35歳おじさん達による異世界散歩

第28話 クレリックのエリカ

第二十八話　転生者エリカ

奥の扉を開けて進むと、足元の花畑で祈りを捧げる少女の姿が！

彼女がエリカ様ですと衛兵より、紹介されますが、その隣に立つ偉そうな男性もいました。

上司はまっすぐに3人を見つめながら、厳しい声で言いました。

上司: 「この教会では、エリカは非常に重要な役割を担っています。彼女は私たちの希望であり、信仰の象徴です。君たちが彼女をパーティーに連れて行くなら、責任をもって彼女を守ってくれますね？」

リュウは少し緊張しながらも、深く頷きました。

リュウ: 「もちろんです。我々は全力で彼女を守ります。彼女の神聖な力は、私たちの冒険にとっても重要です。」

上司はリュウの言葉に一度頷いた後、エリカの方を向きました。

上司: 「エリカ、あなたはもう決意しているのですね？勇者パーティーに参加するということは、危険な旅に出るということです。」

エリカは静かに微笑みながら、しっかりとした声で答えました。

エリカ: 「はい、私はクレリックとして、神聖な力で皆さんをサポートします。信仰を持って、皆さんと共に戦います。」

上司はその答えを聞いて、少し表情を和らげました。

上司: 「なら、もう何も言うことはありません。エリカ、あなたがこの教会を代表して彼らを導くことを期待しています。君たちも、彼女の信仰を裏切らないようにしてください。」

ケンタとユヅキもリュウに続いて頷き、エリカに対して敬意を示しました。

ケンタ: 「よろしくお願いします、エリカさん。」

ユヅキ: 「共に戦いましょう。」

エリカは皆に向かって微笑みながら、しっかりと頷きました。

上司:「これより、教会地下にあるダンジョンへ潜ってもらう！そこで4人の勇者パーティーとしての試練を受けてもらう！」