第21話 ギルド受付嬢イルマス


 俺がギルドでイルマスさんに魔石の買取をして貰って居た、オークの村を殲滅して帰って来た明くる日の事だ、10時頃のギルドが暇になる時間帯を拠って来たのが正解だった、冒険者が疎らに成って居て空いて居たし103個の魔石を出して査定をしてくれるのを待って居た。


 その頃奥の部屋に入ったイルマスは其処で考えて居た、魔石103個の中にキングの魔石も含まれていたのが引っかかって居た、オークキングはBランクチ-ムが討伐する魔物だ、それを村ごとキングも倒して来て居たがオークは体も売れるが持てなかったと言って居た、それはそうだろう103匹も持てる訳が無いし魔石だけで十分だと考えるのが普通だと思った、しかし何かが引っかかるのがあの子だった103体のオ-クをどの様な方法で倒したのかも謎だった、イルマスは取り敢えず討伐報酬と魔石の代金を持って窓口に来た、そして「討伐代金が金貨5枚と魔石がレベル5の魔石が100個で金貨50枚とレベル7の魔石が2個で金貨4枚とレベル10の魔石が1個で金貨20枚で合計が金貨79枚に成ります。」と言ってお金の入った袋を渡した、するとダイスケは袋を無動作にバックに放り込んだ、それを見て居たイルマスがこの子はお金には執着が無さそうだと思った。


 お金の入った袋を受け取った俺は宿に帰ろうかと考えて居た、するとイルマスさんが「ダイスケ様にお願いが有るのですが良いですか」と聞いて来たので、「俺は良いですよ聞きますが聞いてから返事をしても良いですか」と言った、どんな依頼かされて見ないと分らないし後で断るのも気が悪いので聞いてから決めると先に行った、それを聞いてイルマスさんが言った「オーガの村の討伐をお願いしたいのですが、どうですか」と言った、「詳細を聞こう」と俺が言うとイルマスさんが「少々お待ち下さい」と言って奥の部屋に入り直ぐに出て来た、そして資料を見ながら「オ-クの村時よりもう一つ向こうの開拓村があるので、其処から山の方に入り2時間程入ると有るそうです。村の規模は60匹位でその内上位種が3匹居ると見られています。討伐報酬は金貨10枚で魔石にて確認する事に為ります。討伐期限は設定されていませんが出来れば早い方が良い層です。これは領主館よりの依頼で討伐後には依頼主との懇親会がございます」と言うと、ダイスケは「討伐するのは良いが領主との懇親会は遠慮して置きたい」と言った、イルマスは思わず「私はこの人の娘です」と思わず言いそうになったが堪たそうイルマスは領主の3番目の娘だった。


 イルマスはこの地方の領主のイルガラ・コモリクス伯爵の3番目の娘だった、彼女の他に男3人と女2人の6人兄弟の末っ子だった、彼女が領主の娘だと知って居るのはギルドマスタ-だけで彼女も気さくな性格なので、貴族感が出ないタイプだったが今回初めて不思議な男性を見付けた、見た目は普通の冒険者で特に綺麗な顔立ちと言う訳でも無く、其処らに幾らでも有る様な男性だが何か普通と違う雰囲気が有った、それが何か解らないが不思議な男性で今もオ-ガの村の討伐を依頼すると軽く引き受けて呉れた、そして状況を説明すると直ぐに出て行った彼は怖い物しらずなのかオ-ガを知らないのかと心配に成って来た、オーガはオークと違い戦闘力が高いのが特徴の種族だ、人を見ると必ず襲って来る凶悪な魔物でオークの何倍も強いし体が硬いので安物の剣では傷が着かない程だ、イルマスはだんだんと心配に成って来たが自分が行っても余計に不味い事に為る可能性があるしと考えた、そんな事を考えて居るとギルドに入って来るチ-ムが有った、よく見るとBランクチ-ムのホウオウのヒカリと言うチ-ムだった。


 イルマスは早速声を掛けた、「ホウオウのヒカリさんお帰りなさい」と声を掛けて、「帰って来て直ぐで申し訳ないのですが、一つ依頼したい事が出来ましてお願い出来ないでしょうか」と言うと、チ-ムリ-ダ-が「どんな内容の依頼か聞かせて貰っても良いですか」と言った、それはそうだ内容も聞かずに受ける事はこの位のチ-ムに成ると先ず無い、イルマスは思い切って内容を開示したそれによるとオ-ガの村が発生して居る事が確認され、それを討伐に向かったソロのCランク冒険者がいてそれをサポ-トして欲しいと言う様な依頼だった、チームリーダーが考えたそもそもオ-ガの村と言えばBランクチ-ムが2つくらいで向かう案件だ、それをソロで受けるとはどういった神経をして居るのか疑問だった、下手をすればチ-ムが危険にさらされる事も有り得るそう考えて、「もう一つ討伐に誘って欲しいチ-ムが有るので誘って欲しい」と注文を付けた、受付嬢のイルマスはそれを了承して出発は明後日になった。

 

 その頃ダイスケは既に二つ目の開拓村の近くに来ていた、飛行魔法を使い飛んで来たので30分も掛からずに来たことに成るが、村の連中は知らないし見られていないので大丈夫だと考えて居た、村に入り村長に聞くと「オ-ガが出て来て人を見ると直ぐに襲って来るので危なくてしょうがない」と言った、俺は村長にオ-ガの村の道順を尋ねてそこに歩き出した、ここからは2時間程の森の中だと言う事で探索しながら進みマップに映りだして赤い点が50以上ある様だ、俺はそちらに進んで行くがそろそろ村が見えて来る辺りまで来た時に取り敢えずインビジブルを掛けて姿を消した、その状態で近づき村を観察すると村には55体のオ-ガが居て上位種はオ-ガロードの様で

少し遠いが鑑定して見た、ロードはレベルが70も有りなかなかの強敵が居たが俺には普通のオ-ガと一緒だった、今は既に14時を過ぎて居たがまだ日は高いこの位なら2時間も有れば固唾くだろうと目星を付け、10倍魔法を掛けようとしたが10倍魔法は俺個人には常時魔法に改造した事を思いだした、ここは風神雷神を使う事にしたて魔法を練り上げる事に拠り威力が上がる事に気が付いたので練り上げ、放つとオ-ガの村は阿鼻叫喚の騒ぎになり魔法の効果が15分程で無くなり、村に入ると1匹だけ生き残りが居たロードの様だがふらふらだったので瞬殺して魔石を集めたここでは2回のピロンが有った、魔石は全部で55個有りロードとオーガジェネラルとマジシャンが居た様だ、土魔法で村の真ん中に大穴を作りオ-ガを放り込み村の材料も一緒に放り込んで、穴にニブルヘイムを放つと全て焼けその後に土を魔法で被せ帰途に就いた、森を抜け開拓村には寄らずに帰る事にしたが、腹が減って来たので異空間を出して中で飯を作り食べてから温泉に入ったいい具合に眠く成り寝る事にした。


 次の日に起きて外に出ようかとした時に、ふとこの中の殺風景な事が気になりだして弄りだしたのが間違いで、遣りだすと意地になり池を作り其処から小川を流して家の傍を流れる様にして、池の周りに木を植える様に考えると木が生えて来たサクラの木だった、池のほとりには色取り取りの花を生やして行くと見違える様に成ったが、小川には小魚を泳がして置いたが又改良が必要ならいつでも遣ると誓った俺に、そんな事をして居ると汗だくになったのでクリ-ンを掛けて服を綺麗にして置き、自分は温泉に浸かり家で寝て居た。


 その日のギルドではイルマスが冒険者2チ-ムを集め説明をして居た、Cランク冒険者が一人でオ-ガの村に向かい2日目に成って居たが、普通では明日位に行動を起こすだろうと考えて居たが、一人では無理をせずにオ-ガが単独に成るのを待ち1匹ずつに対応するだろうと思われた、なので明日の朝早くに出てその日の内に現場に着けば何とか成るだろうと見て居た、これはBランクチ-ムとCランクチームも同じ意見だった、次の日に朝の開門と同時に出て来て速足で進み昼頃には二つ目の開拓村に付き休憩した、聞くとその冒険者は一昨日に来たそうで昼頃に来たそうだ、ギルドを出たのが10時過ぎだと聞いたのでそれは別人かも知れないと思った、30分程休憩して2チ-ムは森に入って行って2時間程で聞いて居た場所に着いたが、オーガは何処にもおらずに村が有るとされて居たところが平地に成って居た、2チ-ムは訳がわから無いが辺りを探索すると戦闘が有った痕跡があった。


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