中1編 妹VS思い込み ※毎年プレゼントがあるとは限りません。
これは、双子の私たちの誕生日の裏側のお話だ。
本当にあった出来事。
そう、これは実話だっ!
―――――
もうすぐ、誕生日がやってくる。
今年はなんだか早いように感じる。
忙しかったからかな?
テストもあったしなあ……。
テストも終わり、ゆっくりできるこの時期のイベントといえば、私たちの誕生日だ。
テスト。
一言で言えば、テストの結果があまりよくなくなかった。
次のテストではいい点を取らなければ!
テストの後も気を抜かず、しっかり勉強をしていたある日、私は忘れかけていたイベントを思い出す。
それこそ――
――誕生日だ。
今年はどうしようかな?
姉もさすがに忙しくてプレゼント用意しないかな?
うん、ありうる。
忙しいもん、今年はない気がする。
じゃあ私も準備しなくていいか。
え、それでいいの?
さすがにそれは……。
いや、姉も用意しないならよくない?
私の中で2つの意見が生まれる。
討論の結果、
――私も用意しなくていっか。
そんな結論が出ました。
―――――
誕生日当日。
いろいろな人から祝われました。
友達や家族……姉からも祝われました。
そこまではいいのです。嬉しかったです。
姉から「おめでとう」と言われてそれで終わり、でよかったのです。でも現実は違いました。
「おめでとう」と一緒にプレゼントを渡されました。
真面目に驚きました。
あれ、今年は忙しくてプレゼントはないんじゃなかったの?と聞きたくなりました。
でも、それは私が勝手にそう思い込んだだけであって、本人に確認はしていません。
ああ、終わった……。
絶望の四文字が頭によぎりました。
何も準備してない。
せめて何か……と中学校で悩んでいたら、
「まだ誕生日は終わってない」
と姉がある本を渡してきたのです。
その本の表紙を見て倒れかけました。危なかった。
また見たいと思っていた小説!友達が持っていて、また貸してと言うのもなあ……と思っていたのですが。
おそらく、その友達に相談してあらかじめ許可を取っておいたんでしょう。
どうしよう。
本当に何かあげなきゃ!
困った私は、最善の策を見つけます。
――この本の絵を描いてプレゼントすれば。
ピカン!とひらめいた瞬間でした。
絵を描くのに慣れていないド素人の私、頑張ります。
1日でその絵を描き上げました。
そして、それを姉にあげました。
うん。反応は普通。
その本は1週間後に返しました。面白かったです。
まさかの事態によって、今年も敗北。
3連敗です。
―――――
ここで、次の誕生日が来るまで、話の投稿はしません。
(これは、年に1回更新のエッセイです)
多分、来年のGWに今年の分を投稿すると思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また来年ここで会いましょう!
双子の姉に贈る誕生日のための秘密のミッション!! つきレモン @tsuki_lemon
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。双子の姉に贈る誕生日のための秘密のミッション!!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます