すれ違う二人
@tazi-d
第1話 私が好きな人
私の名前は中川紗季。小学6年生。
田舎の小学校に通っており、山と海に囲まれて育ってきた。私たち6年生のクラスは25人しかいない。
私は、クラスの男の子田嶋遥希に恋をしている。
田嶋遥希は、自分から目立つタイプではないがクラスのみんなから好かれており、私のように遥希を好きな女の子は少なくない。ただ、本人は恋愛には疎く、全くモテてると思ってない。いわゆる鈍感男。今までもアプローチした女の子はたくさんいるが全く気づいていない。
私達の小学校は3つの区域に分かれており、私と遥希は同じ区域に住んでおり、電車で通学している。元々は学校の近くに住んでいたが、小学4年生の頃に遥希が住む区域に引っ越した。その頃は、遥希とはあまり話したことはなく、好きな気持ちも全くなかった。
ある日、こども会があるので参加してほしいと言われた。子ども会では同じ区域に住む小学1年生から6年生が集まり、交流していた。私は、引っ越しをして初めての子ども会。同級生は私合わせて3人しか居らず、他の学年の子は全く知らない人ばかりで緊張していた。すると、「紗季、子ども会一緒に行こう」と遥希が声をかけてくれ、他の子に一緒に挨拶をしてくれ、そこからみんなと仲良くなった。
その頃から遥希のことが好きになったが、今はなぜか距離を置かれている。
すれ違う二人 @tazi-d
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。すれ違う二人の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます