第34話 ルコルテ王国への道


 俺は銀竜の居たダンジョンの60層に行き、銀竜の魔力漏れの対策を成功させて今ルコルテ王国に行く為にインテ川の傍の街道を海に向け下って居た、もう直ぐ海が見えて来ると言う時にガリンガダンジョンのコアから念話が来た、俺が島を出てそろそろ10カ月が経とうとして居た時の念話だった、コアが俺に飛んでも無い事を報告して来た、俺の最愛の女性が女の子の双子を出産したと言って来たのだ、そしてコアがダイスケの子だと言い出した、彼女はダイスケ以外に男は居ないしHをしたのはダイスケだけだ、当然子供はダイスケの子に成ると言って来たが俺は迷ったがここは帰らずにルコルテ王国に行く事にした、撫でか彼女も戻る事を望んで居ない様に思ったからだ、城塞都市マイタントに着いて居たこの城塞都市を超えるとルコルテ王国に成る。

王国はこの大陸南部を帝国と二分する大国で資源に恵まれた美しい国で、大陸の最南端に有るので温かくて雪は殆ど振らない国だ、俺はルコルテ王国に入る前にコアに念話した、もしマユリナさんたちに何か有れば又念話して欲しいとお願いした。


 次の日にマイタントからルコルテ王国の城塞都市ヤンガルに入り、海周りで王都ルコルに行く積りだ、その距離が凡そ1500kmの離れた所に有るのがルコルだ、その予定で俺は出発したが当然飛ぶ積りで居るが今は人が多い、ある程度人が少なく成ってから歩行魔法を使う積りに成って居た、ヤンガルを出てオルコの町が見えて来ると人々は町に入り1泊する様だ、俺は其の侭町を抜けて歩き続けて夕方に成るのを待つて居た、その内に太陽が西の山に隠れだして薄暗く成って来て俺は人の居ないのを見計らい魔法を使い飛び出した、凡そ3時間程飛び王都が近く成って来たのを確認して山の麓に降りて異空間に入り寝る事にした、朝目が覚めて外に出ると目と鼻の先に王都ルコルが有った、俺は早速外に出るとルコルの町に入りギルドに寄ると何やら騒がしい、状況の分らない俺はギルドの隅に寄り経緯を眺めて居た、暫くすると大体の騒ぎの原因が分って来た、ここの王都より少し行くと大きな湖があるがそこは東西200km南北100kmの大きさだ、其処は夏場には避暑地として賑わい傍の町が夏場だけ10万人に膨れ上がるそうだ、其処の湖に大量に魔物が沸きその数が数万匹と言う話が飛び交っていた、その討伐依頼が国から出て居るそうで討伐数に応じて報酬が出るそうだ、依頼を受ける人数は限定されて居ないが数を討伐しないと受けても得に成らないらしい、魔物は1匹がレベル3の魔物で弱いらしいがとに角数が多いのが問題で

夏場に間に合わせたいそうだ、俺は受付に行き依頼を受ける事を伝えタグを見せた。


 俺とその他大勢が依頼を受けた様で30人程がイシシ湖に来ていた、湖は広い30人の

冒険者が散らばって行く姿が目に入った、それどれ思い思いの作戦を持って居るのだろうが数が勝負だ、俺は誰も来ない様な少し離れた所に来て湖を眺めると結構な数が居そうだ、俺は近くに冒険者はいない様なのでサンダ-ボルトを放つと湖の中の魔物が浮いて来た、死んでいる様だし魔石だけ集めると45個有った、その付近の魔物は居無い様だし少し移動して又放つと48個集まった、俺はこの方法を繰り返し10カ所程繰り返し集めた魔石が395個有り1日目が終わった。


 二日目も同じ様にして行って魔物を倒して行くがこの湖は広い、俺のサ-チでは全てを探索出来ないがまだまだ多く居る様だ、順番に移動しながらその日を終えた魔石は昨日より多く520個有った、他の冒険者も頑張っている様で俺のサ-チにも映る数が減って来た、俺は明日で終わりにしょうと考えて居て湖の傍の小高い丘にテントを張って寝た。


 湖の魔物退治は3日で切り上げて王都に帰って来た、結局3日目が一番少なくて330個だった1245個の討伐で魔石で金貨33枚と銀貨25枚になった、魔物1匹に大銀貨5枚で金貨が3112枚と大銀貨5枚に成る合計で金版31枚と金貨45枚に大銀貨5枚と銀貨25枚を貰いギルドから出て聞いて居た宿を探した、宿は直ぐに見つかり晴れやかな芳醇亭と言う名で受付で「銀貨8枚の宿泊費で夕食が5時からと朝食が7時からに成るので忘れない様にお願いします」と言う事だった、俺が部屋の鍵2015号を受け取り部屋に入ると鍵を掛け異空間に入った、温泉に入り池の畔の東屋で火照った体を冷ますと宿の部屋に戻り寝ると、朝の目覚めが良いのは温泉で疲れが取れるので違いが分るっと思いながら朝食を食べギルドに来ていた、王都ルコルはギルドが南北と中央が有りイシシ湖の依頼が有つたのは南ギルドだった、俺も初めての町だったので気随て無かったが、南ギルドで聞くと教えて呉れたが依頼が多いのは南北のギルドで中央ギルドはこの国全体の管理する立場と、国との折衝に使われるらしくしこで働く多くが貴族出身らしい、なので一般の冒険者は余り寄り付かないそうだがAランクに成ると別で、貴族からの依頼が多く有り報酬が高いのでAランクチ-ムとかはちょくちょく出入りするそうだ、そんな事を小耳に挟んだが俺には関係が無いと俺は思って居たので、受付で図書館の場所を聞き今日は1日籠る積りで居た。


 図書館は中央ギルドの近くに有るそうで教えて貰った道を行くと見付け入ると、入場料が大銀貨1枚で委託金が金貨1枚と他所と同じで入れた、ここでも付与魔法に着いてと錬金術に着いてと魔法に着いての3冊を読み漁り新たな知識は少ないが、為には為った筈で最後に奴隷に着いてと言う本を呼んで見た、それによると奴隷には借金奴隷と犯罪奴隷と戦争奴隷に身売り奴隷の4パタ-ンが有るそうで、戦争奴隷は買った者が自由にして女の場合は性奴隷にしても良いし、男の場合はダンジョンに連れて行くも良しと言う事で悲惨な場合が多いと言う、借金奴隷は性奴隷がNGの場合が多いが同意のもとでは大丈夫だと言う事だ、犯罪奴隷はその犯罪にもよるが一般人は買う事をしたがらない場合が多いそうだ、身売り奴隷の場合が問題で子供が多く親に売られる場合が最も多いが、攫われて売られる場合も其れなりに多く有り買う商人も判って居て買う場合が多く、その場合の子供たちは多くが性奴隷にされる場合が多いそうだ、最後に冒険者や一般人でも怪我に依る治療費が負担に成り借金奴隷に成る場合が多く有るそうだが、怪我が治りきらずに奴隷に落ち売れ残ると奴隷商も6カ月は法律で定められた期間は置いて措くが、それ以上の期間は売れる見込みが無いと処分されるそうで、その処分方法が公然の秘密に成って居て一般人には知らされないそうだ、俺もこの本を読んでみて改めて奴隷は止めて置こうと思ったが、怪我をした奴隷が処分されるのを助けるのは良い事かも知れないので、その方面で見に行っても良いかも知れないと思った。


 次の日俺は後学のために奴隷商が何件かある地区に来ていた、その中の一番大きな店構えをした商館に入ると、「いらっしゃいませ」と声が掛り出て来たのが40才位のちょっと腹の出たおじさんだった。

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