第七章 新たなる旅

 わしの死後の話をしよう。

 キルケーの体から切り離されてから、わしは五感のいずれも完全に失われた。思念体か、あるいは魂だけの存在になったようじゃ。

 真っ暗で何も見えず、聞こえず、匂わず、そして感じずにいる中、わしはどこかへと導かれるように移動を始めた。決して自ら動いたのではない。何者かに物理的に引っ張られたというわけでもない。ただ、どこかへ移動しているという確かな認識だけが残っていたのじゃ。

 一つの認識以外に何も感じられない不思議な心地が続いた。しばらくして、どこからともなく梵鐘の音が聞こえ、わしの移動しているという認識は塗り替えられる。

 自力で動いてみようとすると、アグラオニケだったときの手足が備わっていた。ぺたぺたと体中を触ってみると、どうやら胴も頭も残っているらしい。服装も死ぬ前と同じジャージ姿のままじゃ。熊が冬眠から目覚めたかのように、すっかり重たくなった体を起こして立ち上がり、わしは未知の場所を見渡した。

 梵鐘の音は相変わらず鳴り響いていたが、どこを見渡しても実物は見当たらない。空には霧のようなものが立ちこめ、春風のように暖かい風が頬を撫でる。足元には淡い桃色の雲が果てしなく広がっており、うまく走れなさそうなくらいふわふわとした踏み心地じゃった。

 雲に沈みこんで落っこちやせんかと、わしが試しに踏みしめてみようとしたところ、ふとあることに気づく。生前と違い、わしの体が透明になっていたのじゃ。確かに体はあるが、プラスチックのように透けていて、両目を手で覆っても周りの景色が見えてしまうほどじゃった。

 ここはどこじゃろうか。順当に考えるならば、ここは死後の世界、言わば天界で間違いないんじゃろう。しかし、それならばほかの死者がいるはずなんじゃが、周囲には誰一人としておらん。その辺を歩き回ったり声を上げたりしてみたが、霧と雲のみの光景が広がるばかりで、誰かが姿を見せることはない。

 いくら捜し回っても時間だけが過ぎていき、わしは音を上げて雲の上で大の字になって寝転んだ。目を閉じて一息つき、またすぐにまぶたを開ける。ほんの一瞬でしかなかったはずじゃが、わしの瞳には異様なものが映りこんでおり、仰天して思わず飛び跳ねた。

 わしの顔を覗きこむように見下ろしている人間がいる。芸妓のように肌を白く染め、髪を束ねて着物を着た、上品な顔立ちの女性じゃ。まるで気配が感じられんかったが、わしと同じように透けた体と、幽霊のように消えている足を見て、無理もないと思い直した。

 上半身だけ起こして身構えるわしを見て、その女性は制止するように小さな手を広げながら、口を開く。

「驚かせてしまい申し訳ありません。私は日本の神々に付き従う神使の一人です。名前はございませんので、どうぞ神使とお呼びください」

 あまりにも幻想的な自己紹介じゃったが、化け物の類ではないことを知り、わしは身構えるのを止めた。

 神使さまが話を続ける。

「本来、あなたさまは天界の神殿内に送られる予定でしたが、神の手違いで誤った場所に転送されてしまったのです。あらためてお詫び申し上げます。今からあなたさまを神殿にご案内いたしますので、ご足労いただけますか」

 何が何やらさっぱりじゃったが、どうやら神さまたちに呼ばれているようじゃったので、わしは大人しく神使さまの言葉に従うことにした。

 神使さまが振り返り、すうっと水平に動き始める。わしは急いで立ち上がり、その後に続いた。それからしばらく歩いてばかりじゃったので、わしは一言も喋ろうとせん神使さまに後ろから声をかけ、尋ねてみた。

「神使さま。私以外にほかの魂も存在するものと思っていたのですが、誰も見当たらないのはなぜでしょうか? ほかにも、神さまが私を神殿にお呼びする理由がわかりません」

 神使さまが振り返ることなく答える。

「それらは、神々があなたさまのことを高く評価しているためです。本来、生命は死すと、死後の居住地である天国へ向かい、次なる転生のときまで暮らすこととなります。しかしながら、あなたさまのように認められた魂は、どのように転生させるかを慎重に決める必要があります。その審議をするために、神々はあなたをお呼びしているのです」

 あまりにもスケールが桁外れな話に、わしはぽかんと口を開けてしまった。数千年生きていただけのわしがなぜそこまで評価されているのか不明じゃが、神さまに会えばすべてを話してくれることじゃろう。

 その後、一切会話をせずに歩を進めていると、やがて神さまがおられるという神殿に辿り着いた。ここら一帯は霧が立ちこめておらず、その荘厳な佇まいをはっきりと拝むことができた。

 天界のお偉いさんが住むだけあって、まるで竜宮城のように立派で迫力がある。朱塗りされた柱や懸魚の装飾が入った切妻屋根など、神社の建築を彷彿とさせるのは、ここに日本の神さまが住んでおられるからじゃろうか。

 トンネルのようにいくつも並ぶ鳥居を潜りながら、わしらはきれいに磨かれた石畳の道を渡った。やがて、金色の竜が装飾された巨大な門戸の前にたどり着く。門戸は神殿の中にいた別の神使さまたちの手によって、ぎいっと軋む音を立てながら押し開かれた。

 姿を見せた神使さま二人も、微妙な顔立ちの違いはあれど、やはり同じように芸妓と似た姿をしている。先導してくれた神使さまに招かれ、わしはその神使さま二人に歩み寄る。そして、礼を言おうと振り返ったときには、最初の神使さまは忽然と消えていなくなっていた。

 案内を引き継いだ神使さま二人が、これまた何も言わずにわしを奥へ案内してくれる。廊下はヒノキの木材だけの質素な造りで、天井では提灯が所々でひとりでに浮き、仄かに明かりを灯していた。

 何回か階段を上がり、神使たちは大部屋の襖の前で足を止めた。神使さま二人が左右に襖を開け、わしはその先にある光景を見て感嘆の声を上げる。

 この部屋はどうやら大広間らしい。床一面に畳が敷かれ、壁や襖には優雅な松の障壁画が描かれている。そして部屋の奥には、三柱の神さまが大きな座布団の上であぐらをかいて待ち構えていた。それらの姿を目にし、わしは思わず唖然とした。

 てっきり、神使だけでなく神さまも人の姿をしておられるものと思っていたが、どうやら予想は外れていたらしい。目の前にいる神さまは人ではなく、わしや神使さまたちよりもはるかに巨大な動物じゃった。左から狸、狐、蛙の姿をしている。人間の殿さまみたく束帯の装束をしており、見るからに威厳たっぷりな振る舞いじゃ。

「魔女アグラオニケ、こちらへ」

 中央に座る狐の神さまが手で示しながら、立ち尽くしていたわしを呼ぶ。わしは我に返って急ぎ足で向かい、神さまたちの前で一礼をしてから正座した。

「どうやらまた、私たちのもとへうまく送ってやれなかったようだね。慣れないものですまなかった」

 九本の尻尾をゆらゆらと動かしながら、狐の神さまがわしに対して詫び始める。わしは「滅相もございません」と恐縮し、また一礼した。

「早速だけど、本題に入るよ」

 左に座る狸の神さまが、大きなお腹をぽりぽりと掻きながら話の口火を切った。

「君は上等な魂として、ほかの死者たちとは別に呼びだされたんだ。地獄行きにでもならない限り、生物は死んだら転生して、星の安寧と発展に尽くしてもらうことになる。そして、君は力と心の両方が備わった魂として、どの星に転生させるかを慎重に決めるためにここに呼んだわけ」

 なぜ評価されたのかがわからないんじゃよなあと思っていたところ、右に座る蛙の神さまが、ぎょろりとわしに目玉を向けて言う。

「お前さんは、地球のギリシャの神から与えられた魔女としての使命を最期まで全うした。大抵の魔女は私欲に負けて腐っちまったからな。あと、お前さんの人目を避けて陰ながら魔法を使う判断を、俺らは賢明だったと高く評価している。お前さんはさぼったとでも思っているようだがな」

 まさかここまで手放しで褒めてもらえるとは思わず、わしは柄にもなく口元を緩めて喜んでしまった。狐の神さまがわざとらしく咳払いし始めたので、わしは口を結び、蛙の神さまの話を聞くのに集中する。

「そんなお前さんを、どの惑星のどの星に、どの生物として転生させるかをまだ決めかねている。俺としては、衣食住すらままならないような星で開拓をしてもらいたいんだが……」

 狸の神さまがぽんぽことお腹を叩きながら反論した。

「いや、むしろ地球よりも文明が進んだ星に転生させるべきだよ。そういう星をさらに発展させるためには、より優れた魂が必要になると思わない?」

 蛙の神さまが鳴き袋を膨らませながらげこげこと言い返す。

「俺はむやみに文明を発展させるべきではないと思うがな。その結果、星を破壊したり侵略したりといった事例が後を絶たないじゃないか」

「それを、彼女みたいな良識ある者に先導してもらうんじゃないか。君のほうこそ、何もない星を発展させるくらいはおおよその者でもできることだと思うけどね」

「何だとお!」

 今にも取っ組み合いを始めそうな二柱の神さまを、間に座る狐の神さまが宥めた。

「まあまあ、双方の言い分も理解できるものじゃないか。私としては、どちらの星に転生させても十二分に活躍してくれるものと思っている。まずは、発展の見込みがある星を数百個ほどに絞ってみるべきかもしれない」

 狐の神さまの意見に納得したのか、二柱の神さまもうなずき、喧嘩を止めた。

 神さまたちが分厚い巻物を取りだして広げ、あれでもないこれでもないと言い合っている中、わしはこれからのことを考える。

 こうして神さまたちにお褒めいただき、次の転生先を思慮していただけるのは、この上なく名誉なことじゃ。ここまで期待してくださる神さまたちのためにも、転生後は命を燃やして責務を全うしようと思う。

 じゃが、その意志を曲げようとする唯一の心残りがあった。死別してしまったなこたちのことにほかならん。

 もしわしがほかの星に転生すれば、なこたちとの再会は難しいものとなるじゃろう。それどころか、転生の際になこたちとの思い出の一切を忘れてしまうかもしれん。

 なこたちとの再会を諦める覚悟があるかと自問したとき、わしはすぐに肯定することができんかった。いや、絶対に嫌じゃった。心の奥底で、まだなこたちと一緒にいたいと未練がましく願っておる。

「魔女アグラオニケ、浮かない顔をしているね。どうかしたかい?」

 わしの様子に気づいた狐の神さまが、議論を中断して尋ねてくる。わしは唾を呑みこみ、意を決して口を開いた。

「地球にもう一度転生させてほしいです」

 わしの要望があまりにも意外じゃったのか、神さまたちは唖然とするばかり。それでも構わずに、わしは言葉を続ける。

「私は家族の願いを叶えるために、家族に何も言わず命を絶ちました。それを知った家族たちの悲痛に満ちた顔が、今も目に焼きついて離れないのです。私は、家族の幸せを見届けるという責務をまだ果たせていません。だからどうか、もう一度地球に行かせてください」

 土下座をするわしに、神さまたちはしばらく言葉を失っていた。

 今の申し出で、神さまたちはわしに呆れて見切りをつけたかもしれん。ほかの者たちと同じように天国へ送りつけるどころか、無礼者として地獄へ突き落とすことだってありうる。

 腹を括って待ち続けていると、やがて、狐の神さまの優しい声が返ってきた。

「転生は、星々の発展を願う神々の意思で行い、そこに死者の思惑や願望が介入することはない。だが、私はこうとも考えている――これまで神命を忠実に遂行してきた君に、何の褒美も与えずに服従させ続けるべきではないのではないか、とね」

 土下座を止め、今度はわしのほうが唖然としてしまう。蛙の神さまと狸の神さまも、目を合わせてにこりと笑い、狐の神さまに続いて言った。

「これに関しては俺たちも同意だ。地球はまあまあ発展した星ではあるが、悪しき者たちによって滅ぶ危険がはらんだ星でもある。そういう意味でも、お前さんを地球に向かわせるのは悪くない案だ」

「君の場合、数千年も僕たちのために働いてくれたわけだからね。そのぶんのボーナスと思えば、地球に向かわせるくらい安いものさ」

 わしは、自分の切実な願いが受け入れられた事実を噛み締めた。もう一度なこたちに会える。そう思った途端、わしの目からぽろぽろと涙があふれでた。魔女として生きた数千年を含めても初めての涙じゃ。羞恥心が湧いたが、それよりも再会できるうれしさのほうが上回り、わしは人目もはばからず両手で顔を覆いながらむせび泣いた。

 手にしている笏をもう一方の手の平にぽんと打ちつけ、狐の神さまは言う。

「そうと決まれば、早速ほかの神さまたちに話をつけてくるとしよう。正式に認められたら、すぐにでも君の転生を始めることにする。君は先に魔法陣の前で待っていてほしい。私がそこまで送り届けよう」

 わしが魔法を使っていたときと同じように、狐の神さまがぶつぶつと呪文を唱え始める。詠唱はあっという間に終わり、狐の神さまが笏を一振りすると、わしの体はふわりと浮かび上がり、視界が歪んで渦となった。しばらくして、酔いそうになるほどの渦が治まると、わしの体は元の重さを取り戻し、板張りの床に叩きつけられた。

 うなされながら起き上がり、辺りを見渡してみると、そこは古びたヒノキの板で囲まれた薄暗い部屋の中。外から光を取り入れるための窓もなく、光を放つのは、奥に安置された神具の数々を照らす灯篭と、中央に描かれた魔法陣のみじゃ。

 その魔法陣は、わしの体一つですら入りきるか怪しいほどに小さなものじゃった。しかしながら、わしも思わず唸ってしまうほどに、線や文字が精密に描かれていた。

 これが天界と下界をつなぐ魔法陣だとするなら、一分一厘の狂いすら許されないのもうなずける。おそらくはこの上に立ち、神さまのご加護を受けて転生することになるんじゃろう。

 神さまの言いつけどおり、わしは部屋の隅っこで体育座りをしながら、神さまたちが戻ってくるのを待った。ぼんやりと魔法陣の光を見つめるのは、何だか焚き火を眺めているかのようで、心が落ち着いた。

 しばらくして、不意に床の軋む音が聞こえてくる。音のしたほうを見てみると、先ほどの神さまたちがいつの間にかやって来ていた。

 すっくと立ち上がり、どうじゃったかを尋ねようとするわしを、狐の神さまが手を突きだして制止した。そして、にこりと笑って言う。

「ほかの神々からも許されたよ。君の望みどおり、君は地球へ転生することとなる」

 わしはほっと胸を撫で下ろした。このかたがたがわしの神さまでかったと心から思った。

 何の生き物になるのかも尋ねてみたが、それは転生してからのお楽しみとひた隠しにされてしまう。天国で羽を伸ばす気もなかったので、わしは早速魔法陣の上に立ち、転生の準備を始めてもらった。

「肩の力を抜いてリラックスだよ。転生者の気の乱れが少しでもあると、転生というのはうまくいかなくなるものだからね」

 狸の神さまが指示するとおり、わしは深呼吸をして、難しい魔法を扱うときのように瞑想を始めた。聞こえてくるのは、足音と神さまたちの声のみとなる。

 ほどなくして、キルケーの体から離れたときと同じように、視界が黒くぼやけ始めた。それを受けて、わしは神さまたちの魔法が順調に進んでいると理解する。

 神さまたちが汗だくになりながら詠唱を終えると、魔法陣の光が一段と強くなり、わしはその光に呑みこまれた。黒くぼやけた視界と眩い魔法陣の光でほとんど見えなくなったので、わしはお礼を言わねばと声を上げる。しかし、わしの喉はすでに消えかかり、声が出てこなかった。

 まだ体のほうは残っていたので、わしは声を上げるのを諦めて深く一礼する。神さまたちの激励する声がかすかに聞こえた気がしたが、やがてそれも聞こえなくなり、視界は光をかき消すほど真っ暗になった。

 天界に向かっていったときと同じく、わしはあらゆる感覚を失った。残っているのは、何かによってまた移動しているという認識のみとなる。

 わしの新たなる旅は、気が遠くなるほど長く続いた。手元に時計があれば、きっと秒針がその場を行ったり来たりしているに違いない。

 その間、わしはひたすらに願い続けていた。どうか、なこたちと再会するのにふさわしい生き物に転生させてください、と。憶説に過ぎないとはいえ、前世の記憶が消えてなくなる可能性もあるから、せめて家族のことだけは忘れないようにした。思念体となったわしの心の中で、絶対になこたちと再会するという意志の炎を滾らせ続けた。

 やがて、真っ黒だった世界に仄かな光が差しこんでくる。同時に、わしの中で唯一残っていた認識が消えてなくなるのを感じた。

 わしは、新たなる旅の終点にようやく辿り着いたと理解する。さらなる光を求めて、自力で動かせるものをすべて動かしてみた途端、わしは黒世界から解放された。

 そこは、高くそびえ立つ塀に挟まれた薄暗い所じゃった。どうも外にいるらしく、仰向けになっているわしの背中に小石か何かがいくつか食いこんでおる。

 おしくらまんじゅうをしているかのように狭苦しいと思ったら、わしのすぐ隣には生まれたての茶トラ猫たちが並び、すし詰め状態になっていた。しばらく体を洗っていないような臭さが鼻を突く。そして見上げれば、わしらよりも二回りほど大きい大人の茶トラ猫が、寝そべってわしらの枕代わりになってくれていた。

 手で頭を触ってみると、耳がある。頬を触ってみると、ひげがある。手の平を覗けば肉球があり、裏返せば黒一色の毛。尻の辺りを動かしてみると、ちっちゃな尻尾がくるりと曲がり、お腹の辺りまで伸びてきた。

 わしは自分が何者かを理解し、安堵する。しかし、なぜ安堵したのか、理由がまったくわからんかった。つい先ほどまで何か思い悩んでいたような気がするし、何かを熱望していたような気もする。まあ、思いだせんことをいつまでも気にかけていても仕方ない。

 わしは兄弟姉妹たちと一緒になって、母の乳房に吸いつき、生きることに専念した。生きて、なすべきことをなせと自らに言い聞かせた。わしの心の奥底で、いまだ会ったことのない人間たちの顔が、一つの意志とともに浮かび続けておる。

 わしは、なこたちに会わねばならん。

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