高天原神話はどこで生まれたのか?

 前項までは古事記上巻の前半について書いた。

 私の考えでは、この辺りまでは口頭伝承で伝えられてきた神話であると考えている。なお、重ねて書いておくが、筆者が自分なりに調べて書いているとはいえ、古代の事など文献に残っていない以上、妄想の部分も多く、真相など誰にも分からないため、学生さんが論文の材料などに使わぬよう気を付ける事。怒られて単位を落としても私は知らない。


 口頭伝承というものは同じ民族、部族内で世代に渡って繋いでいくものである。おそらく国生み神話等の伝承場所は飛騨。古事記編纂にあたっては飛騨国に住む稗田阿礼ひえだのあれという女性(性別不明。柳田国男などは女性説を推している)が朝廷に召し出され、編纂の任を受けたとされている。記録によれば、何でも記憶力抜群で昔の事をよく知っている者との事である。ちなみに稗田阿礼の子孫はなんと現在でも飛騨に住んでいるそうである。


 彼女(ここでは女性説を採っておく)がなぜ飛騨などから呼ばれたのかと言えば、縄文以前、飛騨に一大勢力が存在した可能性を示しているという説がある。


 飛騨というのはおそらく知らぬ方が殆どであろうが、岐阜県の一部地域である。岐阜県はダルマ型をした内陸県であり、山が多く、県民といえどもあまり県内を行ったり来たりしない地域である。このダルマの上半分が飛騨、下半分が美濃という地方になる。

 岐阜県というのは、特にこれといったものはない県である。ただ、カクヨムユーザーならアニメの聖地というイメージを持っている方もいるかもしれぬ。例えば、『氷菓』というアニメ作品があるが、あれは飛騨地方の高山市?がモデルになっていたはずで、『君の名は』の舞台にもなったり、今期は『変人のサラダボウル』(こっちは美濃地方)がアニメ放送されていたりと、何かとアニメ作品に縁がある県である。(なぜそんなにアニメ作品があるのか? それは何もないからである)


 一応、戦国時代は明智光秀の出身地であったり、織田信長が本拠地にしていたりしたので、歴史にも顔を出すが、それこそ江戸時代に入ってからは教科書に出てくる事もない。

 実に地味な県なのだが、岐阜出身の芸能人は一癖ある者ばかりである。『北の国から』で有名な、演技に癖のある田中邦衛は岐阜出身である。歌い方に癖があるロックシンガー清春も岐阜出身である。下半身に癖がある熊田曜子も岐阜出身であり、なんか性格に癖がある堀未央奈(元乃木坂46)も岐阜出身である。


 ただ、せっかくなので拙文を読んでくれている物好きな方のために筆者が知っている情報の中で一番良い情報だけは書いておこう。

 それは、「岐阜県北部には美人が多い」という事である。なぜかは分からないが、上述の高山市周辺はなぜか美人の割合が高い。筆者は大学時代、美人と地域に関する研究をしていたので、これだけは自信を持って言える。目のぱっちりした九州系みたいな子もいれば、京都っぽい和風美人みたいな子もいた。しかも、性格は大らかで最高である。



 本題に戻そう。戻す……が、ここからの話はこれまでの妄想を含んだ推測を飛び越えて、少々、オカルトチックになる。というのも、参考にした資料『明らかにされた神武以前』(福来出版発行)の著者、山本健造氏(高山市出身)はどうも超能力研究家のようで、大東亜戦争前後に独自で超能力研究をしていたら、飛騨の口伝伝承者と知り合って、その内容を教えてもらったという事らしい。


 ついでにこの福来出版というのは、山本氏の師匠筋?にあたる福来友吉博士(同高山市出身)の名を取った財団が運営しているようだが、福来博士というのは、あの貞子のモデルになった御船千鶴子の研究をしていた高橋正熊の師でもあり、御船千鶴子の超能力実験にも参加していたという日本でも有数の超能力学者である。

 ペテン師呼ばわりされて学会追放という憂き目にもあっているが、本人は修験道で修行するなど、本気で超能力の存在を信じていたフシがある。


 また、これは余談だが、筆者は中学生の頃、『リング』を見て本気で怖がり、貞子が出てきた時の対処法を考えていたことがある。それは、テレビから出てきた瞬間、顔面にローである。あなたもテレビから幽霊が出てくる事があれば、ぜひ試してほしい。



 ともかく、不思議な能力を持った人というのは、世の中にはいるだろうし、そういう話は好きだ。FBIにも透視能力者がいるらしいし、僕の高校の同級生にも前世が見えるという子がいて、僕の友人が彼女に見てもらい、「○○君の前世は平安貴族が食べた餅やね」と言われるのを間近で見ていた事もある(当然、私は大爆笑したし、彼女は機嫌を損ねた)。


 ただ、いるかもしれんが、再現性や法則性がなければ、科学としては扱う事ができないので、一般に認められるような研究の対象にはできないのも事実である。そんな超能力研究者が書いた書籍だという事は頭に入れておいてもらいたい。


 この項を書いている時はとにかく眠くて、ふざけて書いてたら長くなったので、次項に続く。

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