ヨハルドダンジョン Ⅹ
夕食をアリアと食べてるけど?
ジィィィィィイイ┅┅┅
4人が見てる!それもかなり!目がコワイ!
「あの!このヒトは知り合いのアリアって言うんだ、俺を訪ねて来たんだよ」
「アリアと申します、お仲間の方々だと聞きました、宜しくです」
「「「「はぁ┅」」」」
「食べたら獲得品を別けるからね、アミリラの部屋で良いかな?」
「ええ、良いけど┅┅」
「ちゃんと話しなさいよ!」
「オメダのバカァ┅┅約束守らない」
「ウフフ♪アリアさん?宜しくです♪オメダちゃんにはお世話になってますよぉ♪」
「じゃあそう言う事で!」
「では失礼しますね、ウフフ♪」
逃げる様に食堂を出て部屋へ戻った、ヤバイ!コワイ!
なんでだよぉ!仕方ないじゃん!
それからセッセと姫達4人分とアリアのブラジャーを作くったんだ!
ペルリナが迎えに来たのでブラジャーとバッグを持ってアミリラの部屋へ来た┅┅┅┅よし!
ゴクリ┅┅覚悟を決めて中へ入る
いきなりですか?
「ねぇ?あのヒト?知り合いって?どんな?」
「なんか仲良かったよねぇ?」
「あのヒト┅魔力が凄い、オメダの知り合いだから?」
「オメダちゃんはモテるのよねぇ?あのヒトは凄くオメダちゃんが好きなのね?ウフフ♪同じ目をしてたわぁ┅」
責めてる? なんで?
「彼女は知り合いです!それ以上もそれ以下も有りません!それと!彼女は明日の朝リビラ町へ行くって、ちょっと俺の様子を見に来ただけなんだよ、じゃあ獲得した品を別けるとしよう」
「そうなんだ┅┅ふぅ~ん」
「まぁ良いけど┅」
「納得?で良いのかな?」
「今はそれでねっ♪ウフフ」
「別けてバッグに入れといたけど魔力を流せば登録が済むから、そしたら中身が分かるよ」
「もしかして!これってマジックバッグじゃない!」
「そんな貴重品!駄目よ!」
「オメダ金持ち、良いのかな?」
「まぁまぁ、ホントに良いのぉ?」
「そのバッグは俺が作った奴なんで遠慮しないで良い、容量は100×100の小さいのだから、時間停止も付けといたからね、便利なのが良いから」
「100×100って!本当?作ったの?┅┅」
「魔法陣を使って?そんな事も出来るの?」
「ズルイ!オメダばかり、私も同じ様になりたい!」
「流石ねぇ、有りがたく貰うわ、大事に使うから♪」
「獲得したの均等に別けたよ、量が多かったから、それで良かった?」
「「「「異議な~し!」」」」
「それと、これから話す事は大事な話しだけど┅┅みんなはアミリラの事は全部知ってるんだね?」
「ええ、仲間と言うより家族みたいなモノよ」
「だからこうしてるのよ、全員各々の事は共有してるの」
「「ええそうよ」」
「じゃあ問題無いね、アミリラの判断に任せる、これをどうするか?決めてくれ」
トンっとエリクサーと世界樹の実を出した┅┅┅みんなポカ~ンとしてる?
「赤いポーションなんて?初めて見るわ┅┅」
「これは何かの実?」
「それはダンジョン40階層ボスのドロップ品エリクサーとそっちは世界樹の実だよ」
「「「「ええぇぇぇぇええ!」」」」
「エリクサー┅なんで?40階って?」
「実は42階層のドラゴンが見たくて行ってみた、そしたら40階層でドラキュラがそれを落としたんだ、それと世界樹の実は田舎で貰った奴ね」
「ドラゴンを見たかったぁ┅┅そんな理由?」
「ドラゴン倒したの?ねぇねぇ!どうなの!」
「待って!良いから待って!」
「アミリラ?」
「みんなは少し黙っていて、これは私とオメダとの話しなのよ」
「「「わかった」」」
「このエリクサーをくれるって?どうして?聞いたでしょ?凄く高いのよ?とても私には払えないの、そしてこの世界樹の実もよ、凄い物よ?アナタは私にどうしろと言うの?奴隷?性奴隷になるしか無いじゃ無い!」
「それはたまたま得たものだ、世界樹の実は前から持ってた、そしてたまたま仲間になったアミリラが必要としてる、じゃああげないと駄目かなと思ったんだ、困ってる仲間に少しでも助けになるなら良いじゃないかってね」
「そんな簡単に思えるの?」
「現実はそうなんだよ、俺にはエリクサーなんて必要無いし、その世界樹の実も普通に食べるだけだもん」
「食べる?普通に?エリクサーも必要無い?アハハ!何言ってるの!誰もが欲しがる物よ!一財産!イエ!それ以上の価値が有る物よ!それを!」
「だってそうなんだもん」
「ちょっと良いかな、アミリラ?」
パシィーン! ぇ!叩いたの?
「何を下らない事を言ってるの!彼はアナタが必要としてるから差し出してるの、それは仲間だからよ!有りがたく貰えば良いの!ごちゃごちゃ言わない!」
「ルルエラが言う通りよ、オメダちゃんはアナタのお母さんの事を聞いた時に決めたのよ、渡すタイミングを待ってたんでしょうね、アミリラ?貴女は彼を信用してるんでしょ?自分を責めないの!お馬鹿ちゃんなんだから♪」
「ねぇ?オメダの奴隷、性奴隷ってのは良いかもよ?アハハ!」
「何を言ってるだい?シャハナちゃん?後でお尻ペンペンだよ?」
「え~!じゃあパンツ剥がすの?生尻?それともハダカ!」
「バカ言わないの!お尻だけだよ!って┅コホン┅冗談はさて置き┅┅お母さんの治療にはポーションの方が良いかな?飲ませ易い、世界樹の実は絞らないと駄目だから、でも両方貰って欲しい、もしもの事が有るかもだから、治ると良いからなぁ」
「ありがとう┅┅オメダ┅┅グスッうわ~ん!ありがとう!ああ~ん!」
「泣いたねぇ?」「泣いたぁ」「泣くわよねぇ♪」┅┅┅「俺が悪いの?」
ひとしきり泣いて目元が腫れてるが、まぁ落ち着いたので話を続ける
「明日からちょっと出掛けるんだ、2、3日宿を空けるよ」
「アリアさんと行くの?」
「違うよ、俺は田舎に戻らないと、ちょっと不味いんだ」
「田舎?遠いんでしょ?」
「俺はまぁ、転移で行けるから、用を済ませたら戻るよ」
「それなら私も実家へ行くわ、早くこれを飲ませたいの」
「私達も一緒にいくよ」
「実家はどこなんだい?」
「隣のハーネル侯爵領よ、馬で飛ばせば10日くらいかな?」
「10日┅┅じゃあ転移で送るよ、その方が早いし安全だから、俺はその侯爵領から田舎へ行けば良いし、それで良いかな?」
「そんな事が出来るの?凄いのね、これじゃあ益々好きになるじゃないの┅┅」
「「「オメダが好き!」」」
「アハハ、はぁ┅ありがとう、あっ、じゃあ明日だね?」
「ありがとう┅チュッ」 えっ!
「あ~!私もチュッ!」ええっ!
「┅┅┅チュッ!」アンタもかい!
「まぁまぁ♪みんなオメダちゃんが好きなのねぇ、私も┅チュゥウ!ポン~う~ん大好き♪
コラコラ!アレを掴むな!
好き┅┅┅かぁ~はぁ~若い時に言われたかったものだ┅┅┅本当は爺ぃなんだよおぉ┅┅┅
皆が寝静まった夜中にダンジョンへと向かった、話をつけに!
部屋に魔法陣を展開する、30階層の転移陣へと出て、その陣に順に階層を下げて行く、すると85階層で止まる行先、85階層が最下層なんだな┅┅100とか言ってなかったか?
まぁ良いっか、行けば分かる、そして転移する、85階層┅┅
まぶしい!┅┅┅┅
『侵入者!侵入者!排除!排除!侵入者排除せよ!』
なんだあ!うるさい!ボリュウームを下げろよ!
眩しさに少し慣れた?のか?
なんかいる?魔力をビンビン感じるんですけど?
【ダンジョンガーディアン】
ヨハルドダンジョンを守護する騎士 ダンジョン最強! 剣は不壊の魔剣 鎧はミスリルとアダマンタイトの合金 魔法攻撃無効 物理攻撃無効 闇魔法を使う
そうだよなぁ┅そりゃぁダンジョンコアが無防備な訳無いかぁ┅┅
この警告音が管理者だな、侵入者ねぇ┅確かに決まりを無視の狼藉者だよ!ガーディアンとやらを始末すれば話が出来るんだな!
やって殺ろうじゃ無いか!クソッ!穏便に話せると思ったのに!
【魔剣 ネグロッティ】あのドラキュラのだ、コイツで相手しよう
行くぞ!騎士さんよお!
身体強化!光結界を身に纏う!
向こうも攻めて来る!
それを受けるとカキァーン!と甲高い音が響く!
目に見えない速さで打ち合う様は互角!しかし!鎧に当たっても火花しか飛ばない
魔剣同士だと分が悪いのか?
ならば聖剣なら?行けるか?あのダサ~イ【聖剣アンダバル】┅┅┅┅┅大丈夫?かな?
聖剣を認識したガーディアンは動きが鈍くなる?
魔剣を合わせようとしない、凄く嫌ってる?ギリギリで交わすが打ち込んで来ない、これは?多分だが?あの魔剣が嫌がってるのか!
仮にも聖剣だもんな!フフフ♪じゃあ鎧も斬れるのか!
おっと!油断したぁー!
ガーディアンの闇魔法が襲う!
【ダークネスウォール】!まがまがしい闇の壁が立ちはだかり向かって来る!
しかぁし!光結界がバリバリバリー!と壁を破る!聖剣でぶった斬る!ガーディアンは何時の間にか距離を取ってた!
じゃあ此方もお返しだぁ!
【グラビティクラッシュ】!
ピシッ、ピシッ!ビシュッ!
ガーディアンが重力で潰されて行く!地面も重圧でヒビが走る!
クレーターとなってそこに無惨にも押し潰れたガーディアン┅┅
『ガーディアン敗退 ガーディアン敗退 完全降伏!』
ふぅ~おわったか┅┅完全降伏?
話せる訳だな、コイツ?霧にはならないのか?う~ん?
『降伏します あなた様がマスターとして登録されました!』
「お前が管理者なのか?」
『ハイ 管理者No51です』
ナンバー?この世界じゃ使わないよな?番号だよな?
「ナンバーってこの世界の言葉じゃ無いぞ?」
『ダンジョン管理者は神が造られた だから管理者は全てNoとなる
管理者はマスターに従う使命を受けている ヨハルドダンジョンはマスターの指揮下 どうぞ指示を』
なんだよコイツ、サイボーグ?ロボットだな┅┅しかし┅┅ノッペラ坊って!ゴーレムと同じ!
でも手足とか身体の造りはヒトだな?滑らかに動いてる
でも話し方は古いロボットなんだよなぁ┅┅冷たい感じ
「お前はそのぉ?意思とかあるのか?思考とかも?」
『プログラムされたのはダンジョンの記憶 魔物 植物 生き物 この世界の事象はインプットされている 全てのダンジョンは繋がっている ダンジョンは┅ピィー コアの┅ガーピィ! ガガッ ビィビイ!ビーィ!┅┅┅┅┅┅┅』
コワレタ!ヤバイ!ヤバイ!
どうすんだ!
ガラクタ管理者がガシャガシャと崩れ動かなくなった┅┅
あ~あぁ仕方ない┅┅コアは大丈夫だろうか?管理者不在って!
これはラファさんに助けを!お願いします!タノンマス!
『とんだ尻拭いでしょうか? 主!勝手ばかりを!そもそもなんで階層を飛ばすのです! 決まりとか掟とか有るのですよ! 掟破りでガーディアンを潰しマスターになるから管理者がショートしたのです! もうこの管理者は駄目
使い物になりません! コアに頼んで下さい 出来ればホムンクルスを呼ぶように! 良いですか!主しか頼めないのです! 』
俺しか?┅┅マスターだから?はぁ┅面倒くさ!でもやらなきゃ不味いよね?ハイハイ┅┅
「コアさんや?管理者の新しいのをお願い!出来ればホムンクルスとやらを!それでそのぉ、出来ればこう、見た目の良いのをタノンマス!ノッペラ坊とか要らないですから、見映えの良いのを1つ!お願いしま~す!」
あっ!魔力!ゴッソリ取られた!
クソッ!あ~!これで良いのか?一応頼んだぞ、そこのコアがどうにかするのか?
『まぁ見てればコアが判断します
それにしても┅┅┅なんかふざけてません?ア・ル・ジ !』
なんか怒ってます?ラ・フ・ァ・さん?
『┅┅┅┅┅┅┅┅┅』
あっ!これはマジ!マジだ!
ヤバァ!ごめんなさい!
シュ~ル シュ~ル シュ~ル
シュウ~ シュウ~ ブワ~ン!
なんか白いモヤだらけだぞ?大丈夫なのか?ゴホッゴホッ┅┅
なんだよこの煙り!変な匂いスッゾォ!このぉ!
バタバタとモヤを叩く、段々と晴れてうっすらと何か見える?
ヒトの形?これが新しい管理者なのか?ドレドレ?見て神是よう!
『マスターのご命令で新しい管理者を召喚致しました、初めまして、ヨハルドダンジョンのコアです、マスターから管理者へ指示をお願い致します』
「コア!話せるのか?」
『マスターの魔力とマナを得ました、話せる事になりありがとうございます』
「やっぱ!ぶん取るんだな?取るなら少しはなんか言ってからにしろよ!ドイツもコイツも!それで?コイツは┅┅┅なんなんだ?」
〖マスター?でしょうか?この身を召喚命令された┅ご主人様┅〗
はあぁぁあいぃぃいい!
おかしいだろ!なんでハダカの少女?否!乙女?イヤイヤ!
┅┅┅┅これがホムンクルス?
人造人間なのか?┅┅┅┅スゲェ
『どうにかホムンクルスを使わせたようですね これでこのダンジョンも安泰です 後は主が好きに為さると宜しいかと? しかし? 望んだのがこれですか?主?┅┅┅┅┅┅┅┅┅やれやれ』
俺が悪いのか?その言い方!良い加減でスミマセンでした!
ホムンクルス 人造人間 神の手に依って造られし産物 ダンジョンは神の試練として出現する
それ故 神の意向が強く反映される 摩訶不思議な出来事が多いのもその為 ダンジョンはこの世界に取って必要不可欠な存在である
確か本にそう書いてあった、ホムンクルスって管理者だったんだ、だから精巧なんだな┅┅
〖コアからの情報と他の管理者からの情報が全て入力されました〗
勝手にやってるのね┅しかし?この管理者ホムンクルス、女型だけど無性なんだな、股がツルツル┅┅おっぱいは好みの豊かさ、顔も綺麗な顔立ち、鼻が小降りで高い、でも髪が青髪って┅┅責めて茶色の方が?
まぁ白い肌に似合ってるかぁ
美人さんだし、おっぱいも綺麗な物だ、全然色気は無いけど┅┅
それと無表情なんだよ、コワイぞ!綺麗な分冷酷感半端ねぇ!
「あのぉ、今のこのダンジョンなんだが、魔物がむちゃくちゃなんだよ、そこでだ、ドロップ品と宝箱をもっと多く出して欲しい、ドロップ品に関しては今より良い物を、宝箱は出る頻度を多く、勿論良い物を、そうすれば魔力消費するだろ?階層も中途半端に85階層じゃ無く100階層にしたら?かなり安定すると思うよ」
〖承知しました、コアの魔力範囲で指示に従います、前任者のシステムを変えました、新しいシステムを発動します〗
『100階層迄拡げるならば魔力消費が多く必要です、余分な魔物を回収致します、過去の仕様に近い魔物放出を実行します』
「良かった┅┅これで多くの冒険者が攻略に挑むだろう、旨味を与えるやり方が冒険者には向いてるからね」
〖マスターから学習しました、間引きと階層攻略はその様に配します〗
「そのなんだ?お前と呼ぶのもなぁ┅┅Noとか可哀想だし┅┅名前を付けとく?コアも?」
〖管理者には名前は有りません、当然コアもです、強いて言えばヨハルドがコアの名前に当たります〗
「それじゃあ無いのも同じだよな、う~ん?管理者はノアでコアにはコスモとかどうだろう?」
〖ノア┅┅┅┅ノア┅┅登録されました、管理者はノア!〗
『コスモ┅┅確認しました』
グァ~ァ! グラグラ!
うわぁー!地震! あっ!なんだと!又かぁ!取られるぅ!クソッ!
取るな!あ~ぁ┅はぁ~力が┅┅
『バカですか?ええ馬鹿です!なんで名を与えるのですか!そうなるのは明白!懲りませんね?ア~アッア~もう知りません!覚醒したじゃ無いですか!このぉ!知らない!馬鹿ぁ!プンプン!』
管理者ノアは光に包まれる、そして金色に発行して姿が変わって行く、髪は茶色に┅┅ジョウが頭で描いた姿に┅┅
コアのコスモも発光
して金色に輝いてる、その時にダンジョンが激しく揺れ地震が起きたのだ
覚醒したダンジョンコアと管理者がどう言う事になるのか?ジョウはその事に気付いていなかった┅┅┅
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