第32話 ガイルンのダンジョン


 俺はギルドサブマスと魔の森の問題を一応解決させたが、その仲裁を銀竜にお願いして仲裁も終わり銀竜が帰りがけにダンジョンの60層に居るので来いと言われた、銀竜にそう言われたら行くしかないダンジョンに潜ることにしたが、このダンジョンの魔物が強く成って居るのも多分銀竜が60層に居るので、その魔力が漏れ魔物が強くなって居る事がほぼ確定した、銀竜は自分たちがそう言う存在だと言う事に気が付いて居ない様なので、俺が行って教えて遣る積りだが俺とサブマスがギルドに帰り着くと

サブマスが別室を用意して、俺に銀竜との関係を聞きたいと言い出した、俺はその事は内密にしたいが話をしてもそれ程困らないかと思い直して話出した、首都スイタの南ギルドでスタンピ-ドが有った後に俺とその当時冒険者をして居たニフラと二人で、魔の森の調査を受けた、標高2000mを過ぎて巨石の間を抜けて暫く行くと銀竜が俺達に近付いて話しかけて来た、その時に話し仲良く成って銀竜とコンタクト出来る様に腕輪を銀竜から貰い、腕輪に魔力を流すと銀竜と話が出来ると言うアイテムだった、そしてあの場面で銀竜を呼び話を纏めて貰う事に成った、というのが今回の真相で銀竜は今後も何か頼みごとが有れば言って来いと言って居たと言うと、サブマスが驚いていたが暫く待って居てと言いながら俺のタグを持って行った。


 それから戻って来ると俺のタグがAランクに成って居て報酬の金貨30枚の入った袋を手渡して来た、俺の話を信用したかは分からないが特に作り話でも無いので、一応は納得して呉れた様で最初のダンジョンの事は割愛して話たのが分かる事は無いと思う。それで俺はギルドを出てダンジョンの方に向かって行くが、途中に食料の補充をする為に商店街に寄りパンと果物と野菜類を大量に買ったが、ここにはジュ-スが売って無くて買えなかったので水オンリ-に成る事が嫌だった。


 買い物も済ませダンジョンに入る為に入り口に行き、タグを見せるとお前Aランクかと驚かれたが、20層に飛んで21層に降りて来たら洞窟だった、最近魔物が強く成って来たと言う魔物が如何言った物なのか俺は検証しながら進んで行く事にした、最初に遭遇したのは蟻で今までに見た事が無い模様だった、マダラ蟻でも無く鑑定するとハイマダラ蟻で模様が大きく成り、体も大きく成って居て3m近い体長で噛みつきが力強く成り蟻酸が30mは飛ぶそうだ、レベルも高く成り30は有りそうで団体で来る事が多い蟻は冒険者にとって脅威だと俺は思った、30匹程居たが全部凍らせて倒し進んで居た、次に近づく魔物が有ってオークだったが5体全部がジェネラルに成って居てこれも進化して居た、当然瞬殺して進むと蜘蛛の巣が有って20匹程の蜘蛛が居たが、全部ダンジョンアラクネに進化して居て体も大きく成って居たが、レベルはそれ程上がって無くて35前後だった、普通アラクネに成るとレベルが50近く有る筈でそこから見ると最近進化して、力が付いて来て居ないのかも知れないと仮説を建てて見たが瞬殺して通り過ぎた。


 22層に降りて来て居たがここは草原で爽やかな風が流れて居た、此方に近づく一団が有った蟻だった21層に出て来た蟻でハイマダラ蟻だったが数が多い、俺は塔を建て飛び乗った10mは有るが近づいて来た蟻が蟻酸を飛ばして来た、前は蟻酸が届かなくて飛んでも5m程だったが今居る蟻は30m程飛んで来る、俺は思い出して居たさっき鑑定した時に蟻酸が30mは飛ぶとあった事を、そんなこんなで蟻の蟻酸は全て俺のシ-ルドで阻んでいた、今居る蟻は凡そ200匹は居ると見える絶対零度を放ち凍らせていくと、10分程で氷付き片が付いたので又進む次は狼がマダラ狼だったが、これも進化している様で鑑定するとハイマダラ狼に成って居た、レベルは38でここにいる30匹程の中にはボスは居ない様だった、30匹程の中に風魔法耐性を持って居る個体が有ったが、全部で無いのは何故?と思ったが殲滅した。


 23層に来ていたがここは荒野の様で所処に大木が経って居る。これはハ〇イの木かと思う程横に広がり影を作って居た、其の影に奴はいたシャドーパンサーだった俺が近づくと行き成り飛びついて来たが、俺には魔物が居る事は分かって居たが何が要るか解らなかったので近づいた所で飛び掛かって来た、俺は瞬歩でバックして躱して十文字切りを飛ばしたシャドーパンサーは消えて行った、鑑定もする間が無かったが魔石はレベル10の魔石だったのでここ迄で最強だったことに成る。そこから進んで往くと今度はマダカ〇ガルに有ると言うバ〇バブの様な木が10本近く立って居た、太さが5m程有り高さが20m位のずんぐりした木だった、何か魔物も居る様だが正体が解らないと言うか姿が見えない、木に近づくと木の上から30cm位の石が降って来た上から雨の様に落ちて来るが、俺は確かめる為にフライで浮き上がり木より高い30m位で止まると、木の上にヒヒの様な姿のサル型の魔物が居た、鑑定するとバオバブヒヒと成って居て木に近づくと上から石を落し撃退すると有り、大きさが1.5mと有ったがどう見ても2mは有りそうで進化中の様だ、殆ど木から降りないが食事の時に降りて来て食べられる物は何でも食べると有った、其処を離れるとこちらには近づかず木から降りてこない様なのでそのままにして階段を見付けた。


 24層に来ていたがここらでひと眠りする為に異空間に入った、温泉に浸かり疲れを癒しまったりとする全身を洗い乾燥を掛けると一瞬で乾いた、家に入り軽く飯を食いベッドに大の字に成るといつの間にか寝て居た、湿度50%温度25度に設定して居るので何時も快適で疲れがとれた。


 改めて24層に来ていたがここは草原だったが草原の真ん中に300m位の丘が出来て居た、其処に近づくと丘が移動し始めたのでよく見ると巨大なカメで鑑定すると、大陸ダンジョン大亀と言う名前で、草を食べてお腹が大きく成ると寝ると有り寝ると30年は起きないと有った、カメは推定1000才で5000年から1万年生きる様でこの亀もやっと成人した位だ、一応は無害でカメの向こう側に回ってきたそこからは草原が広がって居た、其処からは28層で1泊して30層に来ていた。


 30層のボス部屋に入るとそこに居たボスはオ-ガの進化種で、鑑定するとスペシャルオ-ガで新種だったレベルが50有ったが瞬殺して裏に出て来た、やっと30層に来た銀竜は60層に居るから来いと言ったが、階層は残り半分だが相手が強く成るので時間が掛るがその内着くだろうと言う気楽な気持ちで行く事にした。


 30層の新種を倒して異空間に来ていて先ずは温泉に浸かるが、やはり一人はちょっと寂しい気分に成って来たので、前に何処かのギルマスだったかサブマスだったか覚えて居ないが、奴隷を買えば良いのではと言われた事を思い出して居たが、それもここを出てから考える事にしようと気を引き締めて行く事にした。しかし奴隷の事が頭から離れなくなったので次の国で調べて考える事にしたい。



 

 

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