14話

河本「軽さか 確かに峠では、特にダウンヒルではブレーキングが有利になる それにタイヤも消耗を抑えられる」


塚本「あぁ、そこまで分かっているんだったら問題ないか でも、FFである以上荒っぽいドライビングをすればフロントタイヤに負荷がかかる」


河本「でも、その辺は大丈夫なんでしょ」


塚本「あぁ、彼はランキング4に入る実力があるからな」


河本「ランキング?」


塚本「そおいえば言ってなかったな 実は地方ごとにランキングがあるんだ 例えば関東地方で何位、東北地方で何位とか」


河本「へぇ~ そんなのあるんですね ちなみに先輩は何位なんですか」


塚本「俺か 確か3位とかだった気がする」


河本「す、すごい そんな上位に」


塚本「で、さっき言った富城は4位だったな」


河本「え! そんな上位の人とやらせる気なんですか僕を」


塚本「まあ 気にするな 今は走り込みに集中していこ、 な」


河本「わ、分かりました」

  (どうして、そんな大事なこと先に言ってくれないの〜!)半泣き


数時間後、河本 自宅


河本「はぁ〜 疲れた とにかく反復練習だったからな ブレーキングポイント アクセルのペダルワーク ライン取り 色々大変やな、こんなんで大丈夫なんかな来週、、、」


次の日 ラーメン屋


店長「あい、いらっしゃい! ん? 珍しいね君一人で来るなんて」


河本「ま、まぁ 塩ラーメンお願いします」


店長「あいよ!」


数分後


店長「はい、塩ラーメン一丁 何見てたんだ?」


河本「ランキングですよ 今回の対戦相手について調べてたんです」


店長「あぁ、そのランキングか 塚本くんが教えてくれたのか」


河本「そうですね 意外と詳しく書いてあってびっくりしましたよ」


店長「確かに詳しく書いてあって、名前、車、戦歴まである 逆に詳しくすぎるぐらい」


河本(確かに詳しすぎる 写真や動画もある なんでや)


店長「まぁ、とにかく食べて伸びるから」


河本「あ、そうやった いただきます」


河本は食べながら、食べ終わったあともランキングや対戦相手について考えていた


河本「あーも 埒が明かん とりあえず帰ろう」


店長「お、帰るのか 750円な」


河本「えーっと ななひゃく、ごじゅう、、はい!」


店長「はい丁度 まいどあり」


河本「ごちそうさまでした そおいえば、店長さんの名前ってなんですか」


店長「ん? 名前か 矢志田 純也 改めてよろしくな」


14話END「詳しすぎるデータ」

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