第26話 スタンピ-ドが済んだ魔の森Ⅱ


 俺とニフラは森に向かい出発した。俺はニフラに聞いて見た「ニフラてこの森に詳しいのは如何して」と聞くと、私「ここの森に住んで居たの昔」と言ったが「今も仲間が居るよ」とも言った、俺はその内容に?が付いたが聞いて見た、「どういう事その仲間が今も住んで居ると言うのは」と聞くと、「私エルフよ森の住人なの判らなかった」と言った。


 そう言えばエルフとかドワ-フや獣人について何も知らなかった、特に彼女の場合はほとんど耳が人族と変わらない形状なので、俺の様に無知な者には分かり辛いので教えて呉れないと分らない、隠れて鑑定でもすれば分かるのだが感の良い人や鑑定系のスキルを持って居ると、勝手に鑑定してバレると喧嘩に成ったりすると聞いて居たので遣り辛い、なので殆ど人には使わない様にして居たがニフラに聞いて見た、「ニフラ君を鑑定しても良いかい」と聞くと、ニフラが「鑑定出来るの私自分のステ-タスは見た事が有るが、正式な鑑定はした事が無い確か教会に行ってお金を出さないと出来ないと聞いて居るし」と言ったが、俺の感じではそれ程違いは無い様にかんじていた。


  ニフラ (エルフ)48才  レベル22  Dランク冒険者


 HP  105

 MP  110


 スキル 風魔法 弓術 生活魔法

 

 風魔法 レベル3 ・ウィンドシールド ・ウィンドカッタ-

          ・ウィンドボム


 弓術  レベル3 ・正確な射術 ・連射が出来る


 生活魔法レベル2 ・飲み水 ・クリ-ン



 ニフラを鑑定して見たがDランクの人族よりはステ-タスが高いが、他は変わりが無いが流石に年齢はエルフだ見た目とのギャップが凄い、俺が説明して行くとステ-タスは自分でも見れるが、レベルて何そんなのは聞いた事が無いと言って居た、レベルは俺の世界のラノベの定番だった筈無いと困る。強さの表現がしにくいし俺はここ迄これで比較して来て居たそこで気が付いた、この世界にはそれどれのレベルとかスキルのレベルとかが無いのかもしれないと、レベル表示は俺だけの特典かも知れないと思い付いた、だから今後もレベルとかは表現しないでランクと言った方が良さそうだと分った。


 俺はニフラの大体の強さも掴めた、二人で森の中を進んで行くがニフラの同族が居る方行とは別のル-トで案内してもらう事にした。「さあ行こうか、君たちの部族がこの山の右手側に住んで居るのであれば、山の左側から行こうか案内は出来るかい」と言うと、ニフラが「大丈夫よ森の事は私に任せなさい」と言った、頼もしい限りだと思って居ると前方に魔力反応があるのでニフラに言うと、「撫でそんな事が分かるの」と不思議がられたが、俺には探索系のスキルが有ると言うと「そうなんだ、私要らないかもね」と拗ねた、俺は慌ててそんな事無いよ君が居ないと俺がこの森で迷子になってしまうかも知れないというと、そうよね森の事はやはりエルフだよねと機嫌が良くなった、「単純でし易いタイプの様だ」と心の中で呟くが、俺には転移も有れば飛行魔法も有るので迷子になる事は無いと断言出来たがしない、そうこうして居ると魔力の有った所に近づいて来た、オークの村があるようで暫く観察すると200匹程も居る大きな村の様だ、5匹のグループで出て行ったり帰って来たりして居て道が付いて居た、獣道と言うより普通の通り道と言う感じの普段のオ-クの行き交う間に出来た道の様だ、ニフラと相談して殲滅する事にしたがニフラはここで待機してもらい、俺が単身で行く事にして雷神を放つと雷が縦横に走り隙間が無い程に雷が雷鳴と共に蹂躙して行った、雷鳴が終わり静かになった村に降りて行きニフラを呼ぶと雷が怖いと言いながら遣って来た、殆どのオ-クは死んでいたがオ-クキングやオ-クジェネラルと言った上位種は雷に打たれながらも生きて居た、それをニフラに止めを刺す様に言うと弓を射かけて行って止めを刺した、俺が魔法でオ-クの魔石を集めると「撫でそんな事が出来るのそんな魔法聞いた事が無い」と煩い、究極は俺がイベントリーにオークを収納して行くとエルフの小さな口が外れそうに成って居た、俺が「魔法バックを持って居てこのバッグに付与された魔法で出来ると言うと、そんなバッグ何処に有ったの」と言うので、「ダンジョンの深層で見付けた」と言うと「ア-ティファクトだ」と言った。


 オークの村から暫く進むと此方に向かって来る魔物の群れが居る事が分った、マップを開き見て見たがマップが赤に染まって居るほどの大群だ、300体は居るだろうと見たが近づいて来たのは狼の群れだった、鑑定すると大陸狼と言う名前で体長が2mと大きく団体行動に優れ、噛みつきと波状攻撃が主体の様だが1匹づつがレベル25と強い、オークより強いかも知れなかったし後方に上位種が居た、大きさが4m近く有りそうで遠く鑑定が出来ないが強そうなボスだ、俺達はすっかり囲まれていたし数が多い俺だけなら幾ら数が多くてもこの程度の奴に噛まれても傷が着かないレベル差が有ったが、ニフラはそうもいかないので近くの大きな木に飛び上がった、木の10m程の所に大きな枝が横に成って居てそこから見下ろすと、すべての狼がこちらを見ていたが狼は木に登れないしここ迄はジャンプしても届かない高さが有った、二人で上から魔法で倒してゆく面倒だが1匹づつ倒して行き、ニフラはウィンドカッタ-で倒し

俺はアーススピアで倒して行くと、30分程で殆どを倒したがボスがまだいて近づいて来たので鑑定した、大陸狼レベルが60だった耐性が幾つか有り風魔法に土魔法に火魔法に耐性が有った、その上風魔法が使える様で飛び上がって来たが俺が剣で両断した。


 其処を過ぎると標高が2000m位に成って来た、魔の森の最高峰は4300程有る山でここから暫くはなだらかな丘の様に成って居た、木も少無く草原と林が入交る様に成って居る場所に出て来た、エルフもここは初めて来る場所だと言った「こんな所が有ったのか」と呟いて居た、其処を進んで行くが雑草が多く逆に歩き難い森の中は下草が無いので歩くのには問題が無いがここは違う、びっしりと生えた草が邪魔で足に絡みついて来る様に感じる、まるで草の魔物の様に感じるが鑑定しても草としか出ないので単なる草だった、そんな草地を進む事1時間程した時に木の魔物トレントが居た可成りの大きさで、鎮守の森の守り神と言ってもいい位の大きさが有った、幹の太さは直径が4m程有り周囲が13m近く有る大物だ、エンシェントトレントだと思うが何かを飛ばして来た、木の種の様で俺達はそれを避けると種が地面に刺さり直ぐに芽を出して伸びて行って、攻撃をして来たそれは全て刈り取ると3mX30cmの木材に成り20本出来たので収納した、俺はニフラに下がる様に言うとニフラは「あなた一人で戦う積り」と言ったが、俺が「そうだ、俺はその為に来て居る」と言うと素直に距離を取った。


 俺は本格的に戦闘モ-ドに入る前に鑑定して見た、エンシェントトレントレベル80

樹齢1100年と出て来たし風魔法と土魔法が使えて火魔法と風魔法と土魔法の耐性が有り、俺は先ずレ-ザ-ビ-ムを撃つと木に穴が空いたが直ぐにふさがった、これは魔物の特性で再生能力が付いている様だ、トレントが触手を伸ばして来たが全て剣で切り取った、俺は何かいい手はは無いか考えて居たがトレントも攻め手が無いのか攻撃をして来ない、俺は前の世界で見た事が有ったドライフラワーを思い出して居た、乾燥させるとどうなるのか試して見る事にしたが魔法が無い、魔法は無ければ作れば良い俺は風と火と水と土と時を合わせて乾燥魔法強を作り出した、この魔法をトレントに掛けると最初の内は何も起こらなかったが、徐々にトレントが乾燥し始め先ず触手が萎れだして次が枝から葉が全て落ちてしまった、トレントは口の様な所から悲鳴の様な声を上げたと思ったら、ドス-ンと大きな音と共に倒れてしまったので俺は収納出来るかと思いながら、収納して見たらで来たので魔石を取るとレベル18の魔石と木材が大量に手に入った。



 



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る