第10話シンの力

「お前、何してる!シンが気絶したら勝てないぞ!」


エロに、和人は言われてハッとなった。


「おい!シン!起きてくれ!」


和人が倒れているシンに呼びかけるが、シンは、ピクリともしない。


「仕方ねー!トモキ!俺と同時に攻撃だ!」


とエロは叫んでトモキと同時にジャンプした。


トモキは、巨人に蹴りを入れてそこをすかさずエロが拳を入れた。


巨人2体の顔面は砕けた。


倒れた巨人は動かなくなった。


さすがトモキとエロ様のコンビネーションだ!巨人もイチコロよ!


トモキとエロが拳を合わせているとその拳が吹き飛んだ。


巨人の頭は再生してトモキとエロの拳を吹き飛ばしたのだ。


2人は気絶した。


その代わりシンが目を覚ました。


シンは、不機嫌そうに和人を睨んだ。


「年寄りを労らないからこんな惨事になるんだ。」


また、モップが巨人に捕まって衣を剥ぎ取られ美しい体を舐め回されている。


シンは、鼻血を噴射させて


「ええの〜ええの〜。」


と呟いている。


和人は、怒りに任せて拳に力をためて振り下ろした。


「ぎゃー!」


と叫んで巨人達は黒い炎に包まれた。


「オーガ!首をはねろ!」


とシンが叫んだ。


オーガが巨人の首をはねてモップを抱き止めた。


黒煙と共に巨人は塵になった。


「という訳じゃあ。」


とシンは、和人に振り向いて言った。


どういう訳だ、エロジジイと和人は思った。


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