第21話、貴様の体と入れ替えてやる

俺は意識を失ったと思うと次に意識がはっきりとさせたのが暗いどこかわからない場所であった。そしてそこにいたのは死んだはずのダークアースであり、俺に何のようだと思いながら待ち構えていた。



そうしていると貴様のせいで吾輩に勝てる存在などその体が欲しくなったと言って体の主導権を奪いに来たのだ。



勿論のこと俺はふざけるなと言ってそう簡単に奪われてたまるかと抵抗しようとしたけどそこは流石、悪魔の魔族と言うべきなのか良い周到しており俺を封じ込める為にこのダークアースが持っていた体に俺を定着させるつもりらしい。



攻撃したのだけどここは精神世界の一つでありそうなると魔族のダークアースが有利な上に俺はかなり消費をしていたので正直に言えば勝負にならなかった。



これまでの連戦で疲れ切っている俺では流石に勝ち目はなく俺は破れてしまったのだ。そうして目の前で体の主導権を奪われて更に俺をダークアースに入れられてそのまま意識を失った。



次に目を覚ますとそこはいつも見る光景ではなくて見知らぬ光景が広がっていた。恐らく魔王城でも来てしまったのだろうと理解をしてしまった。



鏡を見るとその姿は正しくダークアースになっており俺はやはり体を奪われてしまったのだと悔しい思いで魔法を発動させた。



するとかつては炎と風魔法しか使えなかったのにこの体は雷、土、水魔法が扱える事が理解をして俺が思ったことは唯一である。



もしかしてこの体で出来なかった属性の研究をしたい放題なのではないかと考えて早速、試してみることにした。



その結果、前の体よりも滅茶苦茶に扱いやすくその上に魔力の回復やその潜在能力は桁違いであり何かとそう思うと悪くないかもしれないと感じた。



この体になれば最悪、魔王を監視出来るし敵の内部情報をゲットできるから意外と悪くないかもしれない。



それにあの変態共から逃げれると思ったらそこまで悪い取引ではないなと感じながらさて、怪しまれないように仕事でもしますかと動き始めたけどそこの現状はとても仕事など出来るような秩序はなかった。



いやいや、いくら何でもひどすぎませんかこれでは軍隊などの輸送、兵站など安全と言うか確保も難しい上に内政もボロボロ、これでは魔族たちがいくら領地を獲得しても貧しいままな事に俺は驚きを隠せないでいた。



これでは流石に魔族たちが気の毒だから魔法の研究をしながら内政だけでも豊かにさせるべきだなと考えた。



魔族たちは確かに人間地の敵であるけどこれは人間が悪い気がしてきたのである。人間たちは満足に魔族たちに対して領地や食べ物など生きるために必要なものを与えていないからこれは敵対されても無理もない。



むしろ当然とも言える、逆に言えばこれらを俺が与えて秩序を作れば戦わずに済む方法も見つかるかもしれない。



これはその機会が来たかもしれない、実はゲームオタクでもあると同時に歴史オタクでもあり治水、内政、建築など昔の方法は多く学んでいたからそれを発揮する時が来たとオタク精神が燃え上がっていた。



更に人の為になり平和のためになるかもしれないと思うと大変嬉しくなり俺は一生懸命に取り組む事にしたのであった。



勿論のこと暇な時は裏ダンジョンに向かってまたしてもレベル上げや物資など集め始めた。



何か他のセーブデータを遊んでいるみたいで楽しくなり頑張っていた。



その結果、俺はとんでもない事をしてしまうのだった。いや、熱中になりすぎた俺も悪いかもしれないけど魔族の国が・・・人間の他の国よりも豊かになった上に文明も一番進ませてしまった。



趣味というか個人的に頑張っていたのにここまで豊かになってしまうなんて思わないじゃん。その上に裏ボスも復活して一度、人間たちを石化させて時間を止めさせて国の発展などする時間をくれたのは良かった。本編を見る事ができるからそこは本当に助かったと心の底から裏ボスに感謝をした。



裏ボスも前よりもかなり大人しくなったから良かったのに問題が発生したのだ。問題が裏ボスは黒龍とも呼ばれておりその黒龍は強い雄が好きと言うか相手など結ばれたいと思っていたらしく俺がそれに当てはまってしまって大変な事になっています。



求愛されているのだ、しかもあの変態女神エアリスと同じぐらいに変態がいなくなったと思ったのに別の変態が現れて俺はどうすれば良いのだと嘆く事になってしまうのだった。



そうして俺は魔族側の重要な人物になって原作主人公を敵側視点で観察したりコノハちゃんを色々としたりまさかのダークアースとコノハちゃんの奪い合いに発展したりと主人公に対しする試練はまだまだ続くのだった。







後書き

もし宜しければ星などの評価をお願いします!予想以上に人気になればまた続編を書きたいと考えておりますので宜しくお願いします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

魔法オタクの俺が前世からやりたかった魔法を出したら周りから目が一気に変わったですけど 武田勝長 @atkeda

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画