4月25日(木)

 明るくときめきたくて、数日かけてサブスクで最近のかるーいラブコメ映画を立て続けに観ていた。

 展開としては、第一印象はサイアクorライバルの二人が、距離を縮め、互いの良さを認識し、すれ違い、誤解が解け、めでたしめでたし。映画の雰囲気も皆カラッと明るくて似ている。

 大体の枠組みは一緒だけど、いかに人物を丁寧に(もしくはユーモラスに)描くかで、面白さが変わった。私は互いにしか分からないような憎まれ口を叩き合う、セリフの応酬が軽快なカップルが好きだ。ちなみに、そういうカップルは大抵口が災いしてすれ違う。

 どの作品でもヒロインが皆バリバリ仕事していて、とってもお洒落で可愛かった。少々真面目すぎるきらいはあるけど(それが短所ということになっている)、朗らかで努力家で性格ももちろんいい。でも、あまりにも素敵なヒロインすぎて、ありのままの君が好き、というセリフが、そりゃそうでしょうよってなっちゃうのは物語として成功しているのか否か。好感度の高い人物というのは、ともすれば平面的に見えてしまうので意外と難しい。

 なんだかブリジット・ジョーンズが恋しくなった。


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