第3話 書いてみて思ったこと

 書いてみて思ったことは、まず一番最初は公開するのがめちゃくちゃ恥ずかしかったです。小説を書くということは、自分の考えていたこと、内面をそのまま曝け出す行為じゃないかと思います。


 以前、どこかで読んだ言葉で印象に残っているものがあります。『小説を書くということは、丸裸で街を歩くようなものだ』というもので、誠にその通りだなと思いました。


 初めての小説を書いたとき、反応をくれた方がいました。コメントもいただけました。本当に感謝感激でした。それと同時にそれらに対してもだえ苦しむぐらい恥ずかしいと感じる経験をしました。


 ああ、この方達は私が書いたあれを読んだんだ、という何とも言えない感覚です。


 自分を着飾って、よく見せようとしながら書いた文章ならばそうはなりません。しかし、ほぼダイレクト素のままの自分の内面世界を書いてしまったのですから、ペンネームは勿論必須だし、顔出しもなしだなと思いました。


 因みに今はそこまで恥ずかしいという感覚はなくなりました。慣れたのでしょうか。読んでいただけたら素直に嬉しいです。


 なぜ、そんな風に感じたのかというと、たぶん自信がなかったからかもしれません。今自信がそんなにあるかと聞かれたら、そうだと言う訳でもないですが。


 だいぶ、最初に比べたら余計な感情もこだわりも手放すことができたのだと思います。小説を書き自分を表現することをすることが、手放すプロセスに役立ったのかもしれないと思いました。



 



 

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