。
抗いようのない運命――

少しノスタルジックでセンチメンタルなあれこれで、繊細な世界が作り上げられているのだ。

というわけで、そういうものが好きな人は間違いなく嵌れると思うの。

同志よ来たれ。
繊細な世界の行方と、愛しいキャラクターたちの旅路(と恋路)を見守ろうじゃないか。

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