5人は宇宙に飛ばされる

@shigurumen

第一話 希望の前に壁が!

はじめまして、名前は迅(じん)っていいます。退屈で埋め尽くされていたある日、来たんです、「ミチャニコス」が。

ぼーっと壁を眺めていると、急に頭に情報が出てきて、「私はこの世界を作り、管理しているものだ、ミチャニコスと覚えろ」と。それが言うには地球でゲームをしたいらしいんです。

〜〜〜〜ルール説明〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・日本人で5人1チームを作ってもらう。もし5人で到達しない場合、到達しなかった人間達の中でランダムにチームが作られる

・チームは生存可能な星に飛ばされる。

・チームごとに領地があり、自分の領地にある星の欠片というものを敵の領地まで盗まれたらチームは脱落。

・星の大きさによって5から250チームおり、

半年後までに2チームに絞られればその2チームはキッチリ半年後に次の惑星へ。もし絞られなければ全員脱落に。

・これを繰り返して最後まで脱落しなかった2チームの願いを1個づつ叶える。

・チーム間の協力はあり

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ということで、誰とチームになろうか。

友達3人にきいてみよう

悠「ごめん迅、うちは家族でチーム組もうと思う」

泉「お前とはむり」

太郎「いいよ!おれランダムでもいいかなと思ってたから」

やった!やっぱり太郎はいいやつだな。

それと、太郎が僕以外ランダムなら僕もそれでいいか。



さて、ランダムに決まって星に飛ばされる準備をしているところだがこれは...


1人目 迅 くん(14)

小学生の頃の知り合いにはよく話せる

好きなものには強いが興味がわかないものにはとことんわかない


2人目  太郎 くん(13)

リーダーシップあります

とにかくいいやつだから!


3人目 あいま さん(34)

ぽっちゃりしてる。

口癖は「あーつかれた」

運動にめっぽう弱いが人々を管理する能力は高い


4人目 残蔵 さん(80)

絵とピアノうまい!

変なきのこを食べてからお腹がずっと痛いらしい


5人目 真次 さん(80)

めちゃんこ器用だし何でもできる。

残蔵さんと取ったきのこを食べてから腹が痛い気がするらしい


星に到着...ん?

領地を一歩超えたところに

緑の粉を吐く白いキノコとか、そのキノコの中に隠れるイソギンチャクみたいなやついっぱい見えるんですがそれは

太郎「どうすればいいんこれ」

あいま「おじいちゃん達ちょっと領地の外に歩ける場所作ってよ」

太郎「とりあえずなにかないか探しに行くしかないよな」

迅「そうね嫌だけど行くしかないんだもの、怖いんで一緒に行こうよ」


そうしてまっすぐ走っていくと、なにかいる。こっそり見ているが、こちらには気づいていないようだ。

太郎「あいつら食えるかな?」

迅「もしかしたら襲ってくるかもしれない、気をつけよう」

そっと近づくと僕らに気づいて逃げていった。

追いかけると、そこにはその生物?の住処らしきものがあった。住処にはざっと15体はいる。その生物の見た目はまるで丸い石ころみたいだ。

太郎「おい迅、コイツラなにかくれたぞ」

するとそこには大量の石と、さっきのキノコを調理したものがあった。正直めっちゃいいにおいする。けど不味そうな見た目ではある。それなのに、太郎はすぐにムシャムシャと音を立てて食べ始めた。

 迅「毒あるかもしれないのになんで食べたの???」

 太郎「さっきおじさんが食べたことあるって言ってて、おじさん達は生きてるし食べられるかな〜って。それに、このペトラたちも大丈夫だって言ってたし」

 迅「ちょっと待って、ペトラはどーゆーやつなの」

 太郎「この石ころみたいなヤツのことなんだけど、あれなんで俺知ってるんだろう」

 ペトラ「Μερικά από αυτά τα μανιτάρια δίνουν ικανότητες.」

 太郎「このキノコには能力を与えてくれるものがたまにあるって言ってるよ」

 迅「じゃあそのレアなキノコにあたったんだ!」

 太郎「うん、俺の能力はいろんなものと意思疎通ができる能力らしい。次の星に行くまでは能力リセットされないけど、1人1個しか能力は持てないんだって。」

 迅「じゃあ太郎のこの星での能力は意思疎通か!結構悪くない能力だね。俺も食べてみようかな」

残りのきのこは3つ。この中にあるのかな?

そうして俺は3つ食べたが、特に変化はない気がする、、、悲しいなぁ。僕は太郎にあたりが来なかったと伝えると、太郎はペトラに伝えてキノコをたくさん持ってきてくれて、僕は全部食べたが、体の変化は感じられなかった。

帰り道にて、

 太郎「まあ食べてれば能力つくよ。それにしても喉乾いたね〜」

 迅「そうだなぁ、のどが乾いたキノコも臭いし」

そうずっと思っていると、喉の乾きが潤ってきた。もしかして僕の能力は体から水分を生み出せる能力なのか?こっそり太郎に試してみよう。

 太郎「よし、まだ頑張れそうになってきたかも。逆に」

やはりそうなのかもしれない!水分は生存するうえでかなり重要だ。この能力を太郎に伝えたあと、僕たちは楽しくてコッコッと音を立てながら走って帰った。


そうして領地に帰った僕たちは、能力を見せ、今日あったことを伝えた。

 あいま「すごいわね。あたしも食べてみたいわ、レシピは知ってるの?」

 太郎「すいません聞いてないですね」

 太郎「誰か知ってるっていいました?」

もしかして、、、

 ペトラ(知ってるよ!)

 あいま「もしかして、それがペトラなの?意外と大きいのね」

 太郎「きのこを1時間石と一緒に熱するだけらしいですよ」

 あいま「でも困ったわねぇ。石は探せばあると思うけど、熱いものなんてないんじゃない?」

 迅「もしかしたら熱湯を作ることができるかも」

星の中心をイメージしながら液体を作ると眼の前に何でも溶かしてしまいそうな物が出てきた。

 あいま「じゃあ頑張ってね」

 太郎「この熱さなら30分でいいかもな」 

そうしてペトラの作ってくれたものと同じようなものができた。

 あいま「じゃあいただきます」

10個ほど食べたところで気づいたらしい。

 あいま「あたしの能力は多分分析できるやつね」

 あいま「あなた達のスベテがわかるわアハハハハハハハハハ!」

 その瞬間、遠くになにか動いているものが見えた。

人間だ!

 迅「みんな人間が来てるよ!!!」

太郎「最初の方は来ないと思ってたんだけどな」

なぜだ?10人はいる。しかも仲間のようだ

 周蔵「協力してるんじゃないのか?」

全員攻撃のできる能力じゃないし、どうすれば...

 あいま「迅くんやれー!太郎君も援護頑張ってー」 

やばい。非常にまずいどうすればいいんだ!

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