星の宴

功琉偉 つばさ

星の宴

太陽の今日の仕事も終わり


夕日がどんどん沈んでいくと


星たちの宴が開催される。


空はつかれた太陽が真っ赤に染め上げ


西の方から暗くなる。


今日はペルセウス座流星群。


今日は星の宴。


1番星には金星が、


宴の準備にやってきた。


2番星にはベガが、


仲間を率いてやってきた。


街が暗くなり、辺りは静まり返る。


生き物がみんな寝静まったところで


さらに夜は更け星がどんどん集まってくる。


は踊り狂いは恋をする。


は水平線から顔をのぞかせ


は一緒にを弾き、


夏の大三角に結ばれる。


熱は高まり、日付は代わり


主役のがやってくる。


『どうも』と挨拶代わりに光を一筋


空には光の雨が降る。


今宵の月は星のために姿を隠し


とても暗い空に星が映える。


時と共に星は流れ


北の空では北の星を中心に


くるくる回る。


気の早い太陽が


水平線までやってきて


『もう少しで私の番だよ もう少し』


といい最後に辺りを暗くする。


夜明け前、一番暗くなっていき、


『それではまたいつか』


はそう言い


最後は空を光で覆い尽くす。


終わりは盛大に。


夜明け前の大トリだ。


今夜は星の宴。


夏の夜空の大サーカス。























夜が明け太陽が出てくる。


そんな太陽は少しさみしそう。

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