異世界転生した俺は女神さまを食べてしまったので現世に一生戻れない

@hiiragi_nozomi

第1日目 女神は肉が硬くて食えなかった

 目の前が雲か白い天井か分からないほど目が視力を失ったとき僕は死んだ。

享年26歳。医者曰く原因は不明だが理由は僕には分かった。


まあ、それは後々振り返るとして僕は気づくと典型的な女神に典型的な祭壇、

ライトノベルなどで目が腐るほど見たような光景があったわけだ。

たしかその女神はこう言ってたかな。


「魔王をフンフンフン。。。」


僕は女神様の話を一文節くらいまでしか聞いていなかった。

透き通った深紅の目、生まれたての赤ん坊のような白い肌、

そして濁りのない口内。


僕は丁度お腹が唸りをあげる時間帯だったからね。本能を止めるなんて無理だよ。

女神を絞めるために僕は女神が巻いていた紐を思い切り引っ張って手にした後、

思い切り首を縛った。


でもね、女神さまとなると息を止めてもダメみたい。

女神は困惑した表情を浮かべるばかりで苦しむ様子は微塵も感じられなかった。

だから僕は紐がほどけて女神さまの服が脱げた際に見えたへそにある宝石に向かって思い切り殴ったんだ。そしたら死んだよ。


特に香辛料がないここでは鮮度が命だからね。ぼくはさっそく食べることにした。


でもね!食べれなかったんだよ。

いくら噛んでも噛んでも皮膚が破れないから肉にありつけなかったんだ。

比較的やわらかい陰部にも嚙みついたけど全くダメだった。


僕はその時あまりにもおなかが空いてたまらなかったんだ。

だから門を通ってこの異世界に来たというわけ。

空腹のためか腹痛がしたので僕は寝ることにした。

おやすみ。    ー1日目の日記ー


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界転生した俺は女神さまを食べてしまったので現世に一生戻れない @hiiragi_nozomi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ