今生きる人たちに向けて

はじめに

　先に断っておきたいことがある。俺がこの場にいるのは人生の教科書と言っても過言ではない人の背中を追おうと思ったからだ。彼のエッセイを読んだときとても感動した。そんな彼の背中を追うためにいまここにいる、そんなところだ。これから何章かに分けて俺の人生観というものについて語らせていただくが、俺の人生の捉え方というのはとても現実的で中途半端な甘い考えを捨てたつまらないものと言ってもいいだろう。舐め腐った人からしたら読みたくもないような内容になるかもしれない。舐め腐った考えを持っていない人が読めば共感できるような内容になるだろう。話は少し変わるが、俺は友人の相談に乗るとき、生半可な優しい言葉は言わない。現実を突きつける。薄情者かと感じる方はいるかも知れない。そこで現実から逃げても一時的に楽になるだけであって直接的な解決には繋がらない。本当に報われてほしい、幸せになってほしいと思うなら現実にちゃんと向き合わせようとするだろう。ただただ共感しているのは逆に相手を苦しめているのである。俺は本当に大切な人から相談されたときは決まって現実を突きつける。最後に、これからみなさんが俺の人生との捉え方と触れる中でなにか生きる中でのアドバイスや、もしくは変わるきっかけを与えられたら幸いだ。