(#8)探究者の目的は勿体無い思いにて

もったいない!これだけだ!これだけ!どうして今を生きるのか!どうして必死なのか!どうしてこんな事をしているのか!


もったいないんだよ!!


命を落とす事が勿体無い、過去の積み重ねを捨てるのが勿体無い、後悔し続ける事が勿体無い、無為に時を過ごす事が勿体無い。他人の命すら勿体無い!過去の人々の想いを知らないなんて勿体無い!歴史から学ばないとか勿体無い!時間が有限だから勿体無い!


「最も冷徹で機械的だからこそ、慈悲深く見える」


突き詰めれば、他者の感情を考慮に入れないと不確定要素が無限に増えていく。


始まりはこうだ、難産で産まれ落ちた時には既に臍の緒が首へ絡まり真っ青で息をしていなかった。看護婦だかの努力で息を始めた。では、その前は?戦った人達が居た。 夢や希望・絶望に無情を携えて戦場で散った人達が居た、そして何も知らずに赤紙の対象外になった人も居た。


更に前は?酷く荒れた時代があった。群雄割拠どこもかしこも旗をあげていた、その頃は民草を纏めて城を取って (取り返して?)有力な武将へ庇護求め手土産として持ってった。


もっと前は?統一を目指し争った時代があった、なにぶん[元の宗教が同じだったので]酷い激化はしなかったと思われる。ただし融和しない人々も居り争いへと発展した。この時たいそう活躍したそうな。


人は血によって生まれる、故に過去がありそこへ関わった人も数多く居る。


もしあの時に助けられなかったら?もしあの時に意地でも生き残らなかったら?もしあの時に処断され絶えていたら?もしあの時に目へ入らなかったら?居ない、と判断出来るならばそれだけ関わった人間が居ると言う事!


「過去は必然であり、 未来は未知数である」


今があるのは過去の積み重ねであり、振り返れば必然として見る事が出来る。対して未来はまだ定まっておらず、無限の様な可能性が枝分かれしている。


だからこそ勿体無い。


\\ダァン!!//

バクハツ オチ ナンテ サイテー......!

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