第一章 第七十一話【②Well Come to Special-Live【Tokyo-Doom】(②ライブにようこそ【東京ドーム編】)】

1179 東京ドーム内の感想

 第一章・第七十一話『②Well Come to Special-Live【Tokyo-Doom】(②ライブにようこそ【東京ドーム編】)』が始めるよぉ♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


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 071【②Well Come to Special-Live【Tokyo-Doom】】


 『さっきの話も、まだ完全に吹っ切れた訳じゃないけど。やると決めたらやる!!それが私の生き様だ!!』


 なんて偉そうな事を言っちゃってますけど。

実は、ちょっとした事で、直ぐにヘニャって成っちゃうメンタル弱々な眞子です。


でも、今回に限っては、いつまでもそう言う子供染みた感情を持って臨める様な生ヌルイ場面じゃないのも事実。


なんと言っても、これから【奈緒グリ】の東京ドーム・ライブのリハーサルを、お手伝いしなきゃ成らないんだから。

いつまでも、さっきの出入り口の事を引き摺ってる場合でもないし、そんな情けない姿を奈緒グリの皆さんに見せても鬱陶しく思われるだけでしかないんだから、さっきのダメ知り合いの件は、一旦、心にしまいこんで保留する事にした。


それで、まずは目の前にあるリハに集中するのが一番大切な時間だと思う。


俗に言う、どれだけ私のメンタル面がへちょくても、思考の切り替えが必要な訳ですよ。


……っでまぁ、そんな訳でして。

メンタルの調整をしながらも、関係者以外立ち入り禁止と書かれているSTAFF専用の廊下を抜け。

1塁側のベンチから、初めて東京ドームのグラウンドに足を踏み入れてみた訳なんですが。


その東京ドームのグラウンドに立った感想は……


『広いね』

『大きいね』

『此処が満員に成ったら、きっと凄いんだろうね』……以上。

私からは、そんなチープな感想しか生まれて来ず、特にそれ以外で感動した面はないみたいですね。


だってさぁ。

別に私は、子供の頃から野球をやって来た野球少年や、野球少女じゃない訳じゃないですかぁ。

ですから……

『おぉ!!此処で、いつもプロが試合やってるのかぁ!!スゲェ~~!!』とか『やっと此処まで来たぜぇ!!夢にまで見た憧れの聖地キタ~~~!!』なんて感じで、特別な感情が湧く筈もなく。

グランドに立っても『あぁ此処が東京ドームのグラウンドなんだなぁ』って、表現力するにも乏しい感情しか湧いて来なかったんですもん。


寧ろ、ただの広い会場だと言う認識の方がやや強いかな。

更に言えば、実は、横浜アリーナの時の方が緊張してたりする。


現実は、そんなもんですね。


……って、密かに、そんな風に嫌な事を考えながら。

奈緒ネェと手を繋いで、2人でチョロチョロとステージの方まで行くんだけど……


あぁ……明らかにコッチは凄いね!!


建物であるドームの感想とは全然違い。

ステージを設置してくれてる方々の緊張感が、このステージの近くに立っているだけでヒシヒシと伝わってくるぐらい凄い作りのステージだ。


それに、明日のライブを成功させる為に全員が一丸となって1つの目標に向って汗水を垂らしている、この姿は……堪らないね♪


ライブ前日のこの独特な緊張感って大好きなんですよね。


それにしてもまぁ、緊張感も、そうなんだけど。

豪く大きな特設会場を、このドーム内に持ち込んだもんだね。


だって、だって、ステージを中心に4本の主柱を立てて、そこから枝分かれする様にサブに成る柱を数本設置。

勿論、そのサブの柱には『一体、幾つ有るんだろう』って位の大量なライトが、ステージに向けて取り付けられている。


それで、今、その照明チェックをSTAFFの皆さんがされてるみたいんなんだけど。

これが全部、奈緒ネェ達だけの為にスポットが当ってられたら、当てられた方はどんなに興奮するんだろうね。


考えただけでも、ゾクッっとしちゃいますよ。


後ね、後ね。

コチラも、ステージを中心にしてなんだけど。

ステージから客席に向い、東西南北にコの字型の花道みたいなものが有るのね。

勿論、ある程度の段差をつけて、観客の皆さんが、奈緒グリのメンバーに触れない様には設置してあるんだけど。

この花道モドキを演奏しながら縦横無尽に走り回ったら、さぞかし気持ち良くも楽しいライブを演出する事が出来るんだろうなぁ、なんて事も思い描かさてくれる。


そんで、ステージ紹介の最後に成ったんだけど。

メインになるステージ自体にも、ちょっとしたカラクリがあるみたいで、どうやらこのステージ360度回転するみたいなんですよ。


だから観客席からは、何所からでも奈緒ネェ達の動きがキッチリ捉えられる様になっているみたいですね。


いやはや、これは全体的に凄いステージだね。


けどさぁ。

そう考えたら、このステージを設置するだけで、一体、どれ程の巨額の金額が動いてるんだろうね?


多分、崇秀さん凄い出費だよ。


しかも……これって、確かさぁ。

ウチの文化祭で、奈緒ネェ達が、崇秀さんに手を貸した『報酬』が元に成ってるんだよね?


木・金・土の3日間のライブでしか使わないのに……イカれてるなぁ。


素敵過ぎるよ。


まぁまぁ、そんな訳でございまして。

そんな風に、やや、ステージを見て興奮冷めやらないの私なんですが。

ステージ上に見慣れた【奈緒グリ】メンバーの皆さんの顔を見たら、その興奮も収まってきてホッと一安心してたりします。


ヤッパ、歴戦のライブバンドのメンバー。

纏っている空気からして違うから、この場に居てくれるだけで自然と安心感が産まれてくるんだろうね。


そんな風に思っていたら、奈緒ネェが、皆さんに声を掛けた。


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【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>

そして始まりました 第一章・第七十一話『②Well Come to Special-Live【Tokyo-Doom】(②ライブにようこそ【東京ドーム編】)』なのですが。

マスは、東京ドーム内に設置されたステージの状況を、眞子の目を通して説明させて頂きました♪


ブッチャケ、本編でも眞子が説明した様に、めっちゃお金が掛かってます(笑)


まぁそうは言っても、こんな風に東京ドームでライブをするなら、この程度の出費が重なるのは当たり前の事。

だからこそ、東京ドームでやるアーティストには、それだけの価値がないとライブが出来ない、って話にも繋がる訳ですからね。


さてさて、そんな感じの中。

漸く、此処から奈緒グリのリハが始まる訳なのですが。

そこで『眞子がライブの当日、関係者以外立ち入り禁止区域を歩いてる理由』が明らかに成って行きます。


さてさて、眞子は何をやらかしたのか?


次回からは、その辺をキッチリ書いて行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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