エッセイ『書けなくてもやもや』

七草かなえ

もやもや

 書けない。あまり執筆が進まないのです。


 身内の事情で怒濤のGWも終わり、とりあえず日常が戻ってきたのもつかの間、私の筆の進みが酷く遅いのです。


 執筆中なのは長編ラブファンタジー『最果て聖女と初恋の守護騎士』という作品です。それと詩を少々。


 リテイク用のプロット構想中の青春ファンタジー『雪色妖精狐と花束の歌姫』のほうは一旦作業を止めています。

 さすがに長編を何作も同時に進めるのは難しいですね。


 毎日家族と談笑して食事をしておやつも食べて。

 本を読み音楽を聴いて動画を見て軽い運動をして。

 行くべき通所先にはきちんと通って学んだり外でも人と交流したりして。

 夜は眠る。一見すると結構良い感じな生活。


 でも私とするとそこに『執筆』を入れていきたいところなのです。だって! 書きたいの! だもの!


 一応ちょろちょろ下書きできてはいるのですがね……。

 書き直したりストーリーやキャラに整合しているか確認したり。ただでさえぽっかり一週間は(やむを得ない事情があったといえ)全然執筆できていなかったのでだいぶ焦っています。


 私は私の書くお話が大好きです。私自身自分がどんな小説や詩を書くのかいつも楽しみにしている部分があります。


 お話に出てくるキャラクターたちも世界も好きです。

 ポラリスもチトセもアタラクシアも、むーげも瞬も美羽も鈴羽も野生パンたちも。


 もしかしたら『読み手としての私』から『書き手としての私』への期待が大きすぎてしまっているのかなとも思います。

 自分から自分へのプレッシャーです。もやもやです。


 ノートを目の前にしてうんうんうなることもしばしば起きてしまい、それが苦しくてノートを開くことすらやめようともしました。幸いそこは回避できましたね。



 結局毎日こつこつ向き合っていくしかないのだなと思います。

 その努力することから目を背けて一発で何とかなる魔法のような方法を見つけようとするとおかしくなります。


 けどこつこつやって上手くいくか今は分からなくて、またもやもや。


 こんな状態ですが、貴方と私の心に響くお話を綴っていけたらと思います。


 お読みいただきありがとうございました。

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エッセイ『書けなくてもやもや』 七草かなえ @nanakusakanae

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