この世に生み出したものは、その瞬間に自分のものではなくなり破壊される。

私はこの詩に「言葉」を想った。

自分の中にあった「言葉」を口に出したり、文字にしたりする。

それは「伝えよう」という努力。

けれどその「言葉」は私の中に会った時の正しさと違った受け取られ方をするし、自分でも「違ったのかもしれない」と思う。

自分の中にある時は「理想」であり「完璧」であるそれらは、排出した瞬間に消えたり壊されたり。

でもそれは当たり前のことで、この世に「理想通りの完璧なもの」などないのだと。

そんなことを想起してしまう作品でした。

けれどそれは私の勝手な解釈であり、作者様の意図とかけ離れた「誤読」である可能性が非常に高い。

だから、私のレビューなんて鵜吞みにしないで、とにかくこの詩を読んでみることをおススメします。